ししとう栽培はプランターで簡単にできる!わき芽の取り方と辛いししとうにしない方法とは?

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ししとうはトマトやナス、ピーマンと同じナス科の野菜です。

その中でも特に高温を好むので夏の暑い盛りにも実をたくさん収穫できます。

自分で作ったししとうはとても柔らかく甘みもあって美味しいのですが、時々ものすごくししとうが辛いことがあります。

辛いししとうに当たってしまって口から火をふきそうになったことがある方もいらっしゃると思います。

そういう辛いししとうがならないように栽培方法で気をつけるポイントがありますので育て方と一緒に紹介します。

ししとうはビタミンCやA、E、Kのほか葉酸、カリウム、マグネシウムなどを含んでいます。

栄養豊富なので夏場の栄養補給に是非食べたい野菜です。

さっと茹でて鰹節をふりかけておひたしでもいいですし、天ぷらや煮浸し、油で炒めても美味しいです。

生育旺盛でどんどん実がなって取りきれないくらいになるのでベランダ菜園でのプランター栽培でも育てやすくおすすめです。

ししとうの育て方

トマトやナス以上に高温を好むので、必要な時期に種をまいて苗を育てるとなるとまだ寒い冬の終わり頃の時期にあたることもありよい苗を育てるのは難しいです。

ですからベランダ栽培の場合は数も多くないので苗を買って育てます。

苗は一つ目の花が咲くか咲かないかくらいの大きさのものが苗としての植え付け適期です。

時期は関東で5月に入って気温が十分にある状態で植え付けます。

よく茂り長く収穫を続けますのでプランターは65cm深型で2株、10号鉢で1株を植えましょう。

ししとう栽培は養分もたっぷり必要としますので用土も大事なポイントになります。

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ししとうのプランター栽培の用土

ししとうはたくさんの実を長期間つけるため肥料を多く必要とします。

そのため有機質に富んだ保水力のある用土を用意します。

乾燥しがちな環境の場合は赤玉6、腐葉土4、腐葉土の一部をピートモスやココピートに置き換えると保水力を高めることができます。

用土は植え付け2〜3週間前に石灰を混ぜて準備をしておきますが、配合するピートモスが酸度未調整のものの場合は苦土石灰や牡蠣殻石灰を少し多めに混ぜ込みます。

すぐに作物を植えられる石灰の場合は元肥と一緒に1週間前くらいに土に混ぜればOKです。

植え付けの1週間前に元肥を土に混ぜて用土の準備完了です。

ししとうの植え付け

ししとうは高温性の野菜なので5月に中旬頃に苗を植えます。

温度が低い場合はプランターの土の表面を黒いマルチで覆ったり、苗が小さいうちはビニールをかけたりして保温します。

ししとうの苗に先にたっぷりと水をやって30分〜1時間おきます。

プランターの土に植え付け用の穴を掘ってそこに「水鉢を作る」と言ったりするのですが、水をたっぷり注ぎます。

ししとうの苗をポットからそっと外して穴の中心におき、周囲の土をかけしっかりなじませます。

深植えにならないようにちょうど苗の土の高さとプランターの土の表面の高さが同じになるようにします。

軽く土を抑えて根鉢とプランターの土をしっかり密着させます。

こうすることで根の活着がよくなります。

短い仮支柱を立ててししとうの苗が倒れないように紐で茎をゆるく誘引しておきます。

植え付けが終わったらプランターにジョウロでたっぷり水をやります。

これで植え付け完了です。

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ししとうのわき芽かきと摘果

一番目の花が咲いたら、花のすぐ下の2本の脇芽を残し、それより下から生えてくる脇芽を全て摘み取ります。

残した2本のわき芽(側枝)と主茎を育てて実をならせていきます。

成長の過程で一度わき芽を摘んでもまた同じ場所からわき芽が出てくることがありますので、側枝よりも下から出てくる芽はその後も全て取り除いていきます。

また一番目の花の実は3cmくらいの大きさになったらすぐに摘み取ります。

そのあとに徐々に実がなり始めますが最初の花の次の実が何個かなったものも3〜4cmのうちに収穫してしまいましょう。

こうしてわき芽摘みと最初のうちはししとうの実も早めに収穫してしまうことで株の体力を奪わずに長く収穫し続けられるようにします。

ししとうの収穫

以降はどんどん花数が増えて実がなります。

ししとうの実が5〜6cm程度になったら収穫します。

ししとうの木の枝葉とても柔らかいのでちょっと引っ張ったりしても折れたり枝の分かれ目から裂けてしまうことがあります。

収穫は必ずハサミを使って一つずつ柄のところをカットします。

それからししとうの収穫でものすごく大切なポイントがあります。

とにかく実の数はどんどん増えていきますし、身が大きくなるスピードも早いので、必要以上に大きくなる前に早め早めの収穫を心がけて下さい。

実がなって大きくなればなるほど、中の種が完熟に近づけば近づくほどししとうの木は体力を消耗します。

早めに収穫した方がししとう自体も柔らかく美味しいですから、朝晩こまめにチェックして大きくなり過ぎないうちにししとうの実を収穫して下さい。

それだけししとうの木の体力が温存されますので、長く安定して10月ごろまでししとうの実を収穫できます。

どんなに追肥をしても、木が「なり疲れ」してしまうと実つきが悪くなったり、品質が低下します。

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ししとうの剪定は間引きと必要なら切り戻し剪定もする

真夏になって暑くなってくると、あまり葉が茂りすぎると蒸れてしまいます。

3本のメインの実がなる枝から株の内側に向かって生えているわき芽があまりに茂り過ぎていたら、そのわき芽を間引き剪定して、株の中心の風通しを良くして、日光がよく当たるようにしてやります。

また、ししとうの木がなり疲れしてしまってあまり実がならなくなってきたら今咲いている花のあるところの外側(先端側)でその枝を切り戻し剪定します。

枝を整えたら、その時に肥料の追肥も忘れずにしておくことで、その後9月ぐらいからまたししとうの実がたくさんなり始めます。

辛くないししとうを収穫するために

ししとうが辛くなってしまったものは猛烈に辛いですよね。

まるでロシアンルーレットのようで、ほとんどのものは辛くないのに、たった一個のそれに当たってしまうと涙が出るほど辛いししとう。

ししとうが辛いのは、水を切らしてしまったり、肥料が足りなかったりしてししとうの木にストレスがかかることで実が辛くなります。

ですから特にししとうのプランター栽培をする際は水やりには注意して水を切らさないよう、表面の土が乾くか乾かないかくらいのタイミングでたっぷり水をやって下さい。

ししとうの苗の植え付けの時もしっかり水鉢を作ってから植え付け、植え付け後もたっぷり水をやるのはそのためです。

追肥も3〜4週間ごとにあげることを忘れないようにしましょう。

また大きくなりすぎると辛いししとうになる確率が高くなりますから、そういった理由からもなるべく5cmくらいの大きさになったタイミングを逃さず柔らかいうちのししとうを収穫しましょう。

最後にもう一点、収穫した後のししとうはさっと洗ってポリ袋などで密閉して水分が蒸発しない等にして冷蔵庫にしまっておくと結構長持ちします。

ただし、長持ちして萎れないけれど冷蔵庫の中に長期間ししとうの実を置いておくと、ししとうの実にストレスがかかるのでしょう、収穫してすぐに食べた時は辛くなかったのに、同じ時に一緒に収穫した残りのししとうの実を冷蔵庫に入れておいたものを食べると結構な確率で辛いものがある、という状態になる可能性があります。

香りも採れたてのししとうと時間が経ったものでは少しだけですが変化してきます。

冷蔵庫に保存しなくても次から次へとししとうの実が収穫できてきますので、収穫したものは採りたての新鮮なうちに食べきるようにすることをおすすめします。

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ししとうの収穫終わりの時期

ししとうはしっかり育っていて水やり、肥料やりがうまくできていれば10月くらいまで実を収穫することができます。

そのままいつまでも実がなり続けて11月になっても赤くなったししとうの実が木にぶら下がったままという状態のししとうの畑を見たことがあります。

場所に余裕があって、かつうまく育てられてギリギリまでししとうの実がなるのであれば最後まで収穫したいところですが、次に植えるもののためにプランターをあけたいと思う場合には、秋冬のほうれん草や小松菜など冬の野菜の種まきや苗の植え付け時期から逆算して、少し早めにししとうの株を撤去してもよいでしょう。

慣れてくるとプランターをローテーションさせての年間の作付け計画なんかも自然に出来上がってくると思います。

一つのプランターでも春から夏にかけてと秋から冬にかけての2期ありますし、例えばラディッシュみたいに栽培期間の短いものだとさらにプランターで何度も種まきから収穫までを楽しむこともできますから、効率よくうまいタイミングでプランターをローテーションさせて、色々なものを栽培するのを楽しめたらいいですね。