にんじん栽培は春まきと秋まき、プランター栽培のおすすめ品種、にんじんの栄養を効率よく摂るには?

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私たちにとっておなじみのにんじんはセリ科の根菜です。

にんじんはプランター栽培でも地植えでも簡単に育てることができて栄養たっぷり、カレーや煮物やサラダにも、欠かすことができない野菜です。

香りが強くそのにんじん臭さを嫌う人が多い野菜でもありますが、品種改良で糖度が高いフルーツキャロットや香りがマイルドな品種、カラフルにんじんなどが開発されて年々人気が高まっています。

にんじんがよく育つ栽培の時期やコツ、食べるときのポイントなどを紹介します。

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にんじんの栄養と効能について

栄養豊富なにんじんはその英名である Carrot(キャロット)が栄養素カロテン(ビタミンA)の語源にもなるほどの野菜です。

ベータカロテンを100g中に6900μgも含んでおり、抗酸化作用が強く、私たちの体の粘膜を強くし、免疫力をアップしてくれます。

また造血作用があり、体を温めることでも知られていることからダイエットや健康増進に気を使う健康志向の方の中にはジューサーで絞ったフレッシュなにんじんジュースを好んで飲む方も多くいます。

セリ科の植物には漢方に用いられるような有効成分を多く含むものが多く、にんじんも古くは薬草と捉えられていたくらい滋養があるので、冬場には特に積極的に取りたい野菜です。

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にんじん栽培①プランターなら西洋系の品種がおすすめ

にんじんの品種には大きく分けて東洋系と西洋系のにんじんの2系統があります。

現在スーパーで売られているのはほとんどが西洋系の5寸にんじんになります。

東洋系は京にんじんまたは金時人参と言われる赤みが強く細長いにんじんがよく知られています。

東洋系のにんじんは長さがあり栽培が難しい上に栽培期間も西洋系のにんじんと比べて長いので、現在流通している多くは西洋にんじんになっています。

にんじんのプランター栽培の場合は西洋系の時なし五寸などの栽培がおすすめです。

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にんじん栽培②プランター用土の準備を入念に

にんじんは日当たりと湿り気のある有機質が多い土を好みます。

だからと言って水はけが悪いと根腐れするので、水はけがよくかつ保水力もある土を用意します。

一見矛盾するように見える条件ですが、赤玉6、腐葉土や堆肥4の割合で混ぜた用土に石灰を加えて2〜3週間置いてから有機質肥料を元肥として土に混ぜ込みます。

元肥を加えたらさらに1〜2週間土を寝かせて肥料をなじませてから種まきをしていきます。

未熟な堆肥や有機肥料は根を傷めます。

にんじん栽培の場合は根が重要ですから土の準備はしっかり時間をかけて下さい。

未熟な有機物に根が当たると、有機物が発酵して分解していくときに出るガスで根が傷んだり、物理的に根が未熟な有機物に当たって又割れを起こします。

にんじん栽培の土はよく耕して土の塊をほぐして、柔らかく均一な状態の土を作りましょう。

プランター栽培の場合はあらかじめ土も肥料も野菜栽培に適した状態で売られている培養土などを使ってもよいでしょう。

プランターのサイズは65cmプランター、できれば深型のプランターがいいです。

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にんじん栽培③にんじんの肥料

にんじん栽培は根を太らせたいのでカリ分を多く含む肥料を用意します。

窒素肥料を与えすぎると葉ばかり繁って根が太りにくくなったり、風通しが悪く葉が蒸れてしまい、茶色くなってとけてしまうこともあります。

窒素肥料のやりすぎには注意しましょう。

ただしにんじんは肥料が切れると育ちませんので間引きしたタイミングで少しずつ追肥をしていきます。

にんじん栽培④種まきの時期

にんじん栽培は春まき(初夏収穫)と秋まき(秋冬収穫)どちらもできます。

にんじんは涼しい気候が好きなので秋まきの方が育てやすいです。

秋まきといっても8月中に種をまいて秋の気候がいい時期に成長させる育て方をします。

春まきしたい時は「時なし五寸」という品種が栽培可能な時期が長く栽培しやすいのでおすすめです。

春ににんじん栽培をする場合は他の野菜類よりも少し早めの3月から4月に種まきましょう。

種まきの時期は品種によって適期が違いますので種の袋に書かれている説明をよく確認します。

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にんじん栽培⑤にんじんの種まきは少し難しい

にんじん栽培は種の発芽率が低く種まきがやや難しい野菜です。

種は細かいので土の表面を平らにならしてからパラパラとまきます。

65cmのプランターなら二条まきできます。

発芽率が低いので小松菜などよりも少し多めに種を厚まきします。

ただし厚まきしすぎると発芽した後の間引きにとても手間がかかることになります。

逆に種をまく量が少なすぎると十分な発芽が得られずよい苗を選べなかったりします。

にんじんの種まきはそこが難しいところです。

少しでも発芽が揃いやすいように、にんじん栽培をする場合は種は必ず毎年新しい種を買ってまきましょう。

にんじんの種は光好性なので種をまいたらごく薄く土をかけるだけにします。

種をまいた後は決して乾かしてはいけません。

発芽するまではマメに霧吹きで表面の土に湿り気を与えておきましょう。

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にんじん栽培⑥にんじんの間引き

双葉の芽が出てすぐ、混み合っているところの芽は間引きます。

にんじんの株が小さなうちは根もまだ広がらないので他の株への影響なく間引くことが出来ます。

隣同士の葉が触れ合うか触れ合わないかくらいの感覚に間引いていきます。

本葉が2〜3枚になったら再び同じように間引きをします。

この時の株間の目安が3cmくらいです。

次の間引きは本葉が4〜5枚の頃です。

徐々に大きくなりますので今度は株間を6cmくらいになるように間引きます。

にんじん栽培は初期生育が遅く、このくらいの大きさになるまではとても繊細で、水切れにも弱いです。

発芽後は表面の土が乾き始めたらたっぷり、を基本にしっかり水やりをします。

にんじんが徐々に大きくなってきたら4回目の間引きで最終株間を12cmにします。

この4回目の間引きでは小さなにんじんが出来ていると思いますので、間引き菜として柔らかい葉もいっしょにサラダにしたりしましょう。

にんじん栽培⑦追肥

にんじん栽培は3回目の間引き後くらいから少しずつ根が太り始めますので、3回目以降の間引きからはその都度間引き後に追肥をやります。

追肥はプランターの条間にパラパラとまいて表面の土と軽く混ぜます。

肥料がにんじんの根に直接当たらないように気をつけます。

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にんじん栽培⑧収穫

にんじんがほどよい太さになったら順次収穫していきましょう。

秋まきなら気温が下がる冬に向けて成長が鈍くなるので土の中において少しずつ収穫してもいいです。

春まきの場合はどんどん成長しますし、にんじんは暑さが苦手なのである程度の大きさになったらまとめて収穫してしまい、根と葉を切り分けて別々に新聞紙に包んで冷蔵庫で保存しましょう。

収穫したにんじんの栄養を効率よく摂取するためのポイントを紹介します。

にんじんの栄養を効率よく摂取するための注意点①油と一緒に料理する

にんじんは栄養豊富な野菜です。その栄養素を効果的に摂取するための注意点です。

にんじんに含まれるカロテンは油と一緒とると吸収がよくなります。

生でも加熱しても調理の際には油を使うようにしましょう。

にんじんサラダや野菜スティックであればドレッシングやマヨネーズ、洋風のスープやシチューであれば最初ににんじんをさっと油で炒めてから煮込む、和風の煮物や味噌汁にする時は、油揚げと組み合わせたり、仕上げにさっとごま油をひと回しかけていただくのもおすすめです。

にんじんの栄養を効率よく摂取するための注意点②生食はレモンと一緒に

生のにんじんはビタミンCを壊す酵素を含んでいます。

サラダや野菜スティック、フレッシュジュースを作る時は他の食材のビタミンCを効率よく摂取するためにレモンと組み合わせて利用することをお勧めします。

レモンにはにんじんの酵素の働きを止めてくれる働きがあります。

量は一人分でレモン汁小さじ1杯ほどを目安に加えましょう。

にんじんの栄養を効率よく摂取するための注意点③葉っぱを捨てないで!

にんじんの葉は根の部分に負けないくらい栄養豊富で香りがいいので絶対に捨てないで下さい!

お豆腐の味噌汁に入れたり、細かく刻んで挽き肉と合わせて炒めると素晴らしく美味しい一皿が出来上がります。葉付きにんじんはあまり売られていませんし、大きくなったものは硬くなります。

自分でプランター栽培したものは葉が柔らいところを収穫できますので、これぞベランダ菜園の醍醐味といっても過言ではありません。

自分で育てているからこそ味わえる香りと素晴らしい彩りを是非楽しんでみて頂けたら嬉しいです。

にんじん栽培はベランダ菜園の醍醐味

にんじん栽培をすると貴重な葉にんじんを利用できることや、まだ根が小さいうちはベビーキャロットとしても利用できるので、売っているにんじんとは一味二味違うにんじんを楽しむことができます。

とれたてのにんじんは香りもとてもよく、素晴らしく美味しいのでぜひ育ててみてくださいね。