ローズマリーの育て方|種類の選び方と剪定・挿し木、育てたローズマリーの利用法は?

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ローズマリーは丈夫で育て方が簡単なシソ科の人気のハーブで、乾燥しがちなベランダでも簡単に育てられます。

肉料理、特にソテーと相性がよく鶏肉でも豚肉でも牛肉でも!フライパンでさっと焼くときにひと枝フラパンに入れて香りづけすることで素晴らしいハーブ料理が出来上がります。

フレッシュローズマリーは香りが強く1回に使う量は少しでいいので、買ってくると使い切れずに余らせてしまうこともあります。

1鉢育てていればほんの少しの量のためにわざわざ買わなくてもいつでもその香りを楽しむことができます。

ローズマリーは料理の香りづけ以外にも様々な効能を持つ有効なハーブです。

ぜひ手元で1鉢育ててみてください。

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ローズマリーの種類①匍匐性ローズマリー

ローズマリーには色々な種類系統があります。

上の写真のように枝が地を這うように横に広がる性質を持ったものを匍匐性(ほふく)性ローズマリーと言います。

横にどんどん広がるのでグラウンドカバーとして大変優れています。

鉢に植えると鉢の高さがあるので枝が枝垂れるように垂れ下がります。

葉の形は短くて細めで、茎にびっしりと密に葉がつきます。

鉢植えの場合は横に広がるので少し場所をとります。

コンパクトに姿を整えたい場合には枝が四方八方に乱れるのでやりにくいという面があるため別の種類のローズマリー がおすすめです。

枝がうねるので、摘み取って料理に使うときも少し扱いにくいです。

ローズマリーの種類②立性ローズマリー

こちらは枝がまっすぐ上に伸びる立性のローズマリーです。

匍匐性のローズマリーに比べると葉が長く、少し大きめです。

まっすぐ上に向かって伸びるため場所を取らず、樹形を整えやすいです。

ローズマリーは上手に育てると長く成長を続けて樹高も1mを超え、大きな木になると2mくらいまで育ちます。

鉢植えの場合は立性のローズマリーの方が横に広がらずコンパクトに育てることもできますし、枝を料理に使うときもまっすぐなので使いやすくておすすめです。

立性のローズマリーは勢いがあってとても野性的な強い草姿です。

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ローズマリーの種類③半匍匐性ローズマリー

匍匐性と立性ローズマリーの中間の性質を持つローズマリーもあります。

匍匐性ほどではないけれど横にも広がるし、少し枝が上にも立ち上がるタイプのローズマリーです。

このタイプのローズマリーで気をつけなければいけないのは苗を購入する時です。

苗の時はまだ小さいので見た目には立性ローズマリーと見分けが付きにくく、育てているうちに枝が横にも広がり始めます。

立性リーズマリーだと思ったのに違っていた、とならないように、苗に付いているラベルをよく確認して、立性なのか、半匍匐性なのかを確認して購入するようにしましょう。

やさしい柔らかな樹形を好む方には半匍匐性のローズマリーがおすすめです。

鉢植えでも比較的管理しやすいと思います。

ローズマリーの花の色

ローズマリーは日当たりがよければ真冬以外は一年を通して花がどんどん咲くため観賞用としても楽しむことができます。

春先の一番いい時期はローズマリーの枝に小さな花がびっしりつきますのでなかなかに美しい眺めになります。

春以降は少し花数は落ちますが枝先の成長途上の部分に次々に花が咲いていきます。

花の色には色々なバリエーションがあります。

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よく見る淡い紫色の花が咲くローズマリー。

白い花の咲くローズマリー。

はっきりとした濃い紫の花のローズマリー。

このほかにもよりブルーに近い紫色の花の咲くモーツアルト・ブルー、ピンクの花の咲くマジョルカピンクという品種のローズマリーなどがあります。

苗についている品種の説明の札に花の写真がついていますから、どんな色の花が咲くかは苗の状態でもわかります。

ローズマリーの香り

ローズマリーの香りは精油をとってアロマセラピーにも利用されるほど色々な効能・効果があります。

抗菌作用はもちろんほかにも精神を高揚させ集中力を高めたり、肌や髪にとてもよい若返りのハーブと呼ばれ、ハンガリーウォーターの材料にも使われていた歴史のあるハーブです。

現在でも化粧品やシャンプー、リンスに配合される美容効果の高いハーブです。

ローズマリーの香りは品種によって少しずつ違っています。また株によっても個体差があります。

特に料理やお茶にローズマリーを使いたい場合、香りは重要なポイントになります。

どのローズマリーでも料理やハーブティに利用することができますが、特に料理に使う代表品種にトスカナブルーというローズマリーの品種があります。

立性のローズマリーに分類されているので、鉢植えで育てるにもコンパクトでおすすめです。

個人的にもトスカナブルーの香りは料理に使うのに好みです。

ピンク色の花に惹かれてマジョルカピンク育てたことがあります。

花色はやさしいピンクでとても好きでしたが、香りはトスカナブルーの方が料理に使うのに秀逸な香りだと個人的には感じます。

ただ料理の味や香りはそれぞれの人の好みなので、香りを確かめてご自分が好きな香りのものを見つけて育てるのが一番です。

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ローズマリーの種類の選び方

ローズマリーを育てるときは、グラウンドカバーとして育てるのか、シンボルツリーのように育てるのか、コンパクトな鉢植えがいいか、花を鑑賞して楽しむのか、料理に使いたいのか、これらの目的を明確にして種類を選びましょう。

ローズマリーは種からでも育てられますが、時間がかかりますので小さなポット苗を買って育てるのがおすすめです。

観賞用なら草姿や花色を選ぶ基準にして、料理の場合は好みの香りで選びます。

特に香りは同じ種類のローズマリーでも一株ずつ微妙に違いますから、香りを確かめて好みのものを選ぶのがおすすめです。

ローズマリーの苗を選ぶ時の注意

ローズマリーは小さな苗の状態だと特に立ち性と半匍匐性の見分けがつきにくいです。

半匍匐性は小さい苗のときはまっすぐ上に伸びていて、大きくなってくると脇芽が横に広がり始めたりします。

そのため最初は立性に見えることがあります。

売られている苗に種類の説明の札がついていますから、匍匐性、半匍匐性、立性のどの品種に当たるか、しっかり確認して苗を購入するようにしましょう。

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ローズマリーの育て方

ローズマリーは乾燥気味な気候を好み、もともとやせ地に自生する植物なのでそれほど肥料をやらなくてもよく育ちます。

どちらかというと日本の蒸し暑い夏は苦手ですので夏場はあまり蒸れないように風通しよく育てましょう。

土は水はけがよい土を好むので赤玉7、腐葉土3の割合の土で配合したものを使います。

酸性土壌は苦手なのであらかじめ石灰を混ぜ込んで置いた土に元肥を入れた土に苗を植えつけます。

苗は植えつけ適期の春先に出回りますのでその時期に植えつけましょう。

水やりは過湿にならないように表面の土が乾いてから、1回の量は鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり、を基本にします。

ローズマリーの剪定①時期

4月から5月にかけて苗を植え付けて根が活着するとどんどん成長が始まります。

春から秋にかけては収穫をかねて柔らかい枝先を剪定します。

柔らかい枝先は茎ごと料理に使うことができます。

剪定の方法にはいくつかあり、大事なポイントがあります。

まず剪定の適期は春と秋になります。

夏と冬は少しなら収穫や剪定をしても構いませんが樹形を整えるためのしっかりとした剪定は春もしくは秋に行います。

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ローズマリーの剪定②摘心剪定

ローズマリーは枝が長く伸びていきます。

これ以上枝の長さを伸ばしたくないときは枝先の柔らかい部分を摘心剪定をするとで長さ・高さを抑えることができます。

摘心すると今度は脇芽がどんどん育ちます。

脇芽がたくさん育つことで全体にこんもりとした樹形になります。

ただしあまり脇芽が育つと枝葉が密になり蒸れますので、夏場は風通しが悪くなり、ローズマリーにとっては苦手な状態になります。

そのくらい脇芽がたくさん育ってきたときは次の間引き剪定をしましょう。

ローズマリーの剪定③間引き剪定

過密になった脇芽は主枝の根本のところから切り取る間引き剪定をして枝をすかします。

梅雨入り前に適当に何本か、込み合ったところや株の内向きに生えた過密な枝を間引き剪定します。

そうすることで風通しと日当たりを確保してローズマリーがスッキリ育ちやすい環境を作ってやります。

ローズマリーの剪定④切り戻し剪定

摘心と間引き剪定の他に切り戻し剪定という方法もありますが、ローズマリーの場合は切り戻し剪定は向きません。

強い剪定をしてしまうなどやり方や剪定の時期を間違えるとローズマリが枯れる原因になります。

ローズマリーが枯れる原因は他にもありますので3つのポイントに絞って詳しく紹介します。

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ローズマリーが枯れる原因①根腐れ

ローズマリーは丈夫でやせ地でもよく育ちあまり手がかからない植物ですが、意外に枯らしてしまうことがあります。

ローズマリーは過失を嫌います。

水はけが悪く根腐れしてしまうとローズマリーは枯れます。

鉢土が乾かずいつも湿っているような状態と、葉が水分はあるのに茶色くなって萎れてくる状態の時は根腐れが疑われます。

一度根腐れしてしまったものは株を鉢から取り出して根洗いをして、古い土と傷んだ土を全部取り除いてから新しい土に植え直します。

傷んだ葉も取り除き、地上部も間引いて根の負担を軽くしてやります。

これで運よく復活してくれる場合もありますが、根腐れの場合はその株を復活させるのは難しいので、地上部のまだ元気な茎が残っているなら15cmほどカットして挿し木しておきましょう。

挿し木の仕方はこのあと方法を紹介します。

ローズマリーが枯れる原因②乾燥で枯れる

ローズマリーは乾燥した環境を好みます。

それゆえに乾燥気味に育てようとして、逆に水が足りなくなり枯らしてしまうことがあります。

ローズマリーの葉は硬くて水分が足りなくなってもしなだれにくく、萎れていることが外見上わかりにくいです。

もしローズマリーの葉がしなだれてきた時は相当水が切れた状態だと思ってください。

若芽の部分はまだ柔らかく水分の蒸散も盛んなので枝先が少ししな垂れるくらいなら間に合います。

成熟した葉は硬くなり、滅多なことでは萎れません。

そのため若葉が少なくなってくる夏以降、水が足りなくても萎れた状態を観察しにくくなるため気付いた時には手遅れ、ということがあります。

ついつい乾燥に強いから、と安心していることでローズマリーを枯らしてしまうことがないよう、葉が萎れていなくても、土の表面が乾いたら水をやる、という基本を忘れずにローズマリーの手入れをしましょう。

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ローズマリーが枯れる原因③切り戻し剪定で枯れる

剪定のところで「切り戻し剪定はローズマリーには向かない」と書きました。

その理由をここで説明します。

ローズマリーは常緑性の低木です。

ハーブというと草のイメージですが、実はローズマリーは木に分類されます。

特に地植えの場合放任でもよく育ちますし丈夫ですが、ローズマリーは強い剪定は苦手です。

そのため基本的に通常の剪定でもその時期は成長期に当たる春と秋にします。

夏と冬は強い剪定をすると木がダメージを受けます。

ローズマリーは成長している若い芽の部分は茎も柔らかく緑色をしていますが、成熟して枝が木質化してくると硬く茶色い枝になります。

緑色の茎の部分は葉もたくさんついていて、摘心をすると脇芽が育ちますが、この木質化した枝の部分は葉もついていないか、もし葉がまだついていてもそれ以上脇芽が育つことがありません。

そのため強い切り戻し剪定でこの木質化した部分で枝を切ってしまうとそれ以上脇芽が育たず、ローズマリーの木へのダメージも大きいことから、下手をすると木全体が弱って枯れてしまうことがあります。

鉢でコンパクトに育てたい時は、立性のローズマリーの高さを抑えたかったり、半匍匐性で横に広がる枝を切り戻したい時にも木質化したところまで切り戻すことは避けてください。

このことを知らずに3年くらい育てて大きくなっていた半匍匐性のローズマリーの木を枯らしてしまったことがあります。

とても香りのよい株だったので残念なことをしました。

大きくなってくればくるほどしっかり切り戻したくなるのですが、どうしてもコンパクトにしたい時は、枝先を15cmくらい切り取って挿し木するか、伸びた枝を取り木して土に伏せて発根させたものを親株から切り離して新しい株を養成しましょう。

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ローズマリーにつく害虫①アブラムシ

ローズマリーは防虫効果もあるハーブですが、若く柔らかい葉先には害虫がやってくることがあります。

油断せずに時々害虫がついていないかチェックしましょう。

春先の成長期、若い芽が芽吹き始めるとアブラムシがつくことがあります。

アブラムシは放っておくと増えて、分泌液で葉が汚れ病気の原因になったりしますが比較的駆除が簡単な害虫です。

アブラムシを見つけたら牛乳を水で倍に薄めてスプレーすると、牛乳が乾いて膜をはり、アブラムシが呼吸できなくなります。

手軽で効果のある駆除方法です。

見つけたら多量に増えてしまう前に早めに手入れしましょう。

ローズマリーにつく害虫②ハダニ

ローズマリーは乾燥した気候を好むのですが、乾燥すると葉裏にハダニがつきやすくなります。

ハダニは小さくて遠目だと気づかないので、乾燥がきになる天気の時はこまめに葉裏をチェックしましょう。

普段から水やりの時に葉水をかけてやったり、打ち水をしておくとハダニがつきにくくなりますし、葉水はついたハダニを洗い流すこともできます。

それでもハダニが気になる時はアブラムシと同じく牛乳スプレーをしたり、除虫菊のスプレーを使ってもよいでしょう。

除虫菊は蚊取り線香の原料として使われる天然の殺虫成分を含むキク科の植物です。

除虫菊(ジョチュウギク)栽培、殺虫の効果と育て方、除虫菊スプレーの作り方とは?

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ローズマリーは挿し木で苗を育てる

ローズマリーは花が咲くと種がたくさんなり、こぼれ種からも芽が出て育ちますが、親株と同じ性質にはなりません。

香りのよい株を増やしたい時は挿し木をして育てます。

挿し木は若い枝先を15cmほどにカットして挿し穂として使います。

挿し木の時期は春と秋なので、剪定した枝を挿し穂として利用するのが時期的にもおすすめです。

カットした枝の下半分の葉は全部取り除きます。

土に挿す部分は切り口を斜めにカットして断面の表面積が広くなるようにします。

このようにして形を整えたらコップの水に1時間くらい挿して吸水させてから清潔な土に挿しておきます。

半日陰から日陰に置いて水を切らさないように管理しておくと1ヶ月くらいで発根します。

新芽が成長し始めたらあとは苗から育てるのと同じように管理します。

ローズマリーを料理に使うために鉢植えで育てる場合はこのように挿し木をして若い株を毎年作ると柔らかい葉先を利用できます。

ローズマリーの木を形よく大きく育てたい時はあまり葉先を収穫してしまうと樹形をコントロールしづらいので、料理用に収穫するための若い株を育てておくとよいでしょう。

ローズマリーの保存

ローズリーは葉が硬い分、乾燥保存に向いているハーブです。

香りがしっかり封じ込められていて、フレッシュとはまた一味違った香ばしい香りが加わります。

夏前に間引き剪定をして料理に使い切れない枝が出た場合は枝ごと乾燥させてから、パリパリになった葉をしごきとって空き瓶などに保存しておくと、夏場や冬場、あまりフレッシュのローズマリーの枝を収穫できない時にもさっと料理に利用できます。

ワインビネガーやオリーブオイルにつけて保存する方法もあります。

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ローズマリーの利用法①ハーブティや入浴剤に

枝ごと保存しておいて不織布の袋に入れて入浴剤としてお風呂に浮かべてもいいですし、煮出してハーブティーにするのもおすすめです。

濃いめに入れたローズマリーのハーブティを入浴剤として浴槽に入れることもできます。

ローズマリーを入浴剤として使う場合、ローズマリーから浸出された成分の色がバスタブにつくことがあるので、入浴後はバスタブをすぐに洗うようにしましょう。

ローズマリーの利用法②肉料理の香りづけに

ローズマリーはとにかく肉と相性のよいハーブです。

元々は防腐・殺菌効果があることから肉と組み合わせて料理に使われてきました。

個人的に一番お気に入りなのはチキンのローズマリー焼きです。

乾燥したローズマリーの葉でも、フレッシュのローズマリーの葉でもどちらでもOKです。

鶏もも肉を大きいまま両面に塩胡椒をしっかり目にふり、ローズマリーの葉を荒く刻んだものを一面にたっぷりまぶします。

フライパンにオリーブオイルを熱して最初は皮の面から、強火の中火でカリッと両面を焼きあげます。

カリカリにこんがりと焼き目がついたら、レモン汁をたっぷり絞って少し煮汁を煮詰めて絡めます。

たったこれだけなのですが、これが素晴らしいご馳走になります。

ローズマリーは香りが強いので、そんなに量を多く使って大丈夫かな、と思うくらいたっぷりまぶすのがコツです。

ローズマリーもオリーブオイルでカリッと焼きあがるのですがその香ばしさがとても素晴らしく鶏肉との相性も抜群です。

シンプルな材料ですので気軽に作れるのもありがたい一品です。

肉の煮込み料理などには乾燥したローズマリーを少し加えるのもおすすめです。

ローズマリーの栽培を楽しむ

ローズマリーは鉢植えで花を観賞するのもよし、料理を楽しむのもよし、そしてお風呂やハーブティに利用して美容と健康、リラクゼーションのために楽しむこともできる利用価値の高いハーブです。

常緑性なので一年を通して私たちを楽しませてくれます。

育てるのにあまり手もかかりませんから、ご自分の好きな花いろや香りのローズマリーが見つけて苗を育ててみてはいかがでしょうか。

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