いちごのラブベリーやみのりくんなど、四季なりいちごの品種は1年中いちごの実を収穫できるため、最近人気を集めています。
いちごは育て方が少し難しい部類の果菜ですが、四季なりいちごは本当に春も秋も実がなるのか、実の大きさや、いちごの味はどうなのか。
そして育て方は簡単で、病害虫に強いのか、弱いのか。
疑問を解消すべく、実際に育ててみると、四季なりいちごは丈夫でなかなか優秀なことがわかりました。
この記事では四季なりいちごを育ててみたいけど不安な方のために、実録も合わせて育て方を紹介します。
目次
- みのりくん(四季なりいちご)は実ったいちごの形もよく味もいい
- みのりくん、ラブベリー、とちおとめ、3種のいちごを購入
- 2019年3月9日:とちおとめの苗の植えつけ
- 2019年3月17日:いちご、ラブベリー・パッションレッドの苗を1株購入して植えつけ
- 2019年3月24日:みのりくんの苗2株とラブベリーの苗を1株追加で購入、植えつけ
- いちごの苗を植え付ける土の配合について
- 花ごころのいちご専用の培養土も買ってみた
- いちごの苗を植えるプランター、鉢のサイズについて
- みのりくんとラブベリー・パッションレッド、現在の収穫目標は5月末
- 2019年3月31日:みのりくんはまだ花芽が上がってこない、ラブベリー・パッションレッドは小さな花芽、とちおとめは二つ目の花芽つみ
- 2019年4月7日:ラブベリー・パッションレッド開花と葉かきについて。みのりくん、とちおとめはわずかに葉が成長
- 2019年4月14日:みのりくん、とちおとめは葉が成長、ラブベリー・パッションレッドは順調に開花
- 2019年4月21日:みのりくんの初開花とうどん粉病、とちおとめは初ランナー
- 2019年5月12日:みのりくん開花結実、ラブベリー・パッションレッドの花が快調
- 2019年5月31日:みのりくんの初収穫は花後30日、ラブベリー・パッションレッドの果実の肥大はこれから?
- 2019年5月31日までのとちおとめとランナーについて
- 2019年6月18日:ラブベリー・パッションレッドの初収穫
- 2019年7月6日:ラブベリーついに結実!みのりくんは安定の好調をキープ
- 2019年7月29日:絵になるラブベリー・バッションレッド、いちごの実の形が整ってきました
- 2019年8月3日:みのりくんは猛暑でもよい実がなる
- 2019年8月9日:みのりくんは安定して好調
- 2019年8月11日:みのりくんとラブベリー、四季なりいちごの育て方、結果は?
- 2019年9月11日:四季なりいちご、みのりくんに初ランナー
- 2019年9月22日:みのりくんの収穫とランナー続々発生
- 2019年10月13日:みのりくん、まだ収穫してます。
- 2019年11月9日:みのりくん、まだまだ収穫が続きます。
- 2019年11月17日:みのりくんに今年一番の大きないちご
みのりくん(四季なりいちご)は実ったいちごの形もよく味もいい
四季なりいちごの中でも育てやすそうな「みのりくん」と赤い花に一目惚れした「ラブベリー」のパッションレッドという品種のいちごの苗を2株ずつホームセンターで入手しました。
先に購入していた一季なりいちごのとちおとめの苗と3品種を、同じ時期に苗を入手して育てる形になりました。
先に結論をお伝えしておくと、みのりくんは期待以上の成績で非常に優秀な四季なりいちごの品種、ラブベリーのパッションレッドは真紅の花が美しくて眺めているだけで素晴らしい鑑賞価値の高い四季なりいちごです。
以下、栽培日記の形で紹介していきます。
みのりくん、ラブベリー、とちおとめ、3種のいちごを購入
春先にホームセンターで元気のいいいちご苗が入荷した順に、とちおとめ、ラブベリー、みのりくんを2株ずつ購入しました。
とちおとめはスーパーなどでパック詰めされて売られている一季なりいちごの代表品種です。
みのりくん、ラブベリーは四季なりいちご。
ラブベリーは赤とピンクの花の種類があり、みのりくんは白花です。
2019年3月9日:とちおとめの苗の植えつけ
近所のホームセンターで待ちに待ったいちごの春苗が出たので、とちおとめ2株購入して植えつけました。
写真の鉢が左となりにもう一つあります。
他にも女峰、章姫の苗を売っていました。
苗の状態が特によかったとちおとめを2株購入して鉢に植えつけました。
土は自家配合です。
ピートモス主体の野菜や花に使える培養土に同量の赤玉土を混ぜました。
冬場いちごの苗は葉がロゼッタ状に地際に開いた状態になるのですが、この苗はすでに葉が立ち上がって花もそれぞれの株に一つずつ咲いていました。
春苗で美味しいいちごの実をならせたいので咲いていた花芽はすぐに摘み取りました。
この後も4月中旬から下旬くらいまでは花芽を全て摘み取ります。
いちごの基本的な育て方はこちらの記事にまとめてあります。
参考になればと思います。
2019年3月17日:いちご、ラブベリー・パッションレッドの苗を1株購入して植えつけ
四季なりいちごのラブベリー・パッションレッドを一株購入、植えつけしました。
今年はとちおとめだけでいちごはこれ以上買わないつもりだったのですが、ホームセンターで目にしたこの四季なりいちご、ラブベリーの真紅の花に一目惚れしてしまいました。
6号ロングポットに一株植えです。
いちご苗の春植えは最初のうちは株の養成をするためにしばらくは花芽を摘まなければならないのですが、あまりに美しい赤い花を眺めていたくてしばらく花を鑑賞してから実が大きくなる前に摘み取ることにしました。
2019年3月24日:みのりくんの苗2株とラブベリーの苗を1株追加で購入、植えつけ
奥側の花がついていないのが四季なりいちご、みのりくんの苗2株。
手前の赤い花は四季なりいちご、ラブベリーのパッションレッドです。
前回ラブベリー・パッションレッドを買った時にホームセンターでみのりくんの苗を見かけて、気になって調べてみました。
丈夫で育てやすく実際に育てている人の感想でも評判がよかったのでみのりくんの苗を翌週、同じホームセンターで購入しました。
ラブベリーの苗はピンクの花が咲くものもあり花が大きいのでそれも可愛かったのですが、この鮮やかな赤い花にすっかり魅了されてしまい、赤花のラブベリー・パッションレッドの苗を追加購入しました。
これならもし実がならなくても観賞用としても楽しめます。
ラブベリー・パッションレッドとみのりくんの苗を2株ずつ、ほぼ同じような株の大きさの苗を6号ロングポットに植えつけました。
いちごの苗を植え付ける土の配合について
いちごは野菜の培養土で育てられます。
最初のとちおとめとラブベリー・パッションレッドの1株目は野菜や花に使える培養土に赤玉土を同量混ぜて使いました。
せっかく培養土なのになぜ?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、たまたまこの培養土はピートモスが主体の培養土だったのが理由です。
ピートモスは一度乾かしてしまうと水をはじく性質があり、そのあともう一度吸水させるのに手間がかかります。
乾燥しがちな場所では少し気を使う用土です。
そのため、水の染み込みが早い赤玉土を混ぜ込んでもしピートモスが乾いてしまっても短時間で土が湿るように赤玉土を配合しました。
普通の場合なら腐葉土多めの赤玉土で十分です。
元肥は培養土にもともと含まれていますし、最初はあまり必要ありません。
いちごの苗は肥料をやりすぎると根が傷んだり、葉ばかり繁って実がならないので控えめにします。
花ごころのいちご専用の培養土も買ってみた
今回買い足した四季なりいちご、みのりくんは評判がよい品種のようですし、ラブベリー・パッションレッドは特に気に入ってしまったので苗を大切に育てたいと思い、奮発して花ごころのいちご専用の培養土を買って育てることにしました。
袋を開けてみると保水性の高いしっとりとした柔らかい土でした。
こちらの培養土も実際に土を触って見て個人的な好みでやっぱり少し赤玉土を追加しました。
水はけがよくなるよう、通気性をプラスしたくなったからです。
2株ずつあるのでそのままのいちご専用培養土と赤玉を追加したものとの比較をしても面白かったかなー、と思いながらも土が違うと水やりのタイミングとかもずれてくるので結局全部培養土には赤玉土を加えていちごの苗を植えつけました。
いちごの苗を植えるプランター、鉢のサイズについて
いちごの苗はプランターなら65cm標準プランターで3株植えるのが目安になります。
鉢の場合は6号鉢に1株が目安です。
今回は四季なりいちごの苗を鉢に植えたので通常の6号鉢ではなく6号ロングポットにして土を多めに確保しました。
四季なりいちごは真夏と真冬を除いて花が咲き実がなる品種であり、一つの株を2〜3年は多年栽培できます。
みのりくんなんかは苗のポットについている説明書きの写真も植えっぱなしで3年目の株がモデルに使われています。
長く栽培して美味しいいちごの実を収穫するためには少し大きめの鉢にしてやった方がもちろんいいです。
今回植えたみのりくん、ラブベリー・パッションレッドの苗は四季なりいちごです。
様子を見ながら株が大きくなったらもう一回り大きな鉢に植え替えることになるかなぁ、と思っています。
みのりくんとラブベリー・パッションレッド、現在の収穫目標は5月末
苗の植えつけが終わったので1ヶ月は花芽を積みながら苗が活着して株が充実するのを待つばかりです。
4月下旬ごろからは花芽が上がったら、そのまま摘まずに花を咲かせて実をならせる、というのが目下の目標です。
ラブベリー・パッションレッドもみのりくんも病気に強くほったらかしでも実がなるくらい丈夫だということなので、5月末ごろの初収穫目指していきたいと思います。
成長の節目節目にまた記事をアップできたらと思います。
2019年3月31日:みのりくんはまだ花芽が上がってこない、ラブベリー・パッションレッドは小さな花芽、とちおとめは二つ目の花芽つみ
3月に入ってずっと暖かかったので植物の成長も旺盛だったのですが、ここへきてまた気温が下がり、植物の成長が小休止しています。
植えつけたいちごの苗もあまり地上部の変化はありません。
わずかに葉が大きくなったラブベリー・パッションレッドは花芽が一つ上がってきました。
とちおとめも少しだけ葉の成長が見られ、二つ目の花芽が上がってきたのでまた花芽を摘みとりました。
実をならせるのはもう少し葉が充実してから。
今はまず根をしっかり張らせて株を充実させる時期です。
摘み取ったとちおとめの花芽です。一つの茎に蕾が3つ、ついています。
摘果をしてこの数を減らすと一粒のいちごの実がたっぷり栄養を吸収できるので大きく甘いいちごの実ができます。
早く実をならせたいです(笑)
2019年4月7日:ラブベリー・パッションレッド開花と葉かきについて。みのりくん、とちおとめはわずかに葉が成長
ラブベリー・パッションレッドが再び開花しました。やっぱり赤い花が可愛くて花の存在感があります。
まだ花芽は摘み取る期間中です。ついでに少し傷んだ葉もかきとりました。
みのりくんととちおとめはわずかに葉が成長した程度なので今回の記事更新では写真はありません。
いちごの下葉や傷んだ葉を摘み取るときはクラウンを包むようになっている茎元をはがすようにはがし取ります。
しっかり茎元を持って横にスライドさせ剥がし取るようにすると綺麗にかきとることができます。
4月は寒の戻りで気温が下がってしまったので、どのいちごの苗も成長はゆっくりです。
2019年4月14日:みのりくん、とちおとめは葉が成長、ラブベリー・パッションレッドは順調に開花
とちおとめはずっとはっきりとした成長が見られなかったのですが、ようやく新しい葉が育ち始めました。
みのりくんも中心のクラウンのところでまだ小さいですが新しい葉が育ち始めました。
でもまだ花は一つも咲いていません。
ラブベリー・パッションレッドは花が順調に咲いています。しかしこの花もまだ摘み取ります。
もうちょっとの間ガマンです。
2019年4月21日:みのりくんの初開花とうどん粉病、とちおとめは初ランナー
ついにみのりくんに初花が咲きました。しっかりしたいい花です。
花茎も太い。
よい実がなりそうで期待が高まりますが、まだ株の育成中のため初花は摘み取りました。
それよりも一大事です!
もう一株のみのりくんの株の新芽にうどん粉が病発生しました(涙)
病害虫に強いとの触れ込みでしたが、あっさり…orz
まあこの後これで一気に他の葉にも広がってしまうかどうかを見てどの程度の耐性があるのかも見ていきたいと思います。
とりあえず、この小さな葉は他の葉になるべく触れないように茎元からそっとカットして除去。
そしてうどん粉病にもOKと書いてあったカダンシリーズの殺虫殺菌剤シュシュっとスプレーしておきました。
まだ実をならせない期間なのでここでしっかり病気の元を押さえておきたいと思います。
ほんとは買ってきたときに一度殺菌剤を噴霧して置こうかな、と思ったのですが、なるべくなら使わないほうがいいので、そのまま育てていました。
一緒においてあるラブベリー・パッションレッドのいちご苗は予防のためにシュシュっとスプレー。
とちおとめは置き場所が離れていて、今の所元気なのでスプレーはせずそのままです。
とちおとめは新葉が大きいです。そして早速ランナーが伸びてきました。
ふた株育てているとちおとめはそれぞれ2本ずつランナーが伸びていました。
ランナーは来年の株を取る大切なものですが、今育ててしまうと新しい子株を育てるために養分を吸収してしまうので、実がなって収穫を終える夏までは全てカットします。
いちごの収穫時期を過ぎてから伸びてくるランナーを伸ばして子株を取ります。
ということで本日の収穫物はランナーとみのりくんの初花でした。
早く赤いいちごの実を収穫したいですね(笑)
2019年5月12日:みのりくん開花結実、ラブベリー・パッションレッドの花が快調
みのりくんは株ばりも充実して花後の実が見えてきました。
いちごの実の形も整っていて期待できます。
うどん粉病のその後は、鉢を日当たりがよい場所に移動して様子を見ていましたが、その後は白い粉を見ることもなく、元気に育っています。
日当たりと風通しは大切な要素だと改めて感じます。
ラブベリー・パッションレッドは花がたくさん咲いています。
こちらは草丈はみのりくんより少し低いです。
赤い花が可愛らしくて見ているだけでとても楽しい気持ちになります。
まだ果実らしい果実の感じがありませんが、これだけ綺麗に花を咲かせてくれているので、今後の結実が楽しみです。
2019年5月31日:みのりくんの初収穫は花後30日、ラブベリー・パッションレッドの果実の肥大はこれから?
四季なりいちご、みのりくん、初収穫です!
まだ小ぶりですがいちごらしい形のいちごがなってます!
4月いっぱい花を摘花してずっと実をならせるのを我慢した甲斐がありました。
5月になって摘花をやめてちょうど1ヶ月。
花後30日でのみのりくんの収穫は予定通りのペースでの完熟でした。
収穫したみのりくんの果実の一番大きかったものの写真です。
売られているいちごよりも少し小ぶりですが、香りがとてもよく美味しかったです。
こちらはラブベリー・パッションレッドの花後の状態です。
果実は今の所みのりくんより小さくてなかなか肥大してこないのですが、しばらく様子を見て見ようと思います。
草丈もみのりくんより低いですし、品種として、よりワイルドストロベリーに近いのかもしれません。
2019年5月31日までのとちおとめとランナーについて
とちおとめはその後花は一つも咲かず、現在ランナーを伸ばしています。
やはり一季なりですね。
葉はみのりくんやラブベリー・パッションレッドよりずっと大きいので鉢も大きな鉢に土をたっぷり入れて育てていたのですが、少し風あたりが強いベランダのためか現在はハダニが付いてしまっています。
いちごはハダニが着きやすいので、葉水をかけてやりながら様子を見ています。
来年の苗をとってこの株はおしまいになります。
ランナーにできる子株は1つ目はあまり結実しないのでその先にさらにできる2番目以降の子株を来年の苗として育成します。
ランナーは2〜3本伸ばしていますが、5月31日現在、各ランナーに2つ目の子株ができてきたところです。
スーペースがないので予備を含めて4〜5株、小さなポットにランナーを受けて発根させようと思っています。
次はラブベリー・パッションレッドの実を無事に収穫できたらお知らせしますね。
みのりくんとラブベリー・パッションレッドの栽培記録を紹介しながらのいちご栽培、育て方の紹介が皆様の参考になれば幸いです。
2019年6月18日:ラブベリー・パッションレッドの初収穫
5月に咲いたラブベリー・パッションレッドの花はその後の実の肥大が悪くどれも実がボコボコの形で、食べられるレベルではなかったので、全て摘み取って、株の充実に努めました。
その後花芽が再び上がった6月。
赤い花はやっぱり可愛くてみているだけでテンション上がります。
6月はラブベリー・パッションレッドの花盛りでした。
いちごの実になる部分も今回の花は割と形がよさそうなので期待が持てます。
形のよい実がなるように軽く受粉を手伝いました。
とちおとめは残念ながらハダニがひどく付いてしまいその後の成長が芳しくなかったので、残念ながら株ごと処分しました。
「とちおとめはよく育つしどんどん増えちゃって大変なくらい」
という方もいらっしゃるので、単純にここの環境が合わなかったのだと思います。
2019年7月6日:ラブベリーついに結実!みのりくんは安定の好調をキープ
どうにかこうにかラブベリー・バッションレッドの結実にこぎつけました!
もう少しで完熟です。
実の大きさはワイルドストロベリーよりは大きいですが、みのりくんより小ぶりです。
いちごの実の形もなんとかまとまりましたが、やっぱり少しいびつです。
うーん、食用としてはあまり期待できないかも。。。
株が成長して力がつけば、またさらによい実になる可能性もありそうなので、肥料を切らさないようにしながらもう少し様子を見てみようと思います。
こちらの写真は7月6日のみのりくんです。
人工授粉もせず、放任ですが、とても綺麗な形のいちごがなっています。
みのりくんも最初になった実より形も大きさもよくなっているようなので、やはり株を充実させることがポイントかもしれません。
下の写真は6月中に収穫したみのりくんの実です。
日照時間が少ない中で、頑張ってくれてます。
7月6日現在実っているみのりくんの実は6月に収穫した実よりも大きいので、完熟するのが楽しみです。
みのりくんは割と手がかからず、それでもまあまあの実がなる安定感があります。
2019年7月29日:絵になるラブベリー・バッションレッド、いちごの実の形が整ってきました
7月後半になってついにラブベリー・パッションレッドもいちごの実が結果になってきました。
あまりにも奇形の実が多いのでもう処分してしまおうかと迷っていたのですが、徐々にいちごの実の質が上がって大きく、いい形になっていくみのりくんを見ていて、もう少し待ってみようと思ったのがよかったです。
ラブベリー・パッションレッドのいちごの実はみのりくんと比べると小さいです。
それでも徐々によい形のいちごが大きくなってきました。
ラブベリー・パッションレッドの味の方も、最初は薄くて酸味しかなかったのですが、少しずつ改善してきました。
そして何よりも、鑑賞価値が素晴らしい。
いちごの実の数はみのりくんより多いです。
一つの花茎にみのりくんは3個くらいのイチゴがなります。
ラブベリー・パッションレッドはもう少し多くて放っておけば5〜6個の花が咲いて実がなります。
もともと実が小さめなので、今は少し摘果していちごの実1個あたりに行きわたる栄養をしっかり確保して実を充実させるようにしています。
株をしっかり充実させることが、よいいちごの実を収穫するためにとても大事であることがわかります。
2019年8月3日:みのりくんは猛暑でもよい実がなる
毎日猛暑日が続く中、みのりくんは好調を維持しています。
1週間に1回、5〜6個、上の写真のような形のよいいちごが収穫できています。
もう暑いから無理かな、と思っていても気がつくと葉っぱの影に真っ赤ないちごの実がいつの間にか大きくなっています。
形もよく、大きさも少しずついいものが取れるようになっていくので、株を大事に育てよう、という気持ちになります。
こちらは同じ日に収穫したラブベリーの実です。
だいぶ形も整いましたが、みのりくんと比べるとはっきり違いがわかります。
どちらも同じ場所に二つずつ鉢を並べて同じ育て方をしています。
葉が密植してきたら傷みのある下葉や少し虫に食われた葉、暑さで焼けてしまった部分がある葉を取り除き、風通しをよくしてやります。
小さな花や実は早い段階で摘花・摘果して株の負担を減らしつつ、朝晩2回、たっぷりと水やりをします。
肥料切れにならないように2週間に1回、固形肥料を控えめにパラパラと土にまき、1週間に1回は液肥をやっています。
みのりくんの味は甘味もあって香りもよく、美味しいです。
ラブベリー・パッションレッドの味は、みのりくんと比較すると酸っぱくて甘味がなかなかのりません。
小さめの実が数多くつくので、その酸味を生かしてジャムにすると美味しいと思います。
2019年8月9日:みのりくんは安定して好調
水やりをしっかりすることでみのりくんは好調維持です。
上の写真のように葉っぱも青々としていて元気です。
ラブベリーレッドも同じように水をやって世話をしていてもみのりくんより葉に元気がありません。
少し疲れが見えてきたのか、このところ花色も真紅から褪せてしまっています。
葉裏を見てもハダニは付いていませんが、少し葉がうっすらと茶色く焼けています。
ちょっとしんどそうなので鉢皿をしいて底面給水してあげようかな、と思っています。
丈夫さにおいてもみのりくんの優秀さが見て取れます。
8月3日も収穫しましたが、その約1週間後、みのりくんはまたこれだけ形の揃ったいちごを収穫できました。
みのりくんはこの暑さの中で、もはや安定の貫禄すら感じてしまいます(笑)
2019年8月11日:みのりくんとラブベリー、四季なりいちごの育て方、結果は?
観賞用としてだけならラブベリーに軍配が上がります。
やはり深紅の花と赤いいちごが実った姿はそれはそれは素晴らしいです。
そのラブベリー、食べる方としてどうかというと。。。
いちごの実を収穫できているのですが、残念ながら実が小さいですし、形も整いにくい。
そして味はかなり酸っぱいです。
なので、生食よりもジャムを作ると美味しいと思います。
生食するためのいちごとしては断然みのりくんが素晴らしいです。
味もよく、実の形も色もよくサイズ的にも十分。
この暑さの中でも元気でこれだけの品質の実を収穫できるみのりくんは素晴らしいと思います。
四季なりいちごは初期投資のお金もあまりかからずその年からすぐに収穫できて、花も可愛いい。
これだけちょこちょこいちごの実を収穫できるのですから、かなりコストパフォーマンスのよいおすすめの果樹野菜と言っていいでしょう。
いちごの苗を手に入れるなら秋と春の2回チャンスがあります。
秋苗は来春収穫できる苗を入手できますから、みのりくんは見かけたらぜひ入手されることをおすすめします。
ただし、観賞用としてラブベリー・パッションレッドは大変素晴らしいです。
真紅の花色が目に鮮やかで見ているだけで気持ちが明るくなります。
それぞれのよさがある二つの四季なりいちご。
これから夏を越した後の秋がどのようになるか、楽しみです。
2019年9月11日:四季なりいちご、みのりくんに初ランナー
前回の記事更新後、猛暑があまりにもひどかったので、みのりくんもラブベリーもやや葉に元気が無くなってきたため、全て花芽を摘み取り、痛んだ葉も摘み取って風通しを良くして株の養生をしました。
とにかく暑いために通常の鉢植え水やり管理ではなく、鉢に受け皿を強いて底面給水もできるようにして、常に十分な水分を吸収できるようにして管理していました。
そのおかげでどちらもだいぶ株の元気が回復してきて、またしっかりした花芽が上がってきています。
これまで春に苗を購入してから一度もランナーを見たことがなかったのですが、最近になってみのりくんに初めてのランナーが出ているのを発見しました。
みのりくんはBalcofarmの環境には合っているようで、とてもよく育つので増やしたいなと思っていました。
なかなかランナーが出なくて、みのりくんのランナーはいつ出るんだろう?と待ち構えていたので嬉しいです。
早速ミニポットに1株目のランナーを受けて、発根体制を作りました。
いちごのランナーは1番最初の株は花はたくさん咲くけれど実があまりならないため、株を増やす時には2番芽、3番芽の株を収穫用に使います。
まだ1番芽のランナーなので、この後2番芽が伸びてくれるのを待ちます。
四季なりイチゴは2〜3年植えっぱなしてOKということらしいので、もしかしてランナーは出ないのかな?と思い初めていたところでした。
無事に子株を養成できたら写真をアップしますね。
2019年9月22日:みのりくんの収穫とランナー続々発生
8月に花芽を全部摘み取ってから、約1ヶ月後、9月のみのりくんです。
味も甘みが乗っていて美味しかったです。
最初はどんなもんだろう? 本当に夏以降もいちごがなるのか、懐疑的でしたが本当に夏でも秋でもいちごを収穫できています。
さらに、茎の充実したランナーも新たに3本発生していて、みのりくん健在です。
ラブベリーレッドは、台風が来るからと家の中に取り込んだときにじっくり観察したのですが、結構ハダニが付いていて、株の状態がさらに悪化してしまっていたので、残念ではありますが、ここで栽培を断念することにしました。
ラブベリーレッドの果実の味も酸味ばかりが立っていて、美味しいとは言えなかったのも理由の一つです。
観賞用としては本当に素晴らしく目の保養をさせてもらっていたのですが、やはりBalcofarmの環境には合わなかったようで、残念です。
2品種を同じ環境で同じように育てていたので、比較としてみのりくんの強さが際立ちました。
2019年10月13日:みのりくん、まだ収穫してます。
涼しくなってきてこれからどうなるのか、観察中のみのりくんですが、まだいちごの実を収穫できています。
2株あるうちの1株はランナーがよく出て、苗も育成中ですが、引き続きいちごの花芽も上がってきています。
もう1株はランナーはこれまで1本も出ていませんが、コンスタントにいちごの実をならせています。
夏に水を切らせてしまったことがあったのですが、1株はその時少しダメージを受けて、葉の枚数が少なくなりました。
その株にランナーがたくさん出ています。
ランナーが出ない株はその時あまりダメージを受けず葉の枚数が減ることなく勢いを維持したため、子孫を残す必要を感じていないのかもしれません。
2019年11月9日:みのりくん、まだまだ収穫が続きます。
いちごの実が赤く熟すまでの日数が長くなってきました。
気温も下がってきたので、このまま熟さずに冬を迎えるのかな?と思いながら見ているのですが、それでもゆっくり赤くなり、下の写真のようないちごを収穫しました。
もう2〜3日待ってもよかったのですが、収穫が遅れるといちごの実がしぼみ始めてしまうので、週末のうちに収穫してしまいました。
味もまあまあ。
11月はもう収穫は無理かな、と思っていたのですが、みのりくん、頑張っています。
まだいいサイズの白い実がついているので、しっかり熟してくれるといいなと思っています。
一期なりのいちごはこれからがシーズンになりますが、四季なりいちごのみのりくんがこれから冬に実際にどうなるかを見ていきます。
ランナーから育成中の子株はすでに10株くらい、根が活着して苗が出来ています。
四季なりイチゴは温度があれば花芽ができるようですので、ビニール掛けするか、苗をいくつか室内で育ててみるのもよいかもしれません。
2019年11月17日:みのりくんに今年一番の大きないちご
夏の終わりにみのりくんの水を切らしてしまい、少し元気のなくなった株の養成をするために花芽を全部摘み取り、葉かきをしたのがよかったのでしょう。
涼しくなってみのりくんの株が元気を取り戻してから太くて立派なみのりくんの花芽が何本か上がってきていました。
それが上の写真のみのりくんです。
今までで一番大きく形のよいいちごの実になりました。
まだ昼間の気温が20度以上になる日があることも影響していると思います。
一般的に四季なりいちごに実がなるのは春と秋、と言われています。
これからさらに気温が下がった時にみのりくんがどうなるか、引き続き観察していきます。
みのりくんは2〜3年は植えっぱなしでOKと言うことですので植え替えをせず、来年も育てられるのか、と言うところもポイントですね。
みのりくんの育て方のその後は次の記事で更新しています。