びわの育て方、鉢植えの剪定や種まき、一枝に実は何個つける? 

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びわの育て方は簡単で、家庭で鉢植えでも栽培できる果樹ですのでその育て方や利用法について紹介します。

びわは6月から7月ごろ、淡いオレンジ色の実がなり私たちを楽しませてくれる季節の身近な果樹です。

びわの木は地植えで条件がよければ10m以上にもなります。

子供の頃、あちこちに生えているびわの実をとっては甘酸っぱい初夏の味を楽しんだ記憶が今も忘れられません。

最近は木が大きくなるからでしょうか、あまり庭植えされているびわを見かけなくなり、実がなる時期も短いため高級な果物としてお目にかかることの方が多くなったように思います。

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びわの育て方①日当たりと温度確保

びわは基本的に丈夫で無農薬で育てられます。

気をつけなければいけないのはびわの木を日当たりのよい場所で育てる事と耐寒性が弱いので冬は温かい場所に置くこと、実がなったら袋掛けをして虫除けすること。

大きなよい実をならせたいなら冬の摘花、春の摘果をします。

びわの木は放任でも地植えなら勝手に実がなっているものですが、びわの実の大きさが小さくはなります。

鉢植えの場合は土も限られますのでびわの実の数は調整した方がよいでしょう。

庭植えで放任すると樹高が高くなってしまい袋掛けなどがしにくくなりますが、剪定や枝を誘引することで樹高も低くコントロールすることができます。

鉢植えでコンパクトに育てれば、冬寒い場合は室内に取り込むこともできますから育てやすいです。

びわの育て方②鉢植え用土と肥料

びわの木は水はけのよい土がよく、赤玉7、腐葉土3の割合の土に元肥を混ぜ込んで用意します。

びわは苗を入手して育てるのがおすすめです。

植え付けの適期は苗なら2〜3月ごろになります。

地植えだと10mにもなるびわの木は鉢植えでコンパクトに育てた方が扱いやすいです。

肥料は元肥の他に、6月、9月、11月、2月に追肥をします。

2月、6月は花がさいて実がなる時期ですのでしっかり目に追肥して、9月、11月は翌年のために油かすなどじっくりと効く有機質肥料で追肥しましょう。

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びわの育て方③種まき

びわは種まきから育てても発芽率も高く、よく育ちます。

ただし実がなるまでには時間がかかりますので実を食べたい場合はやはり苗から育てましょう。

「桃栗三年柿八年」ということわざがあります。

この後ろにはまだ続きがあって、地域によって続く果樹や言い回しが少しずつ違っているのですが、「びわは早くて13年」とか「びわは9年でなりかねる」などと言われています。

何れにしても実がなるまで時間がかかりますからびわの実を食べる目的で育てるなら、実生苗ではなく果樹として販売されている接木苗を買い求めましょう。

もっとも、びわの実はいらない、びわの葉をお茶にしたりびわ温灸などに利用したいという場合は種まきから育ててもよいかもしれませんね。

種まきの適期は5〜6月です。

実ったびわの実を食べた後の実を土に埋めれば発芽します。

びわの木の鉢植え用土と同じものに深さ2〜3cmに種まきして土を乾かさないように水やりしているとおよそ1ヶ月程度で発芽します。

びわの育て方④植え替え

びわの木は成長が早いので、鉢植えの場合は毎年植え替えをすることをおすすめします。

植え替えの適期は2〜3月です。

10号鉢くらいまでは鉢のサイズを少しずつ上げながら毎年植え替えをして、それ以上大きくしたくない時は、古い根土を1/3ほど落として同じ鉢に新しい土を足して植え替えます。

この時地上部の枝も鉢の大きさとのバランスを見ながら剪定しましょう。

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びわの育て方⑤剪定

びわは枝の先に花芽がついて実がなります。

そのため基本は枝の途中で長さを切り詰める切り戻し剪定ではなく、枝元から枝ごと透かすように切り落とす間引き剪定をします。

剪定の時期は2〜3月の花の時期をメインに、収穫後の8月、9月にも行うことがあります。

9月にはもう枝先に花芽が形成されているのでびわの実を実らせる枝をしっかり決めてからびわの木によく日が当たるようにバランスよく剪定していきます。

あまり強剪定すると実つきが悪くなるので注意します。

まっすぐ上に伸びる強すぎる枝を剪定するとコンパクトに仕立てられます。

鉢植えの場合は3〜4本の結果枝を作っていくことを目安にします。

びわの育て方⑥摘花

びわの花は房状に咲きます。

冬の季節、どこからともなく甘いアーモンドのような香りがしてくると思ったらそれはびわの花の香りです。

びわの花は目立たない小さな白い花を咲かせますが、その香りは素晴らしく、初めてびわの花の香りを知った時は驚いたものです。

お菓子の材料のアーモンドエッセンスや杏仁豆腐の杏仁とよく似た香りです。

びわはバラ科の植物で、アーモンドや杏も同じバラ科の仲間です。

冬で多くの植物がまだ眠っている時期にとてもいい香りがあたり一面に漂いますので、なんともうっとりしてしまいます。

さて、このびわの花、大きな実を収穫したい時は房状に咲く花、あるいは蕾のうちに花の数を半分から1/3に摘花します。

房の先半分から2/3をハサミでカットしておきます。

なんだかもったいない気もしますが、美味しい実を収穫するために摘花が必要です。

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びわの育て方⑦摘果:一枝に実は何個?

びわの花の摘花が終わると次の手入れは4月ごろの摘果です。

花の数を調整して、その後実がついたところで今度はびわの実をさらに摘果していきます。

大きな実がなる品種、田中などは1枝に2〜3個の実を残します。

それほど実が大きくない茂木びわなどの品種は1枝に4〜5個の実を残します。

実るだけ実をつけさせてしまうと一個一個の実も小さくなりますし、特に鉢植えの場合は木も消耗しますので、ここは意を決してしっかり摘果します。

摘果したあとは一つずつの実に袋掛けをして大切なびわの実を害虫に食害されたり、風で実に傷がつかないようにしましょう。

びわの育て方⑧収穫

袋掛けが終わったらあとはびわのみが熟すのを待つばかり。

鉢植えの場合は水を切らさないように鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

淡いオレンジ色に実が熟したら収穫します。

びわの実は冷蔵庫に長時間入れて冷やすと甘みも風味も落ちてしまいますので、冷やして食べたい時は、直前に30分程度冷蔵庫に入れて冷やして食べるようにします。

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びわの葉茶や体を温めるびわ葉温灸

びわはその果実を楽しむだけではなく、古くから薬効があることで知られ、民間療法としてその葉も利用されてきました。

びわを植えるとその家に病人が出る、という言い伝えもあるようですが、びわの薬効を求めて人が集まることからそのような言い伝えになっていったという説もあります。

びわの葉だけでなく、びわの木は乾燥するととても硬く粘りのある木材になるため、杖としての需要もあり、丈夫で折れない長寿杖として珍重されてきました。

このようにびわは健康にも役立つ利用価値の高い家庭果樹です。

びわの葉は若葉ではなく成熟した硬い葉を利用します。

びわの木は常緑ですのでいつでも利用できますが、保存用などにたくさん収穫したい時は時期的にはびわの実の収穫が終わったあとの9月頃がよいでしょう。

収穫したら葉裏の毛をブラシなどでこすり取って乾燥させて保存します。

それを煮出してお茶として引用したり、お風呂に入れれば肌にもよいとされています。

また生のびわの葉を体に当てて、その上に温めたこんにゃくを乗せて温灸にするびわ温灸という民間療法もあります。

その場合は葉のおもて面を体に当てるようにします。

いずれも民間療法、補完のためのセルフケアやリラクゼーションの位置付けですから、本当に体調が悪い場合はちゃんとお医者様にかかりましょう。

また健康にいいからといってもびわの種は食べてはいけません。

びわの種には有害な物質が含まれていて、農林水産省でも注意喚起を促しています。

詳細は下記農林水産省のページをご覧ください。

びわの種子の粉末は食べないようにしましょう

魅力的なびわの品種はいろいろある

びわといえば茂木びわが基本の栽培品種ですが、その他田中、クイーン長崎、大房といった品種も美味しくて、実が大きな品種です。

びわは花の咲く冬に暖かい地域で育つ植物ですが、耐寒性に優れた品種もありますのでお住いの地域に合わせた品種を選んで育ててみてはいかがでしょうか。

果実だけでなく、冬のびわの花の香りは本当に素晴らしいです!

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