いちじくが熟さない、熟す前に冬になってしまいそうなときの対処法

 

いちじくの秋果が終わりの時期、まだいちじくの木に実がなっているのに気温が低くて熟さない時の対処法を紹介します。

いちじくは暖かい気候を好む果樹です。

耐寒性のある品種、ブルンズウィックやホワイトゼノアなどは東北地方でも古くから栽培されていますが、いちじくの品種や冬の低温をあまり気にせず栽培できるのは関東から西になります。

いちじくの育て方については別記事で紹介しています。

ここでは冬の低温や、秋に実がついているのにちっとも熟してこなくて、そのまま冬になってしまう場合にできる対処法と合わせて、未熟ないちじくを美味しく食べられる方法も紹介します。

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いちじくの実がなかなか熟さない

 

秋になって気温が下がってくると暑い時期と比べていちじくの実が熟すまでに日数がかかります。

最近は10月の秋雨の時期も長く日照時間が少ないことが多いので、いちじくの実がなっているのに、実が緑色で硬いままなかなか熟さない、という場合があります。

いちじくの実が熟さない、と言っても1つ1つの実で大きさや段階も違うので、ここでは

  1. いちじくが少し色づいているけどそれ以上完熟してこない
  2. これからもう少しで熟すだろうという大きさにはなっているが全く色付いていないくて緑色のまままだ硬い状態
  3. そしてそれよりも小さくて熟すにはもうちょっと実が大きくなる必要があるもの

という3つの段階に分けて対処法を紹介します。

 

いちじくが熟さない①いちじくの実が色付いているけどそれ以上完熟しない場合

 

いちじくの実が色づいて少し柔らかくもなっているけれど、完熟には至らず、生食するには早すぎる状態で、気温が下がってきて、それ以上熟さない状態の場合。

この場合、実を収穫して皮をむかずに丸ごとコンポートにしたり、ジャムにするなど、砂糖を加えて火を通して利用すると美味しく頂けます。

いちじくの品種はいろいろありますが、甘さが控えめであっさりした味のいちじくの完熟したものもこの食べ方で美味しく頂けます。

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いちじくが熟さない②いちじくの実の大きさはあるけれど、緑色で硬い状態のままの場合はオイリングする

 

いちじくの実はもう一息で熟してくるはずなんだけど。。。まだ全然熟してこない。

このまま冬になってしまって収穫できないのでは、とヤキモキする様な時は、オイリングといういちじくの実を早く熟させる方法があります。

オイリングは文字通りオイルをいちじくの実の目のところに垂らす方法です。

オイリングはいちじくの実が3cmくらいの大きさの時に行います。

一口で3cmと言ってもいちじくには小さな実のなるいちじくも、ロングドゥート (バナーネ)や舛井ドーフィンの様に大きな実がなるもの、50〜60gの中果がなる品種、といろいろありますので目安として考えて試してみてください。

いちじくの実はある程度の大きさになってくると実が大きくなるのが止まり、そのまましばらくすると色付くタイミングで再びふわっと実が大きくなります。この色付く前のまだ硬い状態の時にオイリングします。

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あまり早い段階でオイリングをするとそれ以上果実が熟さなくなり、遅すぎるとオイリングの効果はないので、いくつかの実で試してタイミングを見極めてみてください。

オイルは食用の植物油を使います。

普通に料理に使うオリーブオイルやごま油、なたね油でOKです。

いちじくの果皮にオイルがつかない様に目のところだけにスポイトなどで1〜2滴オイルを垂らします。

スポイトがなければ綿棒でちょんちょん、とオイルをつけてやればOKです。

いちじくの実が上を向いてなっていればやりやすいですが下向きになっている実の場合は綿棒の方がやりやすいかもしれません。

上の写真の様に大きさは十分、あとは熟すだけ、という準備の整った実の場合、2〜3日で変化が見えてくると思います。

この記事の冒頭の写真は、いくつかのいちじくの実にオイリングをして最初に変化が現れたいちじくの実の写真です。

オイリングから3日目で色づき始めたところです。

試しにオイリングした他のいちじくの実も5日目くらいから色づき始めたので、残りの実も全てオイリングしました。

オイリングについてはいろいろ調べて、農研機構の以下の資料を参考にさせていただきました。

イチジクのオイリングにおけるオイルの種類と処理方法

いちじくの実のオイリングを実際にやってみて、確かに効果があることがわかったので、ご紹介しました。

ちなみにこの資料によるとオイリングをして早く熟させたいちじくの実でも糖度に違いはないそうです。

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いちじくが熟さない③いちじくの実がもうちょっと大きくなる必要がある場合

より小さな青いちじくの実はオイリングしてしまうとそれ以上熟さなくなる可能性があるので、オイリングはせず、もう少し待って、それでもダメなら硬いままのいちじくの実を収穫して、加熱調理して食べる、という方法もあります。

この場合は皮を剥いて調理したりするのですが、生の未熟ないちじくの実の茎や皮からはフィシンというタンパク質分解酵素を含む白い汁が出ます。

この白い汁は直接肌に触れると痒くなったり、皮膚が赤く荒れたりしますので、なるべく素手で触れないようにして、もし手についてしまった時はすぐに流水でよく洗い流すようにします。

この未熟ないちじくの皮を剥く時は、アク抜きをかねて先に湯がいてから皮を剥きます。

もし生のまま皮を向く場合はビニール手袋をするなどして、白い汁が直接手につかない様にしましょう。

調理の方法としては、皮を剥いた青いちじくの実をだし汁で煮たり、天ぷら、甘露煮(これは皮のまま煮ることができます)、ジャムなどがあります。

東北地方は早くに気温が下がるので青いちじくを料理して食べることも他の地域に比べて多い様です。

未熟で小さな青いちじくでもこうやって食べることができる、と知っていたら、秋の終わりにいちじくがなかなか熟してこなくても、あまりヤキモキせずに、待つことができそうですね。

実際に青いちじくを甘く煮てみるとわかりますが、甘露煮はとても美味しくておすすめです。

甘露煮のつくりかたについては以下の記事で紹介しています。

秋遅くのいちじくを最後まで楽しむいちじくの甘露煮の作り方

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