イタリアンパセリの保存方法、冷凍保存、冷蔵保存、乾燥保存のやり方、イタリアンパセリの栄養素を逃さないのは?

イタリアンパセリの保存方法、冷凍保存、冷蔵保存、乾燥保存のやり方を紹介します。

この記事では栄養面を考えたイタリアンパセリ、パセリの保存方法や、利用方法にあわせた保存方法、逆にあまりおすすめではない保存方法についても紹介します。

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目次

イタリアンパセリについて

イタリアンパセリやパセリはセリ科のハーブです。

いずれも香りがよく、特にイタリアンパセリは名前の通りイタリア料理に欠かせない素材です。

洋風の料理全般の香りづけによく合うので人気があります。

料理の香りづけだけの利用だと1回の使う量が少量のため、せっかくイタリアンパセリやパセリを買ってきても、1パックを使い切らずに残ってしまうこともあります。

でも、イタリアンパセリもパセリもプランターで簡単に栽培できるハーブですので、もし自分で栽培すれば、いつも必要な分だけをカットして使えるので無駄になることもありません。

プランターなどで育てると、一番葉の状態がいい適期にたくさん収穫したイタリアンパセリやパセリをどうやって保存したら長く使えるかな?と思ったことがある方もいらっしゃることと思います。

彩りもよく、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素も豊富で少しあると便利だからこそいつも手元においておきたい、そんなイタリアンパセリ、パセリの保存方法について見ていきましょう。

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イタリアンパセリ、パセリの保存で栄養素を失わないために:イタリアンパセリはどんな栄養素を含んでる?

イタリアンパセリに多く含まれる栄養素は以下の様なものがあります。

カリウム 830mg、カルシウム 120mg、鉄分1.6mg、ベータカロテン6800mg、ビタミンC110mg。

上記は100gに含まれる栄養素です。

野菜としてたくさんの栄養素を含んでいるのがわかりますね。

 

イタリアンパセリ、パセリの栄養素①:鉄分含有量について

鉄分に関してはよくほうれん草が鉄分を多く含む食品としてあげられていますが、ほうれん草の鉄分は100g中に2.0mg含まれています。

鉄分に関していうと、実はもっとはるかに多く鉄分を含む野菜があるのをご存知でしょうか?

100gあたりの鉄分含有量でいうと葉が縮れているパセリはなんと7.5mg、大根の葉は3.0mgの鉄分を含んでいます。

普通のパセリを100g食べるのは大変ですので、そういった食べ合わせを考えるとほうれん草は1回に食べられる量の中で鉄分を多く含む食品と言っていいのだと思います。

大根の葉は3mgも鉄分を含んているのでぜひ食べたいところですね。

ただし葉を専用に食べる葉大根は100g中に鉄分は1.4mgと普通の大根の半分以下になります。

できれば自分で大根の種をまいて育てて、大根の葉を食べられるとよいですね。

大根の育て方、こちらの記事にまとめていますので、やってみようと思う方は読んで見てください。

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さて、話を元に戻して、イタリアンパセリの方の鉄分も他の野菜と比較すると1.6mgあります。

これは鉄分を多く含む野菜の部類に入ります。

イタリアンパセリは葉が平たく、縮れ葉のパセリの様にモソモソと口に当たることもないので、一度にたくさんの量を料理で使いやすいハーブです。

イタリアンパセリもパセリも、鉄分の吸収の効率をあげてくれるビタミンCも多く含んでいますので、柔らかい葉を利用して積極的に食べたいところです。

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イタリアンパセリ、パセリの栄養素②:ビタミンC含有量について

イタリアンパセリはビタミンCを100g中に110mg含みます。

成人男女が1日に必要な所要量以上のビタミンCを含んでいますので、十分な量ですね。

ビタミンCは熱に弱いと言われていますが、実は加熱よりも茹でたりすることで水に溶けて流出する方がビタミンCの損失が大きくなります。

イタリアンパセリのビタミンCを効率よく取ろうと思ったら茹でるよりも蒸す、炒める、電子レンジでチンするのがよく、もちろん一番いいのは生の状態。

イタリアンパセリの柔らかい葉を刻んでサラダや白身魚のマリネにたっぷり加えてあえるなどすることで、香りよく美味しくビタミンCを摂取することができます。

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イタリアンパセリ、パセリの栄養素③ベータカロテン

イタリアンパセリの栄養素の中でも特筆すべきなのはベータカロテンの含有量です。

なんと100mg中に6800mgも含まれています。

ほうれん草や大根の葉に含まれるベータカロテンは4000mg前後ですから、このイタリアンパセリに含まれるベータカロテンの量は特筆に値します。

ベータカロテンは加熱しても失われることはなく、油分と一緒に摂取すると吸収率が高まります。

イタリアンパセリは炒めて調理することでそのベータカロテンを余すところなく摂取することができます。

イタリアンパセリをたっぷり加えたペペロンチーノや、お肉をコトコト煮込んだスープに仕上げにイタリアンパセリをたっぷり刻んでさっと火を通すと、肉の臭み消しにもなりスープが香りよくひと味もふた味も美味しくなります。

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イタリアンパセリ、パセリの保存は冷凍、乾燥、最適な保存方法は?

イタリアンパセリ、パセリの栄養素とそれぞれの特徴を踏まえて、生のイタリアンパセリの冷蔵保存、冷凍して保存、乾燥させての保存、それぞれの方法について見ていきたいと思います。

ビタミンCは熱や水に弱いですし、ベータカロテンは油と取ることで摂取率が高まります。

料理や用途にあったイタリアンパセリ、パセリの保存方法を選ぶことで、賢く栄養を摂取でき、料理する際の時短にもなります。

 

イタリアンパセリ、パセリの保存方法①買ってきたイタリアンパセリを冷蔵保存する

 

イタリアンパセリやパセリのフレッシュな食感を温存したいなら生で保存するのが一番です。

買ってきたイタリアンパセリ、パセリは少しでも新鮮な状態を保てる様に鮮度保持袋に入っていると思います。

それでもお店に並んでいる間に水分不足になっていますので、1時間ほど水につけて十分に水分を含ませてから、軽く水を切ります。

少しまだ水滴がついている状態でキッチンペーパーに包んで鮮度保持袋に戻して冷蔵保存します。

キッチンペーパーがパセリの水分調整を助けてくれます。

買ってきたイタリアンパセリ、パセリは収穫してから時間が経っていますのでなるべく3〜4日で使い切りましょう。

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イタリアンパセリ、パセリの保存方法②プランター栽培で収穫したイタリアンパセリの冷蔵保存

 

自分でプランター栽培したイタリアンパセリやパセリは株どりせずに外葉から収穫します。

たくさん取れたら多い分を保存します。

ボウルに水を張りイタリアンパセリをざばざばと洗って汚れを落とします。

水を替えて30分くらい水に浸し吸水させます。

縮れ葉のパセリは葉の縮れの間に汚れがついている場合がありますのでパセリの軸を持って水の中でよく振り洗いして、汚れを落とします。

パセリが水分を吸収してパリッとしたところで、たくさんあるなら新聞紙の上にキッチンペーパーを敷いたものを用意します。

洗ったパセリを軽く水を切った状態で向きを揃えて用意したキッチンペーパーの上に乗せてそっと包みます。

イタリアンパセリを新聞紙に包んだ上からジッパー付きのビニール袋に入れて冷蔵保存します。

新聞紙は調湿性に優れているので丁寧に葉物野菜や根菜類を保存したいときに役にたちます。

それほど量がなければキッチンペーパーだけで包んで冷蔵保存します。

自分でプランター栽培して収穫したイタリアンパセリやパセリは鮮度がいいので、3〜4日に1回、さっと水をくぐらせて再度新聞紙に包んで保存するとバッチリ1週間以上、冬場なら2週間くらいパリッとした状態で保存できます。

サラダやマリネにフレッシュなところを使いたい時には冷蔵保存がおすすめです。

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イタリアンパセリ、パセリの保存方法③冷凍保存する

イタリアンパセリやパセリをもう少し長期保存したい場合は冷凍保存します。

よく洗って吸水させてイタリアンパセリ、パセリを元気にさせておくところまでは同じです。

その後よく水分を拭き取ってから、イタリアンパセリ、パセリを丸ごと、、もしくは、使うときの大きさに合わせて刻んで、冷凍用のジッパー袋に平たく広げて入れて、中の空気を抜き冷凍庫で保存します。

冷凍保存の大事なポイントは水分をよく拭き取ってからイタリアンパセリを冷凍することです。

水分を取り除くことで、冷凍した後のイタリアンパセリに霜がつきにくくなり、綺麗な状態を長く保つことができます。

パセリの茎と葉を分けて冷凍し、葉だけを使ったり、煮込み料理には茎を香り付けに、と分けて使う方法もあります。

イタリアンパセリは葉よりも茎の方が香りが強く、パリパリとした食感もよいので、茎の部分を少し細かめに刻んで葉の部分と一緒に冷凍保存するのもオススメです。

イタリアンパセリを使う分だけ袋から取り出してパラパラと振りかけて使いましょう。

冷凍すると野菜は組織が壊れるので、解凍した時に溶けた水分とともに栄養素も流れ出してきます。

サラダなどに使う場合はドレッシングに加えてミキサーにかけたり、加熱する料理には凍ったまま入れて使います。

イタリアンパセリ を凍らせて保存する方法はフレッシュな香りを比較的長く維持できるのでとてもおすすめです。

しっかり凍らせると袋を手で揉むことで細かくすることもあっという間なので、形に拘らない場合は予めカットしなくても良い点がかなり手軽でもあります。

冷凍保存なら1ヶ月以上保存できます。

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イタリアンパセリ、パセリの保存方法④乾燥保存する

イタリアンパセリ、パセリをさらに長期保存したい場合は乾燥保存します。

乾燥ハーブとしてもイタリアンパセリは売られていますよね。

生や冷凍と比べると少し香りの趣が変わり、乾燥イタリアンパセリは煮込みやスープの香りづけに向いています。

風通しのよい場所で陰干し、あるいはレンジでカリカリになるまでチンする方法がありますが乾燥するための加熱や時間の経過で栄養面から考えるとビタミンCの損失は否めません。

できることなら栄養素をしっかりいただくためには乾燥ではなくフレッシュの状態のイタリアンパセリを利用したいところですが、乾燥パセリはスープやサラダにパラパラとふりかけて気軽に使えるメリットがあり、作っておくと重宝します。

イタリアンパセリ、パセリはどちらも栽培が簡単ですしプランター栽培や、特に水耕栽培ならあまり季節を選ばないので、いつでも新鮮なものが手元にある様にしておけるといいですね!

乾燥方法ごとのやり方はこの後紹介します。

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イタリアンパセリ、パセリの保存方法⑤レンジでチンして乾燥保存する方法

イタリアンパセリ、パセリは洗って水気をとったものを茎と葉に切り分けます。

葉の部分をクッキングペーパーを敷いたお皿に広げて電子レンジで500wで2分程度、パリパリに乾燥するまでチンします。

茎の部分は葉よりも少し長く3分程度チンして同様にパリパリにします。

パリパリに乾燥したイタリアンパセリ、パセリを手で粉にして空き瓶やジッパー付きのビニール袋に入れて冷暗所で保存します。

このとき乾燥したイタリアンパセリやパセリを冷蔵庫や冷凍庫に入れてはいけません。

取り出したときに温度差から結露して水分を吸収してしまうので、せっかくの乾燥保存の意味がなくなってしまいます。

乾燥剤などを入れてお部屋の中の冷暗所に保存しましょう。徐々に退色しますが半年から1年は保存することができます。

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イタリアンパセリ、パセリの保存方法⑥自然乾燥で保存する方法

西洋ではハーブを天井から吊るして乾燥させたものをそのまま料理に使ったりしますが、自然乾燥は湿度の高い時期の日本の気候には向いていません。

湿度が高いとどうしても乾燥に時間がかかりカビが繁殖しやすいのです。

自然乾燥する場合は秋以降、湿度、温度共に低い時期に風通しのよい場所で乾燥させるようにします。

自然乾燥ではありませんが電子レンジで一気に乾燥させると、短時間でできますし、イタリアンパセリ、パセリの鮮やかな緑色も綺麗な状態で保存できますので、どうしても乾燥保存したい場合は電子レンジでの乾燥保存がオススメです。

電子レンジで乾燥しての保存の場合でも、食品ですのでその後の保存状態については自己管理をしっかりする必要があります。

衛生面には十分気をつけて、早めに使い切りましょう。

 

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