聖護院大根と聖護院蕪の違い、見分け方と料理の使い方

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聖護院大根と聖護院蕪はどちらも大きくて丸い根菜で、聖護院という名前がついている通り京野菜の一つです。

どちらもとても美味しい冬が旬の野菜です。

普通の大根と蕪なら、大根は根が長く伸び、蕪は丸くなるのですぐに見分けがつくのですが、聖護院大根と聖護院蕪は見た目がよく似ていて見分けがつきにくいので、それぞれの特徴や違いについて紹介します。

上の写真は聖護院大根です。

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聖護院大根や聖護院蕪の「聖護院」とは?

聖護院(しょうごいん)は京都の有名な修験道のお寺の名前ですので聞いたことがある方も多いと思います。

聖護院八ツ橋という京都のお菓子も有名ですよね。

京野菜には他にもお寺の名前がついた万願寺とうがらしや、京人参、賀茂茄子、九条ネギ、京水菜、壬生菜などがあります。

壬生菜は水菜の仲間ですが葉に切れ込みがなく、食感や味が水菜よりコクがあり、個人的にとても好きな青菜です。

そんな京野菜の仲間である聖護院大根と聖護院蕪もとても美味しい野菜です。

聖護院大根と聖護院蕪の違いと見分け方①:葉の形が違う

こちらの写真、大きくて丸いのが聖護院蕪です。

聖護院大根も聖護院蕪も大きくなると一つが4kg前後になります。

大きさもほとんど一緒ではありますが、見分けるポイントはいくつかあります。

一番わかりやすいのは葉の形です。

聖護院大根の葉はギザギザに切れ込みが入っていて、葉の付け根の方は茎に鋸状に小さく三角形に近い形の葉がつき、先の方に行くにつれて葉が大きくなっています。

聖護院かぶの方は葉に切れ込みはなく葉先に向けてまあるく1枚葉がついています。

通常の長い大根や蕪の葉と同じですので、葉の形で見分けることができます。

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聖護院大根と聖護院蕪の違いと見分け方②:株元の色が違う

聖護院大根と聖護院蕪はどちらも根が肥大して丸くなり、形の上では見分けがつきにくいのですが、肥大した根の首のところ、株元の色が違います。

聖護院大根は首のところ、土の上に少しだけ顔を出した部分は、青首大根のようにうっすらと緑色になります。

聖護院蕪のほうは通常サイズの蕪と同様に真っ白なままです。

1枚目の聖護院大根の写真を見ていただくと首のところが少しですが緑色になっているのがわかると思います。

2枚目の聖護院蕪の写真は角度的に首のところが少し見にくいですが全く色づきはありません。

売っている普通サイズのかぶも首のところは緑色になっていないので、それを参考にしていただくとよいと思います。

これで葉の形と首のところの色を見れば、聖護院大根と聖護院蕪の違いを見分けることができると思います。

聖護院大根と聖護院蕪の違いと見分け方③:聖護院大根の料理の使い方

聖護院大根は火を通しても煮崩れしないので、煮物やおでんに使われます。

煮込むのに時間がかかる豚バラ大根やぶり大根、おでんを聖護院大根で作ると、普通の大根よりもしっかりした食感で、でも柔らかく煮えるのでとても美味しい煮物になります。

煮崩れしにくいので、うんと大きめに切ってじっくり味を染み込ませるのがおすすめです。

煮物だけでなく、漬物にして利用することもできます。

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聖護院大根と聖護院蕪の違いと見分け方④:聖護院蕪の料理の使い方

京都の漬物であまりにも有名な千枚漬け。

これ、聖護院蕪で作るのが本来の千枚漬けです。

京漬物の土産店などで売られている千枚漬けは聖護院蕪が使われていますので、これは聖護院大根と聖護院蕪を間違えることはないと思います。

聖護院大根を聖護院蕪の代用にして千枚漬けを作っても、千枚漬け特有のつるっとした食感にはなりにくいです。

昆布のとろみでつるっとした滑らかな食感を楽しむのであればやはり聖護院蕪じゃないと「これぞ千枚漬け!」という感じにはなりません。

少し甘みのある酢につけるため、それも蕪の方がより酢との相性がよい、と個人的には思います。

聖護院蕪は火を通しても美味しいので、美味しい出汁を煮含ませた煮物にしたり、洋風のクリーム煮などにしても美味しいです。

味は聖護院蕪のほうが聖護院大根よりも優しいので、豚バラやぶりと合わせるのは聖護院大根の方が向いています。

聖護院蕪は油揚げや厚揚げなどと薄味で上品な味つけの煮物に仕上げるのがおすすめです。

聖護院大根と聖護院蕪の違いと見分け方⑤:栽培、育て方の違い

聖護院大根も聖護院蕪も秋に種まきして育てますし、育て方もほぼ一緒です。

ただし育てていて違いを感じることがあります。

それは聖護院大根の方が育てやすい、ということです。

秋の種まきの場合、基本的に病害虫はほとんど関係ないのですが、それでも聖護院蕪は葉が大根より薄くて柔らかいためか、畑で育てると虫に狙われやすく、葉に穴が開くことが多いと感じます。

プランターで綺麗な用土を使って育てれば、そのリスクは減らせると思いますが、聖護院大根も聖護院蕪も大きくなるため、かなり大きなプランターや鉢が必要です。

しっかり大きなものを収穫したいと思ったら10号鉢で1株、根菜用の大型プランターで2株育てられるかな?というところだと思います。

関東では聖護院大根も聖護院蕪もそんなに手に入りやすい野菜ではないので、プランターでひとつを大切に育ててみるのも楽しいかもしれませんね。

1個収穫できれば大きくてかなり楽しめます。