枝豆栽培の基本と摘心断根栽培、それぞれのメリット・デメリットを知って美味しい枝豆を育てよう!

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枝豆栽培はプランターでもよくできるおすすめの野菜です。

大豆を若採りして美味しい品種を枝豆として育てます。

枝豆栽培の方法で摘心をする方法・しない方法の他に、最近では摘心断根栽培という一風変わった栽培方法も出てきました。

それぞれの栽培方法のメリット、よい点を比較しながら紹介していきます。

鮮度が美味しさに大きく影響する枝豆ですので、プランターで育てて採りたての甘味を楽しみたい夏の味覚です。

枝豆栽培のプランター用土

枝豆は豆類なので基本としては土に肥料はあまり必要ありません。

枝豆を始めとする豆類の根には小さな丸い粒がたくさんついているのですが、これは根粒菌という菌が住んでいて、空中の窒素を土に固定する働きを持っています。

そのため豆類は肥料は必要なく、むしろ肥料をやると枝豆の木ばかりが成長して豆がならない、なんてことになりかねません。

ですのでプランターで枝豆栽培する場合は元肥なしで赤玉土と腐葉土7対3から6:4の基本の用土を使います。

もし他の野菜の栽培で使っていたプランターの土を再利用する場合は、あまり肥料分が残っていない土を使い、苦土石灰で酸度の調整をしておきましょう。

摘心断根栽培については少し使う土の条件が変わりますので、後ほどその違いについては紹介します。

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枝豆栽培の種まき

枝豆は低温に弱いので4月下旬以降に種まきします。

発芽適温は25〜30℃なので温度が足りない場合は、プランターに黒いビニールマルチをかけるか、室内でポットに種まきして苗を育てます。

1ヶ所3〜4粒を種まきして、本葉が開いた頃に1〜2本を残して他を間引きます。

65cm標準プランターなら3〜4ヶ所に3〜4粒ずつ、点まきして2本立ちにするか、1本立ちで6本くらいを育てるくらいの感じです。

枝豆栽培で摘心しない場合

枝豆栽培は摘心しなくても特に問題はありません。

その場合、間引きの時に苗を2本残すようにすると枝豆の苗が共育ちして倒れにくく、枝豆の収穫量もその分確保できるのでおすすめです。

畑でたくさん育てる場合などは摘心せずにそのまま育てるパターンが多いかもしれません。

摘心の手間も必要ありませんし、根粒菌の働きで肥料もほとんど必要ないので気軽に枝豆栽培を楽しむことができます。

枝豆栽培で摘心する場合

枝豆栽培で、従来のやり方で摘心する場合は、本葉が5枚ほど育ったところで摘心します。

こうすると上に伸びるぶんの栄養が株の充実に使われるので脇芽が出やすくなり、枝数が増えて収穫量も増えます。

畑などで広い面積で枝豆栽培する場合は摘心するのも骨がおれる仕事ですが、プランター栽培の場合は枝豆の苗の数も多くはありませんから効率よく枝数を増やして収量をあげるのにおすすめです。

摘心すると枝数が増えるので種まき後の間引きで一本立ちにしてもよいでしょう。

また断根はしない通常の摘心栽培なら根粒菌の力もあるので摘心しない場合と同様プランターの土に肥料はほとんど必要ありません。

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枝豆栽培の摘心断根栽培とは?

摘心断根栽培は枝豆のびっくりな育て方です。

今時な感じの栽培方法です。

上の写真のように種まき後、双葉のあと本葉が出たところで双葉を残して摘心してしまいます。

こうすることで双葉の付け根にある脇芽が育ちます。

そしてもう一つ、断根という作業も行います。

断根ってあまり聞き慣れない言葉だと思いますが方法は次の通りです。

摘心した枝豆の苗をそっと抜き取り、芽茎と根の境目ギリギリのところでカッターやカミソリなどの鋭利な刃物で枝豆の苗の根っこを切り落としてしまいます。

断根して茎と双葉だけになった枝豆の苗を苗床にさして水やりをしていると、ほどなくして発根して脇芽が育ち始めます。

一度根を断根してからもう一度発根したことが確認できたら苗をプランターに定植しましょう。

この枝豆の摘心断根栽培の場合、根を一度切り落としてしまうので、根粒菌の力を使えなくなります。

そのため枝豆栽培では通常肥料はほとんど必要ないのですが、摘心断根栽培の場合は土に肥料が必要になります。

発芽後の苗を摘心・断根して植え直す手間もかかるのであまりいいことがないように思えるかもしれませんが、利点もちゃんとあります。

摘心断根栽培の場合枝豆栽培でありがちな失敗、土に含まれる肥料が多すぎてつるぼけして肝心の枝豆のさやができない、というようなことがなく、脇芽の枝数を多く育て、施肥をすることで収量を増やす管理をしやすいという利点があります。

初心者の方の場合、枝豆栽培を失敗する原因が肥料分が多すぎる土であることがあるので、通常の野菜と同じように肥料をやって収量が増やせる摘心断根栽培は感覚的にやりやすいかもしれません。

それにしても断根してしまってもまた発根する、というのがすごいですね。

枝豆の生命力にも驚きますが、わざわざ断根してさらに発根させる方法を思いついた人もすごいですよね。

枝豆栽培で摘心断根しない場合は土に根を残す

豆科の根の根粒菌は土を肥やすものなので、有機栽培や自然農法がお好きな方からすると摘心断根してしまうのはちょっともったいない方法かと思います。

畑の土ってぬか味噌のイメージで思ってもらうといいのですが、有機物がたくさん含まれていて、よい菌がたくさん増えれば作物が美味しくなるし、有用な菌が少なくなると土がやせて硬くなってしまいます。

根粒菌は土を肥やす有用な菌ですので積極的に利用したいところです。

レンゲ草を緑肥として土にすきこむのはレンゲが豆科で土を肥やすからです。

枝豆も摘心断根栽培にしなかった場合は根の根粒菌を利用するために収穫後に片付けるとき、根を土の中に残すのもおすすめです。

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枝豆栽培の害虫対策

枝豆の害虫対策で特に気をつけたいのはカメムシ類と小さな芋虫の形をしているメイガの幼虫です。

葉が柔らかいうちはメイガは葉を食害しますし、枝豆のさやができるとさやの中に潜って豆を食害します。

枝豆のさやに小さな穴が空いていたらメイガが中の豆を食害してしまっていると思ってください。

残念ですがそのさやはさやごと切り取って処分しましょう。

カメムシ類は茎やさやの豆から吸汁します。

いずれも、せっかくの枝豆が台無しになってしまいますのでしっかり害虫対策をしたいところです。

どちらも見つけたらすぐに物理的に捕るか、どうしても数が多いときは、殺虫剤を使いましょう。

収穫間近になると農薬によっては使えない期間があったりするので春先の早めの時期の害虫対策を心がけるのがポイントです。

害虫対策としては日当たりがよく風通しをよくしてやることも大事です。

農薬を使いたくない場合は最初からプランターに防虫ネットをかぶせて栽培するのがおすすめです。

枝豆の収穫

枝豆の栽培方法は摘心するかしないか、断根するかしないかを決めて苗を育てていくと早生の枝豆で6月ごろから花が咲きます。

枝豆の花は小さいので、よく観察してみてください。

花の色は品種によって白やピンクのものがあります。

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花後に枝豆のさやができて、徐々に膨らんでいきます。

品種が早生か晩生かによって、種まき後に収穫するまでの栽培期間が違います。

早生の場合は80日程度、晩生だと120日程度が目安になります。

枝豆の種の袋に栽培期間の目安が書かれているのでそれを参考に枝豆を収穫していきましょう。

全部のさやが太るのを待っていると最初に太り始めたさやの豆が硬くなりすぎてしまので、8割型の豆がいい大きさになったら株ごと収穫するか、程よく太ったさやからハサミでちょんちょん切って枝豆を順次収穫していくとよいでしょう。

枝豆は鮮度が命なので収穫したらすぐに塩茹でしてとれたての柔らかいところを頂きましょう。

採れたての枝豆は柔らかくて甘みも香りも抜群です!

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