バラの挿し木、植え替え・鉢上げのやり方と時期はいつ?

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バラは挿し木でも意外と簡単に増やすことができます。

切りバラの茎でも新鮮なものなら挿し木すると割とよく活着します。

バラの花を挿し木にして、無事に新しい葉が育ち始めたけれどいつ植え替え、鉢上げしたらいいのかな、もう鉢上げしても大丈夫かな?と不安に思うこともあるかと思います。

この記事では植え替え、鉢上げのタイミングなども含めてバラの挿し木の方法を紹介します。

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バラの挿し木の時期はいつ?

バラの挿し木にもっとも適しているのは5月から6月です。

気温も暖かく、梅雨に向けて湿度も高めになっていくので、バラの挿し木がよく育つ時期になります。

そのほかの時期でも挿し木はできます。

春の次にバラの挿し木に向いているのは秋になります。

夏は暑いので室内であればOK、冬は気温が低く休眠期なので翌春になってから挿した方が成功率も時間的な効率も全然よいです。

初めて挑戦されるかたは春を挿し木の本番、と考えて秋のうちに何本かバラの挿し木をしてみて練習しておくのもよいかもしれませんね。

枝を切ってみると、挿し穂にちょうどよい枝、そうではない枝、というのもありますし、枝を挿し穂として調整したり、という作業もありますから、実際に何度かやってみて徐々に挿し木の腕を上げていくのがおすすめです。

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バラの挿し木の挿し穂の取り方

バラの挿し木をするにはバラの枝が必要になります。

バラの枝は新しく伸びて柔らかいところではなく、完全に枝が伸びきって木質化する前の緑色の枝を選びます。

徒長して節が間延びしたものではなく、しっかり詰まった枝を使います。

わざわざ挿し木のために枝を切るより剪定で切った枝の中から状態のよいものを選んで挿し木にするとよいでしょう。

挿し穂には3節つく様に枝を切ります。

花後の切り戻しの場合、花のすぐ下のところは3枚葉で、5枚葉の上で切り戻しますが、5枚葉の根元から新芽が出るので挿し穂をとる場合は5枚葉の節を挿し穂につける様、もっと深いところから枝を切ります。

上蓋節の葉は残し、一番したの葉は土に挿すときに邪魔になるので取り除きます。

切った枝は下側の切り口を斜めに切り、乾かない様にすぐに水につけて30分以上水揚げします。

バラの挿し木を水挿しから育てる

挿し穂の準備ができたら、そのまま水挿しにしておいてもこまめに水を変えていると発根します。

切り口のところにカルスが形成されて白いゴツゴツしたものができてきます。

これが根っこの元みたいなもので、ここから発根が始まります。

カルスについてはこのあともうちょっと詳しく説明します。

水挿しで出た根は水のなかで生きるための根なのでそれを土に植えなおしてもすぐに土に適応して活着できるわけではありません。

ですからカルスが形成されたか、わずかにそこから発根し始めたところで栽培を水から土に切り替えて、最初のうちは毎日たっぷり水をやりながら育てる、という流れ、タイミングだと水挿しから土への移行がスムーズかと思います。

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バラの挿し木の用土と鉢

バラの挿し木を最初から土に挿して育てる時は、用土は肥料分のない土を使います。赤玉土や鹿沼土の小粒を単体で使ったり、パーライト、くん炭、ココピートなどを適宜混ぜて使ってもよいです。

数種類の土を混ぜる場合は赤玉や鹿沼土を5割から7割くらい、残りをその他の資材を混ぜて挿し床を作ります。

挿し木のポイントは清潔で水はけのよい肥料分のない土を使うことです。

初めてで心配な方は市販の挿し木用の土を使ってもよいでしょう。

鉢は挿し穂の半分から2/3が土の中に埋まるくらいの深さの鉢を用意します。

目安は3号ポット(直径9cm)のものを目安にするとよいでしょう。

バラの挿し穂を土に挿す

用意した鉢に土を入れ、水をたっぷりかけて土の微塵が鉢底から流れ出る様にします。

鉢底から流れる水が綺麗になったら挿し穂を土に挿します。

そのまま挿し穂を土に挿すと切り口が傷んでそこから腐り安くなるので割り箸などで中心に穴を開けて、そこに挿し穂をそっと挿して周りの土を軽く抑えてもう一度上から静かに水をやります。

水をやることで鉢の中の土が落ち着き挿し穂としっかり馴染みます。

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バラの挿し木のカルス形成と発根の様子

薔薇だけでなく多くの植物は挿し木にすると、切り口にカルスが形成されて、そこから発根が始まります。

挿し木の場合、カルスは根っこの元になるようなもので、白っぽいゴツゴツしたものが切り口の表皮に近い部分に形成されます。

このかたいカルスが切り口を保護して腐敗や雑菌から守ってくれます。

上の写真は挿し穂を水差ししておいたものです。

切り口のところに何か白ぽいものがついているのがわかります。

もうちょっと拡大した写真を見てみましょう。

全体にぐるりと白いゴツゴツしたものがついています。

これがカルスです。

そして右側の赤い丸をつけたところ、これがまずカルスができてから発根しはじめた新しい根です。

こんな風にしてバラの挿し木は発根していきます。

水の中で伸びる根は土に植えてもうまく適応できないので、切り口にカルスが形成されたくらいのタイミングでバラの挿し穂を土に挿して、土の中で新しい根が伸びるようにして育てます。

バラは丈夫で、挿し穂が新鮮であれば挿し木の成功率は高いので、水挿しではなく最初から土に挿しても大丈夫です。

咲いたバラの花を花瓶に挿して楽しんで、そのあと茎に太さがありしっかりしているものは、花が終わったら、花の部分をカットして、残った茎をそのまま管理すれば、このようにカルスが形成されて発根してきます。

花を楽しみながらそのまま挿し木にもなってしまう、そんな楽しみ方もできるので、水差しの方法をご紹介しました。

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バラの挿し木苗の管理

バラの挿し木をしたら、レース越しの日光が当たる様な明るい窓辺に鉢を置いて管理します。

発根するまでには2〜3週間かかります。

土の表面が乾き始めたら水をやりながら、新芽が動き出すのを待ちます。

バラの挿し木を成功させるために大切なのは、挿し木した挿し穂を動かさないことです。

挿し木した鉢に水をやる時も水の勢いで土が動かない様にそっと水をやります。

バラの新芽が動き始めても、枝に蓄えられた栄養で新芽が伸びているだけでまだ完全に発根はしていないことがほとんどです。

新芽が出たからと安心して挿し穂を動かしてはいけません。

しっかり新芽の葉が展開して、柔らかかった葉が落ち着いて成熟した葉になってくると土の中の根も伸び始めているくらいだと思います。

この頃になると早ければ鉢底からバラの根が少し見える様になっているかもしれません。

この段階ではまだ植え替えには早いので、もうしばらく挿し木した鉢のまま、バラの苗を育てます。

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バラの挿し木の摘蕾

バラの挿し木をして新芽が育ち始めると、すぐに蕾がつく場合があります。

挿し穂の栄養で花芽をつけるのですが、まだ根が十分に育っていないため、鉢上げ前に蕾がついたらすぐに摘み取った方が株の成長はよくなります。

挿し木の元の挿し穂が立派な物で、しかも葉の成長具合もよくしっかりした苗に育っているのなら、花を咲かせてしまってもバラの挿し木苗が耐えられるくらい力がついている場合もありますが、その場合も開花したらすぐに花はカットして花瓶に挿して楽しむ様にします。

小さなうちに花を咲かせるのはバラの挿し木苗にとってはやはり負担が大きいです。

春に挿し木したものなら、年内は花を咲かせない方が無難ではあります。

特に花弁の枚数が多いバラや、大輪系のバラは苗が小さいうちに花を咲かせても、バラの苗の力が足りずきれいな形の花にはなりにくいです。

どうしても花を見たい場合は、ある程度茎の太さもあり、葉の枚数もある蕾を選び、花が開き始めたらすぐに切り取って花瓶に挿すようにすることで、バラの苗にかかる負担を軽くします。

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バラの挿し木苗の植え替え、鉢上げの時期

発根したバラの挿し木苗の植え替え、鉢上げの時期は、地上部の新芽が動いてすぐだとまだ土の中は根が十分に回っておらず、鉢から抜くと土がボロボロと崩れてしまい、せっかく伸び始めた根が傷んでしまいます。

土の中にしっかりバラの根が回って根鉢ができて、鉢から抜いたときにも土があまり崩れない状態まではじっくり待ちましょう。

バラの挿し木をする時期にもよりますが5月6月に3号ポットくらいの大きさの鉢に挿し木をしたなら、その年の冬、バラが休眠してから植え替え、鉢上げをするのが株を痛めるリスクも低くて安全かと思います。

もっと小さな2号(6cm)ポットなどに挿し木した場合は鉢が小さいのでもう少し早く鉢上げする必要があるかもしれません。

その場合はくれぐれも根鉢を崩さず、バラの挿し木苗の根を痛めない様にそっとサイズアップした鉢に植え替えましょう。

休眠期ではなくても、バラの根鉢を崩さなければ植え替えすることはできます。

土は市販の元肥入りの培養土や、自分で赤玉土や腐葉土、ピートモス、くん炭、ココピート、肥料分を配合したものを使います。

植え替え、鉢上げがうまくいくと土の量も増え、肥料分も入るのでバラがグングン育ち始めます。

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