タイム栽培、プランターや室内の鉢植えの育て方、タイムを枯らさない剪定方法とは?

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タイムはシソ科のハーブで抗菌、殺菌、咳を鎮める、利尿作用、収れん効果があり、喉の炎症にはタイムのハーブティーでうがいするとよいと言われています。

防腐効果があるため古くから肉や魚の料理に使われてきました。

甘くスパイシーな香りは肉や魚によく合います。

プランターや鉢植えでもよく育ちますし、1鉢あると重宝しますので、育て方を紹介します。

タイムの種類

タイムは大きく分けて木立性のタイムと地を這って広がるクリーピングタイムがあります。

クリーピングタイムはグランドカバーとして植栽に使われます。

花の時期には一面ピンク色の花で覆われるので、遠目に見るとピンク色のカーペットのように見えます。

木立性のタイムは料理やお茶に使われる代表品種であるコモンタイムや、レモンの香りのするレモンタイム、コモンタイムの中でも特に香りのよいものを選抜して作られたフレンチタイムなどがあります。

この他、日本にも自生しているタイムの仲間でイブキジャコウソウという品種もあります。

コモンタイムの和名はタチジャコウソウですから近縁種であることはその名前からもわかります。

プランター栽培、鉢植えには木立性の方が向いているのと、料理なとに使うのはコモンタイムやフレンチタイムなどの木立性タイムになりますので、ここでは木立性のタイムの栽培について紹介します。

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タイムの育て方

プランターや鉢植えで2〜3株を育てるなら苗を買って育てましょう。

タイムは乾燥した気候と日当たりを好み、生育適温は15〜20℃です。

植えつけの適期は春、4月〜5月にかけてです。

タイムは種まきからでも育てられますが、種が細かいのと、初期生育が遅いこと、そして発芽した株の香りには個体差があることから、苗を選んで購入するか、香りの良いタイムの株から挿し穂を取り挿し木して苗を育てるのがおすすめです。

生育適温を見るとわかるように、タイムは日本の蒸し暑い夏は苦手なので上手な夏越しの方法も合わせて紹介します。

タイム栽培の土

乾燥したやせ地でよく育つので、土も水はけのよい土を用意します。

赤玉7、腐葉土3を基本に、湿り気のある場所であればパーライトやバーミキュライト1を追加して通気性をよくします。

逆にすごく乾燥する場所の場合は赤玉6、腐葉土4にします。

タイムは酸性土を嫌いますので基本の用土には石灰を混ぜて少なくとも1週間は置いて酸度を調整してから苗を植えつけます。

やせ地でよく育ちますが、鉢植えの場合は水やりで土の養分が流れ出てしまいますので元肥を施し、春と秋は追肥も与えます。

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肥料

タイムの葉が茂りすぎると徒長して蒸れやすくなるので、肥料は少しずつ控えめに追肥をこまめにやります。

夏は暑くて株が弱り根が肥料を吸収できなくなり、冬は寒さで活動が鈍くなりますので肥料は与えません。

春と秋、葉が伸びて成長する時期には3週間に1回程度のペースで追肥します。

ゆっくり効く緩行性の肥料や有機肥料がおすすめです。

水やり

タイムは過湿に弱いので、水やりは土の表面が乾いてからたっぷりやるようにします。

土が乾いていないときは水は必要ありません。

土が常に湿っていると根腐れしたり、土から上がる湿気で下葉が蒸れて黒くなり枯れこんできます。

タイムの葉の剪定と収穫の時期

春に苗を植え付けた年は収穫というよりも、葉が蒸れないように、込み合った枝をすかしたりする程度にとどめ、料理に使いたいときは緑色の柔らかい枝の先を少し摘んで料理に使う程度にします。

翌年の春前に新芽が少し動き始めた頃、新芽が出始めている部分を少し残して、地上部の伸びた枝の2/3を一斉に刈り取り剪定します。

新芽が全くないところまで枝を切り戻してしまうと新しい葉が育たなくなり枯れてしまう場合がありますので、必ず新芽をいくつか残して剪定します。

春になると新芽が育って柔らかい茎葉がたくさん伸びて育ちます。

春と秋には良質な茎葉を料理のたびに摘み取り収穫しましょう。

夏越しのための剪定について

タイムは日本の蒸し暑い夏が嫌いです。

春に新しい茎や葉が出て茂ると梅雨時期以降の夏はタイムの葉が蒸れやすくなり、特に風通しの悪い部分の葉が黒くなり枯れ混んでしまうことがあります。

そうなる前に夏越しのためにタイムの枝をまとめて剪定しましょう。

やり方は簡単です。

タイムの地上部に伸びた枝を全部軽くまとめて手で持ちます。

地上部の新芽をいくつか残す位置で横一文字にハサミでまとめた枝をバッサリとカットします。

冬越しした後に地上部を2/3カットしたのと同様のやり方です。

これでタイムはかなり小さくコンパクトに借り戻しされた形になります。

また込み合った枝がある場合には枝の付け根からカットして間引き剪定もします。

株の下の方の位置から生えて土の表面を這うように広がる枝は枝の付け根からカットして土の表面の風通しを確保するようにします。

梅雨入り前に枝を整理して風通しよい状態にして、夏越しさせます。

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タイムの葉の保存

梅雨入り前はタイムの花が咲いている時期です。

夏越しの剪定でちょうど香りのよい枝をまとめてカットすることになります。

カットした枝は一度に料理で使い切れないと思いますので、たくさんカットした枝は乾燥して保存します。

タイムは乾燥しても香りをよく保持しますので、ドライハーブとしての保存はおすすめです。

パリパリになるまでよく乾燥させたら、そのままガラスのビンやジップロックに入れて保存し、使う時に手でパリパリと細かくして利用してもよいでしょう。

タイムの葉の利用法

剪定を兼ねて収穫したタイムの葉はフレッシュでもドライでも料理に素晴らしい香りをつけてくれますし、ハーブティは抗菌作用があるので風邪の予防にもなります。

料理に使う場合は肉や魚の香りづけに最高に相性がよいです。

個人的には特に牛肉との相性が素晴らしいと思いますので、ビーフシチューなどのように肉を塊で煮込む時にタイムを加えて煮込んだり、肉を焼く時にタイムを細かく刻んで風味づけにフライパンに加えるのがおすすめです。

タイムは加熱しても香りが良く残りますから、肉を煮込む時には最初から加えます。

肉の臭み消しになり、爽やかで甘くスパイシーなタイムの香りを楽しむことができます。

よく知られている人気のハーブであるローズマリーは豚肉や特に鶏肉、セージは豚肉との相性が抜群ですが、タイムは特に牛肉や白身の魚との組み合わせが個人的に特に相性がよくて美味しいと感じます。

ローズマリーやセージについては別記事で紹介しています。

セージの育て方、剪定・挿し木が必要な理由とセージのプランター栽培は室内でもできる?

ローズマリーの育て方|鉢植えの剪定・挿し木の増やし方と品種の特性とは?

タイムはローズマリーやセージより少し優しめの繊細な香りですので柔らかめの香りがお好きな方、強い野性味のあるハーブの香りは苦手、という方におすすめです。

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