ミニトマトの育て方、ミニトマトの枯れた葉は切る、ミニトマトの剪定・摘心・脇芽かきについて

ミニトマトの育て方、ミニトマトの枯れた葉を切ることやミニトマトの剪定・摘心・脇芽かきについて紹介します。

ミニトマトはトマトの中でも栽培が簡単で育てやすく1本でもたくさん収穫できるおすすめの家庭菜園用の野菜です。

丈夫で生育旺盛なのでミニトマトですが、下の方の葉から枯れるので、ミニトマトの枯れた葉を切る処理方法と剪定、摘心、脇芽かきなど栽培のポイントを紹介します。

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目次

ミニトマトは種類がたくさん!

ミニトマトは品種改良がすごく進んでいて毎年4月5月はホームセンターに所狭しとさまざまなミニトマトの苗が並びます。

赤いミニトマト、黄色いミニトマト、緑のトマト、ブラックトマトなど色に特徴があるものや楕円形のトマトや粒がとても小さいマイクロトマトなどなど。

スペースがたっぷりあればその全てを育てることもできますが、そうではない場合にじゃあどのミニトマトを育てるか、となるとどれを選んでいいのか迷ってしまいますね。

どれも魅力的で、あるいはどれがいいのかわからなくて困ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

新しい優れた性質を持つミニトマトの品種の苗は1ポットのお値段も300円などと少々お高めです。

トマトは丈夫な野菜で、種まきからでもよく育ちますので、ここでは種から育てる方法を紹介します。

ミニトマトを何本かまとめて育てたい場合は種まきから育てた方がお得です。

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ミニトマトの栽培におすすめ品種

ミニトマトのフルティカ®︎という品種はスーパーなどでも売られているフルーツトマト系の品種です。

お店でも売られているミニトマトなので営利栽培用のハウス環境じゃないと育てにくいかと思っていたのですが、実際に種まきから育ててみたら、丈夫でほぼほぼ放任の環境でも冒頭の写真のようなトマトがしっかり実りました。

収穫したフルティカ®︎トマトは味のばらつきも少なくどれも甘くて美味しかったので個人的にはかなりおすすめだと思います。

 

ミニトマト、フルティカ®︎の栽培について

フルティカ®︎はミニトマトといっても比較的大きめ、ミディトマトと呼ばれる中玉のミニトマトです。

タキイ種苗の登録品種で「フルティカ®︎」という名前が登録商標になっている甘くて人気のフルーツトマトです。

比較的簡単に甘いトマトの実が収穫できますのでミニトマト栽培が初めての方や、これからご自分で栽培する品種をどれにするか考えている方におすすめです。

性質は丈夫でよく育ち、耐病性もあります。

上の写真、フルティカ®︎なのですが、種が古いものから育てたのと、ベランダの屋根がある分日照条件がよくないせいか、実が小さめです。

種を購入した年に栽培したときはもう少し大きな実がなりました。

トマトはなんと言っても日照条件が出来具合に影響します。

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ミニトマトの育て方①種まきと適期

 

関東などの平均的な気温の地域なら2月下旬から5月上旬が種まきの適期です。

ミニトマト類は全般的に発芽の適温は最低でも20度を必要とします。

この適温、間違えがちなのですが、気温ではなく地温です。

2月末はまだ寒いので室内で育苗ポットに種まきして苗を育てます。

ポットに培養土や、赤玉と腐葉土を混ぜた用土を入れ、フルティカ®︎の種をまき、土を5mm程度軽く覆土して水をたっぷりやって、以降発芽するまで乾かさないように管理します。

十分に気温が上がってからなら種まきから1週間程度で発芽します。

1ポットに3粒まいて、本葉2〜3枚の頃までに元気な苗を1本残すように間引きします。

3粒とも育ちがいい芽が出たら、間引きの時にそっと根を傷つけないように土をつけた状態でフルティカ®︎の苗を抜けば、別の場所に植え付けて育てることも可能です。

移植を嫌う野菜の場合は難しいですが、トマトは生命力が旺盛で、挿し木も容易に根付くくらい丈夫なので、間引いた苗を移植して育てることができます。

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ミニトマトの育て方②苗が小さいうちは暖かくなるまで室内で

ミニトマト、フルティカ®︎の苗が小さいうちはヒョロヒョロと軟弱な感じの苗に見えますが、大丈夫です。

日当たりのよい場所で水を切らさないように管理して、肥料をやってしっかりした苗に育てます。

しばらくすると茎に太さが出てしっかりしてきますのでよく日光に当てて管理します。

 

ミニトマトの育て方③植え付け

ミニトマト、フルティカ®︎の苗がかなりがっしりしてきました。

もう少しすると一番花が咲きます。

プランターでも地植えでもミニトマトは一番花が咲く頃が植え付け適期です。

用土は赤玉6、腐葉土4の割合の土に石灰を混ぜて酸度を調整して元肥を混ぜ込んでおきます。

ミニトマト、フルティカはよく育つと草丈も1.5m以上大きくなるので65cmプランターで2株が目安です。

ポットからプランターなどに植え替えると、土の量も増えるのでフルティカ®︎トマトの苗はどんどん成長します。

そのため植え付けたらすぐに支柱を立てて、茎を紐でゆるく支柱に誘引していきます。

月1回の追肥と、週1回程度の液肥をやりながら、育てます。

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ミニトマトの育て方④脇芽の剪定(脇芽かき)

茎が伸び始めたミニトマト、フルティカ®︎は脇芽も育ち始めます。

脇芽が大きくなるとそちらに栄養を取られてしまうため、脇芽の大きさが5cmくらいになる頃に剪定(脇芽かき)をします。

ミニトマトの剪定方法の中ではこの脇芽かきが一番の仕事になります。

脇芽は主茎から出る葉の付け根のところから伸びてきます。

フルティカ®︎の草丈が高くなり、葉数が増えるとそれだけ育つ脇芽の数も多くなってきます。

気温が高い時期は成長も旺盛ですので気がついたらフルティカ®︎の脇芽が大きくなっていた、なんてことにならないようにこまめにチェックして脇芽かきをしていきます。

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ミニトマトの育て方⑤開花と結実

ミニトマト、フルティカ®︎の花が咲いた後、徐々に実が膨らんできます。

一房には8個の実を目安に、あまり多く実がつきすぎた時は摘果した方が草勢の維持のためにはよいでしょう。

もしもプランターで土が少なかったり、あまり日当たりが十分とは言えなくてミニトマト、フルティカ®︎の苗の生育がよくない場合はもう少し結実させる数を減らしてもよいでしょう。

ミニトマト、フルティカ®︎の実は最初は白っぽい淡い緑色で硬く、大きさが4cmくらいになってくると徐々に透明感が出てきてやがて赤く熟します。

真っ赤に熟したら収穫していただきます。

甘くて香りがよく、とても美味しい実がなりますので、よかったら楽しみに育ててみてください。

ミニトマト、フルティカ®︎の最初の開花結実の後も下の段から徐々に開花結実していきます。

様子を見て適宜追肥をしながら水やりをしっかりして育てていきます。

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ミニトマトの育て方⑥ミニトマトの枯れた葉を切る

ミニトマト、フルティカ®︎の葉が下の段から順々に痛んだり、枯れこんできた場合や、逆に葉が混み合って日当たりが悪くなってしまう場合は、痛んだ葉や重なり合って密になった余分な葉、枯れた葉を切る方がよいです。

ミニトマトの枯れた葉を放置するとそこにカビ菌がついて病気になったり、害虫の隠れみのになったりします。

ミニトマトの葉が痛んで切り取ったり、枯れた葉を切ることで元気な葉数が少なくなってしまった時は、その分ミニトマトの実をならせるための葉が足りない場合があります。

そういった場合は、わざとミニトマトの脇芽を切らずに育てて、葉が2〜3枚展開したところで初めて脇芽の先端を摘心して元気な葉を温存する、という方法もあります。

こうすることで脇芽には余分なトマトの花を咲かせないので、展開した新しい葉が光合成で作った栄養をメインの枝のミニトマトの実のために利用できます。

もう1つ、ミニトマトの葉が枯れていなくても収穫を終えた段の葉は不要になるのでその葉を切ることで、風通しをよくしてやることができます。

ある程度の段数の収穫が終わったら、茎だけになった部分を曲げ倒して下げて行くことでミニトマトの高さを下げることもできます。

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ミニトマトの育て方⑦ミニトマトの摘心剪定

大玉トマトの場合は主枝の5段目の花が咲いたらそれより上の茎を剪定、つまり摘心しますが、ミニトマト、フルティカ®︎の場合は特に摘心は必要ありません。

下の段から順番に開花結実していくので、成長に合わせて4〜5段目の花が咲いた頃に追肥をします。

以降も様子を見ながら成長に合わせて追肥をしていけば、長く収穫を楽しむことができます。

主枝が自分の背丈より長くなってしまったら、先ほど紹介したようにミニトマトを収穫した段の下葉を切り、その部分を倒して高さを下げることができます。

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ミニトマトの育て方⑧ミニトマトの強剪定

ひとしきり主軸が高く成長して実を収穫した後で、これ以上伸びると背が高すぎて管理できない、という状態までミニトマト、フルティカ®︎が伸びた時には、もう1つの方法で対処することもできます。

主軸の下の方からどんどん出てくる小さな脇芽の中からしっかりしたものを選び、剪定せずに育ててある程度の大きさになったら、その位置から少し上で主軸をバッサリと剪定して株を更新することもできます。

これはまた1からミニトマトの苗を育て直すのに似ている方法ですので、割と早めの時期に脇芽を育て始める必要があります。

その年の気候もよるので早くに気温が下がってしまうような年にはミニトマトのわき芽の成長が間に合わない可能性もありますが、十分気温が確保できるなら、追肥して水やりをしていれば脇芽が再び成長してミニトマトを収穫できます。

ミニトマトを暖かい地域で育てる場合や、長く収穫したいけど、時期をずらして苗を何本も育てるスペースがない場合などに試してみるとよいかもしれません。

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ミニトマト、フルティカ®︎は美味しくて育てやすいおすすめ品種

冒頭の写真で紹介しているミニトマト、フルティカ®︎の実は一房に3個だけに摘果して育てました。

キッチンの窓辺で一つの5号鉢に、3株、間引きをせずにそのまま全部を伸ばしてしまったので、実の数をうんと少なくしました。

その甲斐あって、このミニトマト、フルティカ®︎の株はその後も再び実をつけて、現在同じ株から7個目のフルティカ®︎の実が大きくなり始めています。

小さな鉢に密植している悪条件の中で、よくそれだけ実がなるなあと育てていても驚きです。

しかも実の味も甘くて、かなり優秀だと思います。

屋外で育てるように苗を別に育ててプランターに定植もしているので、かなり期待できると思っています。

種はホームセンターなどで気軽に入手できますので、よかったら育ててみてくださいね。

個人的にはかなりおすすめです。

 

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