ローズマリーの増やし方|知っておきたい木質化と挿し木、取り木(茎伏せ)、種まきでの増やし方

スポンサーリンク

ローズマリーは丈夫で育てやすいハーブで、料理やハーブティー、アロマセラピーにと利用範囲も非常に広いなくてはならないハーブです。

1鉢あれば重宝しますが、ローズマリーは常緑低木でもあり、セージと同じく木質化してくると、柔らかい新芽が少なくなってきますので、長くよい葉を収穫するためにローズマリーの増やし方を知っていると役に立ちます。

スポンサーリンク

ローズマリーの木質化について

木質化という言葉は文字から想像しやすいと思いますが、最初は柔らかく緑色だったローズマリーの茎がだんだん木の枝のように茶色く硬くなることを言います。

先端の柔かい新芽のところは緑色をしていますが、成長した2年目、3年目の枝は木質化してきて柔らかい新芽はその部分からは出にくくなってきます。

ローズマリーを剪定したり、挿し穂と取るために枝を切るときに、気をつけなければならないのは、この木質化した部分まで切り戻してはいけない、ということです。

よほど枝が混み合っていて少し風通しを良くするために間引きたい、ということでなければ木質化したところまで切り戻すのはやめておきましょう。

理由は二つあります。

一つはローズマリーは木質化したところからは新しいわき芽が育ちにくいこと。

もう一つは、木質化したところまで切り戻すと、ローズマリーの木自体が弱ってしまい枯れ込んでしまう場合があることです。

木質化が進んで柔らかい新芽が育ちにくくなってきた場合は、株を更新して勢いのある若い株を育てる必要があります。

ローズマリーの増やし方、挿し木、取り木(茎伏せ)、種まきの違いについて

ローズマリーの増やし方には挿し木、取り木(茎伏せ)、種まきの3つの方法があります。

それぞれの方法、手順はこのあと紹介しますが、3つの方法にはそれぞれ違いがあります。

この違いを知った上で自分に合った的確な方法でローズマリーを増やしましょう。

スポンサーリンク

ローズマリーの増やし方①挿し木

挿し木は親株から枝を切り取って土に挿して発根させる方法です。

ローズマリーの場合は今年伸びた枝の先を15〜20cm切り取って挿し穂として使います。

切り取った挿し穂の下の部分、2〜3cmの葉は全部取り除いて茎だけにします。

ローズマリーの挿し穂を30分ほど水に挿して水揚げしてから肥料分の含まれていない清潔な土に挿して、発根するまで半日陰で水を切らさないように管理します。

肥料分を含んでいると雑菌も繁殖しやすく、挿し穂が腐ってダメになってしまうことがあります。

挿し木用の専用土や赤玉土の小粒、バーミキュライトなどを挿し床に使います。

挿し木は発根までに失敗して枯れることもありますが、一度にたくさんの挿し穂を挿して増やすことができること、親株と同じ性質のローズマリーが育つというメリットがあります。

挿し木の適期はローズマリーの成長期である春と秋です。

他の時期でもできなくはありませんが時間がかかったり成功率が低くなりますのでおすすめはしません。

うまくいくと1ヶ月ほどで発根しますので、挿し床でしっかり根が回ってきたらポットに植えて苗を育てていきます。

スポンサーリンク

ローズマリーの増やし方②取り木(茎伏せ)

取り木(茎伏せ)は正確にいうと二つやり方があります。

まず、取り木のやり方ですが、ローズマリーの前年までに伸びた枝を切り取ることはせずに、そのまま枝の途中の部分で皮を2cmくらいの長さに渡って剥がします。

皮を剥がした部分を湿らせた水苔でくるみ乾かさないようにビニールなどで覆います。

時々水苔が乾いていたら水を足して、皮を剥がした部分から発根させます。

こちらも春と秋が適期で、発根まで同じく1ヶ月ほどが目安になります。

もう一つの方法は取り木あるいは茎伏せとも呼ばれる方法です。

茎伏せは地ぎわを横に伸びて、地面に接地している枝、あるいは接地させやすい枝をそのまま土に伏せて針金など動かないようにで固定し、発根させる方法です。

どちらも発根してからそのすぐ下の部分で枝をカットして、別のポットに植え付けます。

挿し穂のように一度に増やせる数はあまり多くありませんが、枝を切らずに発根させるため失敗がないこと、また割と大きな個体を新しい株として切り取って移植することができるメリットがあります。

挿し木と同様親株と同じ性質の個体を新たな株として育てることができます。

スポンサーリンク

ローズマリーの増やし方③種まき

ローズマリーはこぼれ種でもよく育ちます。

種を買って種まきすることもできますし、すでにローズマリーを育てている場合は、放っておいても日当たりが良ければたくさん花が咲いてタネができます。

その種を採取して種まきしてもいいですし、種が落ちて株元で発芽して、小さな苗になったところでポットに鉢上げしてもよいでしょう。

一番楽なのは放任でこぼれ種から発芽したローズマリーの苗を鉢上げする方法かもしれません。

ただし、種から発芽するローズマリーは親株と同じ性質ではありません。

よほど意図的に受粉の管理をしない限り品種の特定ができませんし、親株の香りがいいからといって、種から発芽した株が同じようないい香りにはならない可能性もある点に注意が必要です。

また種まきから始めると初期生育がゆっくりで大きくなるまで時間がかかることも頭に入れておきましょう。

ローズマリーの増やし方、一般的なのは挿し木

ハーブショップやホームセンターで売られているローズマリーの小さなポット苗はほとんどと言っていいほど挿し木です。

営利栽培でたくさんの株を育てる場合にはやはり挿し木が一番数を増やせて効率がいいのでしょう。

挿し木をするとき、成功率を高めるためにメネデールやルートンという発根促進剤を使うと成功率が良くなります。

メネデールは薄めて使う透明の液体で薄めた液に挿し穂を浸して吸水させてから挿し床に挿します。

ルートンは白い粉末状の発根促進剤で挿し穂の切り口にまぶして挿します。

挿し木はバジルやトマトのように、植物によっては水差しで簡単に発根させて定植できるものもありますが、ローズマリーはあまり水差しには向きません。

水に挿しておくと発根はするのですが、土に定植したとき、水中から土への環境の変化に根が対応できるほど強さがなくて枯れてしまうことが多いです。

ローズマリーの場合は多少時間がかかっても最初から土の挿し床に挿した方が環境が安定していて発根した後の成長もスムーズです。

スポンサーリンク

ローズマリーは3〜4年に1回は株の更新を

最初の方でも紹介しましたがローズマリーは常緑低木で、何年かすると木質化してきてよい新芽が育ちにくくなってきます。

徐々に樹勢も衰えてきますので、3〜4年に一度は挿し木などで子株を増やして株を若返らせる株の更新をしましょう。

春に育つ若くて柔らかい新芽は料理やお風呂、ハーブティーにと様々な用途で楽しむことができます。

特に肉料理は煮ても焼いてもローズマリーを使うととても香りがよくておすすめです。