レモンの花の摘花と摘果、摘花後のレモンの花、摘果レモンを無駄にしないとっておきの楽しみ方

レモンの花の摘花と、摘み取った花を無駄にしないで楽しむ方法を紹介します。

レモンの木を育てていると、春に咲いたレモンの花が結実し他ものが晩秋から冬にかけてレモンの実となり収穫、楽しむことができます。

それ以外の時期にもレモンの花は1年の中で繰り返し何度も咲きます。

レモンの花は真冬を除いてほぼ1年中花芽ができて開花するので、レモンの花の摘花とおすすめの利用方法を紹介します。

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目次

レモンは四季咲きの果樹

レモンの木はほぼ1年中花を咲かせます。

一番多くレモンの花が咲き、良質なレモンの実がなりやすいのは4月から5月にかけて咲く春の花です。

その後もレモンの木は何度も次から次へと花芽ができて開花します。

 

春以降に咲くレモンの花の摘花と摘果

 

6月ごろ以降に咲くレモンの花は、開花や余分な結実でレモンの木の力を消耗してしまうため、特に鉢植えレモンの場合は摘花して、すでに結実しているレモンの実を充実させるようにします。

レモンの木を地植えにしている場合は根の張るスペースも十分にあるので、レモンの花を摘花しなくてもさほど影響はないかもしれません。

もしその後遅く咲いたレモンの花が結実する様なら、8月ごろになってから、春の最初に結実したレモンの実を摘果するタイミングで、この小さな、後から実ったレモンの実も摘果する様にします。

6月以降もレモンの木には何回も花芽が出てきます。

レモンの花を全部摘み取るつもりでいても気がついたら花が咲いていた、レモンの実が膨らみ始めていた、なんてことがあります。

そんな時はせっかく咲いたレモンの花や実を以下の方法で利用してみてください。

レモンの花はとても香りがよいのでお勧めします。

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レモンの花を利用する場合の注意点

レモンの花をお茶などに利用する場合の注意点について紹介します。

レモンの花はお茶にしたり、料理の香りづけなどに利用することができますが、レモンの花を食用にする場合は、農薬についての注意が必要です。

一番いいのは、無農薬で育てたレモンの花を利用するのが安心安全です。

レモンの花を食用にする場合、レモンの花を収穫するためにわざわざ農薬を使おうという方はあまりいないと思いますが、もしどうしても農薬を使う場合には、野菜類に適用のある農薬を使うことになります。

「食用花」に適用のある農薬もあるのですが、農林水産省が定めた農薬の適用範囲である「食用花」の分類にはレモンの花は含まれていませんので間違えないようにしましょう。

またレモンは通常レモンの実を収穫するために育てられていますので、果樹だけに適用のある農薬が使われている場合があります。

その場合はレモンの花を食用にすることはできません。

レモンの花も実も両方を利用したい場合は、野菜類と果樹類の両方に適用のある農薬を、それぞれの適用の使用方法を守って使用しなければなりません。

レモンの花を食用にする場合は、そのレモンの木にどんな農薬が使われているか、どの農薬なら使えるか、またその正しい使用方法などをご自分でよく確かめて利用するように注意してください。

今回記事更新にあたり農薬についても調べてみましたが、結果、無農薬で育てたレモンの花を利用するのが一番間違いがなく安心です。

 

参考資料:
農薬の適用病害虫の範囲及び使用方法に係る適用農作物等の名称について

農薬についてはどの製品がどの作物に使えるかなど、メーカーに確認するのが一番確実です。
個別にお問い合わせいただいてもお答えできかねますのでご了承ください。

 

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レモンの花以外の柑橘花の利用について

レモンの花よりも一般的によく利用されている柑橘の花があります。

オレンジ(だいだい、ビターオレンジ)の花です。

乾燥した(だいだい、ビターオレンジ)の花は生薬やハーブティとして古くから親しまれています。

このビターオレンジの花からとれた精油はネロリと呼ばれ、バラの精油と並んで希少で高価なものです。

ビターオレンジには薬効があることから未熟果は「枳実(キジツ)」として日本薬局方にも生薬として記載されています。

普段私たちがフルーツとして食べているのはスイートオレンジになります。

ハーブティー用の乾燥オレンジフラワーはオンラインショップなどで気軽に入手できます。

レモンの花が手に入らない場合は、オレンジフラワーティーを利用するのもおすすめです。

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摘花したレモンの花を紅茶で楽しむ

 

レモンの花芽ができたら花芽の段階で摘んでしまうこともできますが、特に木が弱っているとかでなければ、レモンの花を咲かせて、咲いた花を摘み取り、ハーブティとして利用することができます。

レモンの花はとても香りがよく、果実のレモンとも似ているけれど少し違う香りがします。

とてもよく香るので、1輪の花があれば十分に楽しむことができます。

おすすめは紅茶にレモンの花を浮かべて飲む方法です。

レモンの輪切りを加えるレモンティーはレモンの酸味で紅茶の味が変わりますが、レモンの花を浮かべたレモンフラワーティーは紅茶の味は変わらず、華やかなレモンの花の香りを楽しむことができます。

摘花したレモンの花をお茶に入れるのは、レモンティーの酸味が苦手という方にもおすすめです。

上の写真の様に紅茶を注いだ後にそっとレモンの花を浮かべると、綺麗にカップの表面に浮かんで、飲み切るまで沈みません。

 

目でも楽しめるレモンの花を浮かべた紅茶、おすすめです。

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摘花したレモンの花のハーブティー

 

もちろんレモンの花だけでフラワーハーブティーを楽しむのもおすすめです。

カフェインフリーの飲み物ですから夜寝る前のリラックスタイムにもよいお茶です。

レモンの花が1輪あれば十分です。

上の写真も1輪のレモンの花でかなり綺麗なレモンイエローのお茶になっているのがわかります。

香りがとてもいいので素晴らしいアロマ効果を期待できます。

 

摘花したレモンの花、摘果した若いレモンを蜂蜜漬けに

 

もう1つ、ぜひお試しいただきたい方法が、摘花したレモンの花や、摘果した若いレモンの実を蜂蜜漬けにすること。

レモンの花と摘果したレモンの実を一緒に漬けてもいいですし、摘花したレモンの花がたくさんあるなら、レモンの花だけで蜂蜜漬けを作ればとても贅沢ですね。

レモンスライスを蜂蜜に漬け込む蜂蜜レモンも人気のあるレモンの楽しみ方ですが、レモンの花や摘果レモンを蜂蜜漬けにすると、紅茶と同様に蜂蜜の味はそのままに香りだけをプラスすることができます。

良質な蜂蜜はとれたての時、蜂が蜜を採取した花の香りがするものです。

花の香りは蜂蜜ととても相性がよいのでぜひレモンの花を漬け込んだ蜂蜜も作ってみてはいかがでしょうか。

摘花したレモンの花を少しずつ蜂蜜に追加して入れていくこともできるので、レモンの花が少しずつしか咲かない場合でも、無駄になることがありません。

もし、レモンの木を地植えにしていて摘花できる様なら、バラの花のジャムの様にレモンの花のジャムを作ったり、レモンの花の砂糖漬けを作ってもよいかも知れません。

紅茶に入れたり、パンケーキやホットケーキにかけたりしていただくとちょっとした優雅なひとときを楽しむことができます。

レモンの木は1年を通して花もたくさん咲きますから、ぜひ実だけでなく花も摘花して利用してみてはいかがでしょう。

レモンの木の育て方のポイントについては以下の記事で紹介しています。

 

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