レモンの木につく虫の害虫駆除、虫除け、レモンの木につく白い虫やレモンの葉っぱにつく虫、レモンの葉っぱをを食べる虫とその対策について紹介します。
レモンの木を元気に育てるには虫がつかないようにする対策が重要です。
春先、新芽の出る時期から様々な虫がやってくるので害虫駆除の虫対策のためにこまめに目をかけて、気づいたらすぐに対処が必要になります。
目次
レモンの木につく虫の代表的なもの
レモンの木につく虫は代表的なところでアブラムシ、アゲハチョウの幼虫、カイガラムシ、コナジラミでしょうか。
小さな白い虫がレモンの木の枝にはり付いていたり、レモンの葉っぱが揺れた時にパッと飛んだりしたら要注意です。
あと、ハダニもレモンの木の葉裏につきます。
レモンの木は虫がついて葉が食害されたり吸汁されると元気がなくなり実がつきにくくなりますので、レモンの木を大切に元気に育てるための虫ごとの対策、害虫駆除の方法を紹介します。
しっかり虫対策、虫除けをしていかないとレモンの木に元気がなくなり、枯れてしまうこともありますので油断は禁物です。
レモンの木につく虫①レモンの新芽につくアブラムシ
レモンの木に春の新芽が出始めると、どこからともなくやってくるのがアブラムシです。
レモンの木の柔らかい新芽からは汁を吸いやすいのでしょう。
レモンの木は実を1個ならせるために葉を20〜25枚ほど必要としますので新芽のうちから虫がついてよい葉が育たないとよい果実が取れません。
アブラムシは植物の汁を吸う害虫ですが、それ自体よりもアブラムシが植物の病気を媒介してしまうことと、アブラムシが出す分泌液でレモンの木の葉が汚れることの方が厄介な虫です。
病気をうつされてしまうのは困りますし、葉が汚れることで柑橘類の木に多く見られるすす病をレモンの木が発症してしまうことがあります。
数が少ないから、と油断しているとアブラムシはどんどん増える虫なので、見つけたらすぐに駆除しましょう。
アブラムシを駆除するにはいくつかの方法があります。
レモンの木のアブラムシ対策①牛乳スプレー
害のない害虫駆除の方法としてよく言われるのが牛乳スプレーです。
水と牛乳を同量混ぜたものをアブラムシ他の小さな虫にスプレーすると、乾いた牛乳の成分が膜をはって固まるのでアブラムシが呼吸できなくなって死んでしまいます。
一度乾いてアブラムシが死んでから、葉水をかけてレモンの木の枝葉を綺麗に洗い流しましょう。
安全な害虫駆除の方法ですが、あまり大きな虫やカイガラムシには効果がありません。
レモンの木のアブラムシ対策②殺虫剤
レモンの木についたアブラムシの駆除には野菜や果樹などに使える殺虫剤を使うこともできます。
殺虫剤や農薬は使用時期や使用量、使用回数、収穫の何日前まで使用可能かなどちゃんと説明書に記載されているので、用法を守って使いましょう。
最近は市販の殺虫剤でも農薬ではなく天然素材で有機栽培認証の殺虫剤なども販売されています。
なるべく自然なものを、と思われる方はそういった薬剤を探されるとよいでしょう。
家庭園芸でお馴染みのベニカスプレーシリーズに蚊取り線香にも使われている天然の除虫菊の成分を使った殺虫剤があります。
除虫菊のスプレーは虫には効果があるけれど、動物や人間にはほとんど毒性がなく影響がないこと、手作りしたものでもある程度効果が見込めることからまた別記事で作り方など紹介していきます。
またアブラムシの気門を物理的に塞いで窒息死させる封鎖型の殺虫剤としてよく使われる、アーリーセーフや花壇セーフなどは食品由来の成分出てきていて使用回数に制限がないので、安心して使えておすすめです。
レモンの木のアブラムシ対策③光の反射を利用する
アブラムシは日光が嫌いですので銀色で光を反射するものを使って、レモンの下側から光が当たるようにすると防除に効果があるといいます。
アルミホイルやキラキラのテーブなど家にあるものも利用できます。
また、日光がしっかり当たって風通しよい状態になるように枝を剪定しておくこともアブラムシを発生しにくくします。
レモンの木のアブラムシ対策④窒素肥料を控えめにする
アブラムシは植物が窒素過多になるとつきやすくなると言われています。
どんな植物も窒素肥料をやりすぎると枝葉が徒長して貧弱になり、病害虫に弱くなります。
窒素肥料のやりすぎには気をつけて、しっかり充実した枝葉を育てましょう。
レモンの木につく虫②レモンの葉っぱが虫に食べられるならアゲハチョウの幼虫
アゲハチョウの幼虫は柑橘類の葉が大好きです。
レモンの木は柑橘類なのでアゲハチョウの幼虫が大好きで、春先に葉が展開し始めると、アゲハチョウが待ってましたと言わんばかりに卵を産みつけに飛来します。
時期でいうと前後はあると思いますが1年の一番最初に孵化したアゲハが4月の中旬から5月頃に飛来する時期が一番活動が盛んでしょうか。
その後も秋まで卵を産むサイクルを繰り返しますが、時期は決まっているので、その時期を過ぎればアゲハチョウはあまり来なくなります。
その年の気候にもよりますが、注意が必要なメインの時期は春と、あとは秋のほんの一時期です。
ちなみに柑橘類全般にアゲハチョウがやってきますが山椒もミカン科の植物でアゲハチョウは大好きです。
しかも山椒は葉が小さいのでアゲハチョウの幼虫がつくとあっという間に春先の新芽が丸裸になってしまいますので注意が必要です。
ではこのアゲハチョウの幼虫による被害を抑えるためにはどうすればよいのでしょうか?(次ページにつづく)