キンセンカはハーブのカレンデュラ!その効能と利用法

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キンセンカは中国から渡来し日本でも古くから栽培されているキク科のオレンジ色の花です。

どういうわけか日本では仏壇に飾られることが多い花でした。

きっと今のように温室のない時代には寒い時期に咲く数少ない鮮やかなオレンジ色の花は貴重だったためにご先祖様のためにお供えされてきたのかもしれませんね。

そのイメージからどこか地味であまりキンセンカは好きではない、と思う方がいらっしゃるのも事実です。

ところがこのキンセンカ、欧米ではカレンデュラ、ポットマリーゴールドと呼ばれとても価値のあるハーブとして大切にされてきたものだということをご存知でしょうか?

肌によいとされ、化粧水や薬用のクリームなども販売されているハーブとしてのキンセンカ、カレンデュラの効能や利用法を知った後ではきっと今までの印象がガラリと変わると思います。

キンセンカ(カレンデュラ)とは

キンセンカ(カレンデュラ)はポットマリーゴールドとも呼ばれます。この英名の「ポット」は食用になる山菜やハーブという意味があるそうです。

園芸用のマリーゴールドとは全く別の植物になります。

日本では千葉県南部、千倉町などが産地としては有名で、冬になるとポピーやストック、矢車菊などとともにあたり一面、満開を迎えます。

古代ローマ時代から花や葉が料理に使われるとともに、抗炎症や解毒、収斂作用があり、肌によいハーブとして用いられてきました。

キンセンカ(カレンデュラ)の効能

有用な成分があるとされているのは花の部分になります。

鮮やかなオレンジ色はカロテノイドの一種であるルテインを多く含むため、目にもよいハーブとして最近再び注目を集めています。

抗炎症作用や収斂作用があるため肌によく、化粧品の成分としてもキンセンカ(カレンデュラ)が利用されています。

また消化促進や月経不順にはお茶を飲むとよいとされています。

キク科の植物になるので、キク科の植物にアレルギーがある方、妊娠中の方はお茶や外用で使う場合も医師に相談する必要があります。

キンセンカ(カレンデュラ)は日本薬局方に記載されている生薬ではありませんので、個人で食用やリラクゼーションの範囲で楽しむハーブになります。

ホームケアとして気軽に利用することができるので利用法を紹介します。

キンセンカ(カレンデュラ)の利用部位

ハーブを日々の暮らしに取り入れたいと思う時、高価だと長続きしませんがキンセンカ(カレンデュラ)は比較的安価なハーブですので、気軽に楽しむことができます。

また自分で花を育てるのも簡単で、八重咲きの1輪が大きく花びらがたくさん取れるので、自家製ハーブの利用もしやすいおすすめのハーブです。

利用部位は主に花びらになります。

食用にする場合は花ごと、あるいは若い柔らかい葉をサラダや天ぷらにすることもできます。

食用菊の一種として花びらを酢の物やサラダに利用しても色が綺麗でおすすめです。

1年中いつでも利用するためには花びらを乾燥させたものを利用します。

キンセンカ(カレンデュラ)の利用法①ハーブティー

花びらをハーブティーにして楽しみます。

ドライでも、フレッシュでも利用できますので、花が咲いているシーズンには季節ならではのフレッシュハーブティーを楽しむのがおすすめです。

お好みでティーカップ1杯につき5g〜10gキンセンカ(カレンデュラ)の花びらに沸騰させたお湯を入れて5分ほど蒸らしていただきます。

ミントやカモミールなどとブレンドしても美味しいです。

花びらの鮮やかなオレンジから黄色の色の綺麗な色のお茶になります。

この色はカロチノイドで抗酸化作用があります。

キンセンカ(カレンデュラ)の利用法②インフューズドオイル(食用)

インフューズトオイルとはハーブをオイルに漬け込んでその成分を溶け込ませた浸出油のことです。

キンセンカ(カレンデュラ)の場合は常温のオイルで作れますので簡単でおすすめです。

料理用の場合は食用のキャノーラ油や白胡麻油など色の淡いオイルを使います。

キンセンカ(カレンデュラ)の花びらの乾燥したものを15gほど用意して、消毒したガラス瓶に入れます。

そこに用意した食用のオイルを入れて、キンセンカ(カレンデュラ)が完全にオイルに浸るようにします。

瓶の蓋を閉めて常温で構わないので、直射日光の当たらない場所置いて、1日1〜2回瓶を軽く揺すってキンセンカ(カレンデュラ)の成分が染み出しやすいようにします。

1ヶ月くらいたって、オイルにキンセンカ(カレンデュラ)の色がうつったらオイルを使い始めます。

キンセンカ(カレンデュラ)に含まれるカロチノイドは油と相性が良く、一緒に摂取すると摂取率が高まります。

ローズマリーなどとブレンドしてオイルを作れば、香りもプラスされてさらにおすすめです。

出来上がったオイルは保存状態にもよりますが、冷暗所に保管して2〜3ヶ月の間に使い切ります。

容器の消毒や保管、衛生管理についてはあくまで作った人の自己責任となりますのでくれぐれもご留意ください。

キンセンカ(カレンデュラ)の利用法②インフューズドオイル(外用)

肌に塗ったり、マッサージオイルとして利用するためのインフューズドオイルです。

作り方は食用とほぼ同じですが、利用するオイルは食用のものではなく、必ずアロマセラピーなどで使われるベースオイルを使います。

ベールオイルには原材料の種類によって色々なものがあります。

おすすめは参加しにくいホホバや、人の皮脂の成分に近いと言われているマカデミアナッツオイルやオレイン酸がたっぷり含まれているオリーブオイルのベースオイルです。

たまにしか使わなくて、長持ちさせたい場合はいちばん酸化しにくいホホバオイルがおすすめです。

キンセンカ(カレンデュラ)の花びらの乾燥したものを15gほど、ベースオイル100mlを用意します。

用意したドライのキンセンカ(カレンデュラ)の半量を消毒したガラス瓶に入れ、ベースオイル100mlを注ぎます。

蓋をして、軽く瓶を揺すってキンセンカ(カレンデュラ)が完全にオイルに浸かるようにします。

毎日瓶を揺すって成分を進出させます。

ある程度色が出たところで一度中身をガーゼで濾して最初に入れたキンセンカ(カレンデュラ)の花びらを取り除き、オイルに残りの半量のキンセンカ(カレンデュラ)の花びらを追加投入して、2段階で成分を浸出させます。

1ヶ月ほどを目安に完成させ、その後は3ヶ月ほどで使い切るようにします。

このオイルをそのまま肌の荒れた部分に塗ったり、マッサージオイルとして利用しても良いですし、ミツロウやカレンデュラのハーブティやはちみつと合わせて軟膏やリップクリームを作って利用することもできます。

ハーブやアロマのクラフト作りのレシピはネットで検索すればたくさん出てくると思いますので、作り方がわからない方はそちらを参考にしてみてくださいね。

キンセンカ(カレンデュラ)の利用法③カレンデュラ石鹸

市販の低刺激性のナチュラル石鹸200gをおろし金ですりおろし、そこにキンセンカ(カレンデュラ)の濃い目に入れたハーブティー150ml、はちみつ大さじ1、あればお好みのエッセンシャルオイルを20滴加えてよく練り、好きな形に固めます。

飾りに少しキンセンカ(カレンデュラ)のドライの花びらを混ぜ込むと色も綺麗にな石鹸が出来上がります。

形を作ったら、風通しの良い場所で1〜2週間ほど乾燥させてから使います。

手作りの石鹸は溶けやすいので使った後は石鹸ホルダーなどで水分をしっかり切るようにします。

キンセンカ(カレンデュラ)の利用法④入浴剤

濃いめに入れたキンセンカ(カレンデュラ)のハーブティーをバスタブに加えて入浴剤として利用することができます。

またチンキを作っておくといつでも手軽にキンセンカ(カレンデュラ)の成分を利用できて重宝します。

ホワイトリカー250mlキンセンカ(カレンデュラ)のドライハーブ30gを漬け込みます。

冷暗所に保管して2週間置いてからガーゼでハーブを濾し取ります。

ホワイトリカーを使っているので1年は保存できます。

お風呂に入れたり、湿布やうがいに使ったり、外用として肌に塗ったり、いろいろに使えます。

浸出用に使ったホワイトリカーのアルコール分やキンセンカ(カレンデュラ)の成分も濃く抽出されていますので、刺激が強い場合は薄めて使うようにします。

キンセンカ(カレンデュラ)は身近なハーブ

肌に優しくカロチノイドが豊富なキンセンカ(カレンデュラ)は日本でもごく身近にある素晴らしいハーブです。

明るいオレンジ色のお茶は見た目も美しく、効能もとてもいいものですので利用しない手はないですよね。

育て方も簡単で、プランター栽培も可能ですので、ご自分で育てて、眺めて楽しむのもよし、ハーブとしての利用もよし、花の天ぷらやサラダを楽しむのもよし。

いろいろな利用法が楽しめるキンセンカ(カレンデュラ)、まずは手軽なハーブティから試してみてはいかがでしょう。