イチジク(無花果)の挿し木は初めてでもよく育つ!挿し木・発根・植え替えの時期とは?

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イチジクの挿し木は成功率がとても高く、成長も旺盛なので初めての方でも楽しみながら苗木を育てられます。

イチジクの挿し木用の挿し穂の写真付きで挿し木の方法を紹介します。

写真の挿し穂のイチジクの品種はずっと気になっていたバナーネ(ロング・ドゥート)とビオレーソリエスです。

比較的新しい品種の中でも美味しいと人気の品種。

なぜ挿し木しようと思ったかというと、イチジクに限らず新しい人気品種の果樹苗は買うと値段も高いので、少し時間はかかりますがイチジクの木を剪定した時に出る枝を分けてもらって挿し木から育てることにしました。

イチジクの少し珍しい品種の枝も分けてもらいました。

夏秋収穫できる少し小ぶりで果肉の赤が鮮やかな、美味しい品種だそうです。

もうワクワクが止まりません。ひたすら楽しみです(笑)

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イチジクの挿し木は初めてでも簡単にできる

イチジクは生命力が強いので挿し木からよく育ち、簡単に増やすことができます。

イチジクの挿し木の成功率は90%以上と言われ、慣れていればほぼ100%に近い確率で発根させることができます。

挿し木のよい点は親と同じ品質の木を育てることができること。

イチジクは毎年剪定枝が出ますので、挿し木するための挿し穂も譲ってもらいやすいという利点もあります。

よい実がなる木の剪定枝で挿し木をすれば、同じイチジクの実を収穫することができます。

イチジクを長く鉢植えで育てているとそのうち実つきが落ちてきたり、大きくなってこれ以上は置き場に困る、というふうになってきたりするので、挿し木して新しいイチジクの若木を養成すれば同じイチジクの木で途切れることなく上手に世代交代させることができます。

イチジクの挿し木は冬の剪定枝を利用

イチジクは毎年11月以降の冬の休眠期に剪定をします。

この時、切り落とした枝を挿し木として利用します。

イチジクの挿し木は前年に伸びた枝を使います。前々年の枝も挿し木できます。

今年出た新しい枝は来年の夏果の結果枝になるので剪定しません。

剪定した枝は挿し木をするときには長さを20cm〜30cmに調整します。

一つのさし穂に必ず2〜3芽の節があるようにします。

冒頭の写真の枝もしっかり3芽ついています。

芽のついた節のすぐ下から発根しますので発芽させる芽と合わせて最低でも2芽必要です。

あまり短いと枝に蓄えられた発芽させるための養分が足りないので最低でも20cmは確保しましょう。

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イチジクの挿し木の時期は2月中旬から3月

イチジクの挿し木の適期は冬の終わりの時期、植物が休眠から覚める直前です。

2月中旬から3月にかけてが挿し木の適期になります。

この時期に挿し木することでその後4月5月の成長期に株をしっかり成長させることができます。

イチジクの剪定は木が活動を停止する11月か12月に行いますので、冬の間は挿し木の枝を保存しておきます。

イチジクの挿し木の保存の方法

剪定してから挿し木の適期までは時間があります。

その間剪定したイチジクの枝を枯らさないように保存しておく必要があります。

基本的にイチジクは丈夫なので乾かなければよいのですが、貴重な品種などは何が何でもしっかり活着させたいですよね?

そのためにできることを紹介しておきます。

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  1. なるべく乾燥させないために、剪定した枝は可能なら長いまま保存します。
  2. 枝の切り口には乾燥による枯れ込みと病気を防ぐためにトップジンmやカルスメイトなどの癒合剤を塗ります。
  3. 保湿の役目を果たしてくれる新聞紙に包み、ビニール袋に入れます。
  4. この状態で冷暗所で保存します。

冷蔵庫の野菜箱などで保存するとよいでしょう。

写真の小さな包みは乾燥防止のために水で濡らしたゼオライトを新聞紙で包んで一緒にビニール袋の中に入れたものです。

この状態で冷蔵庫の野菜箱に保存します。

イチジクの挿し木は枝の形を整えてから挿す

剪定して保存しておいたイチジクの枝は挿し木する時に形を整える必要があります。

上下を間違わないように一番下の芽のある節から1cmくらいを残して枝を斜めにカットします。

鉛筆を削るように周囲をぐるりと削ってもよいです。

先端は尖らせる必要はありません。

こうして切り口の表面積を大きくすることでカルスを形成する部分を増やし発根しやすくします。

イチジクの枝の上の部分は節芽の上2cm以上の位置で真横にカットします。

上の切り口は表面積を小さくして水分の蒸発を防ぎます。

切り口には癒合剤を塗ります。

これで形は整いましたので、挿し木の下の切り口を傷つけないように2時間くらい水に挿してしっかり吸水させます。

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イチジクの挿し木の土

イチジクの挿し木の枝を水に挿している間に挿し床を用意します。

小さな鉢に小粒の赤玉土や挿し木用の土を入れたものを用意します。

1本ずつ小さな鉢に挿しておくと発根した時、鉢底から根を確認しやすいです。

土は保水性があり、かつ通気性があるものであれば上記以外でも大丈夫です。

イチジクの挿し木、2つの方法

土に挿すときには切り口を傷つけないように先に割り箸などで挿し床に穴を開けてから挿し木の枝を挿します。

枝の長さの半分〜2/3が土に埋まるようにします。

垂直挿し

発根する節以外の芽を複数伸ばして育てることができます。

低い位置から複数の枝を出すことができますので樹高が低くても実がなる枝の数を増やすことができます。

ななめ挿し

複数ある芽の中で一つだけ育てる芽を選んで、その芽がちょうど土に顔を出すように挿し木を土に埋めます。

芽が上を向くように位置を決めて挿します。

他の芽がついているようならかき取っておきます。

こうすることで一本の枝を主軸としてまっすぐに育てることができます。

次の休眠期に好きな高さで主軸の剪定をすることで樹高をコントロールして樹形を整えます。

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イチジクの挿し木の育て方:水の管理

イチジクを挿し木した後は土が乾かないように直射日光が当たらない場所で管理します。

乾燥を防ぐためにビニールをかけたりしてもよいでしょう。

ビニールをかける場合は日中高温になることがないように気をつけてください。

土の表面が乾き始めたら水をやり、土が乾かないようにします。

イチジクの挿し木の育て方:発根の時期(発芽時、根はまだ発根していないので要注意!)

イチジクの挿し木は十分な温度があれば2週間くらいで芽が膨らみ初め、発芽して葉が育ち始めます。

この時期は地上部が動いても実はまだ発根していませんので決して挿し木を動かしてはいけません。

また葉が展開しているのに根がないので絶対に乾燥させてはいけません。

挿し穂の切り口から水を吸収できるように土が乾いてきたらたっぷり水やりします。

一度葉の成長が止まってから、再び成長を始めたら発根していると思ってください。

小さめの鉢に植えているので、根が育ってくるとすぐに鉢底から根が見えるようになります。

それまではそのまま小さな鉢で水を切らさないように育てます。

イチジクの挿し木の育て方:植え替えの時期

イチジクの挿し木後、植え替えする時期は時間でいうと挿し木してから3〜4ヶ月後、時期でいうと6月から7月にかけてです。

焦らずに、イチジクの根がしっかり育ってから6号〜8号鉢に植え替えます。

発芽時にはまだイチジクの挿し穂の切り口からは発根していないので、しっかり新しい大きな葉が続けて展開するようになるまでは植え替えしてはいけません。

ここで焦って早めに植え替えしてしまうとうまく活着できずに挿し木苗が枯れてしまいます。

鉢底から根が見えるくらいしっかり発根している状態になってから植え替えします。

6月以降なら温度も十分に上がっているので保温や保湿のためのビニールがけはもう必要ありません。

ただしずっとビニールをかけていた場合はいきなり直射日光に当てると葉が枯れますので、植え替え後、最初は同じように陽の当たらない場所に置き、少しずつ外気や日光に慣らしていきます。

植え替えの土は赤玉と腐葉土か堆肥が7:3の割合の用土を石灰で酸度を中性から弱アルカリ性に調整したものに元肥を混ぜて植えつけます。

1年目は実がならないと思います。

もし秋口に枝に実がついていたら生命力の強いさすがのイチジクでも1年目は実は摘果した方がいいでしょう。

9月ぐらいに少し追肥して、11月に休眠したら主軸剪定して翌年の新しい枝を待ちます。

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イチジクの挿し木、2年目以降の育て方

2年目になればもう立派な苗の状態なので、数はそれほど多くなくてもイチジクの秋果が期待できます。

2〜3本の枝を伸ばしたら、その先に秋果が着きます。

3月、6月、9月に追肥をしながら育てます。

11月以降の休眠期に再び剪定をして翌年の着果に備えます。

2年目以降の剪定の仕方は通常のイチジクの育て方と同じになります。

下記の記事に通常のイチジクの育て方をまとめています。

イチジク(無花果)の鉢植えの育て方とおすすめ品種、実がならない2つのポイント、剪定と肥料のやり方とは?

イチジクの挿し木は翌年の成長が楽しみ

苗を買って手軽に楽しむこともできる果樹ですが、挿し木ができるものは一から育てる楽しみというのもあります。

いちじくやブルーベリーは挿し木で増やせることで知られていますが、特にいちじくは挿し木しやすい果樹です。

さてさて、全部で3種類のいちじく、ちゃんと育てられるでしょうか(笑)

今から来年の3月が楽しみです。

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