ビーツ栽培・育て方、連作障害と種まきのポイントに気をつけて失敗なしのプランター栽培とは?

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ビーツは日本ではあまり馴染みがない部類の野菜だと思います。

ビーツ栽培は連作障害と種まきに気をつければプランターでも失敗なく簡単に育てられます。

涼しい気候を好む真っ赤な赤カブのような野菜です。

ビーツは最近スーパーでも真空パックのビニールの水煮がよく売られています。

見た目は明らかに根菜ですし赤かぶとそっくりですが、かぶとは全く別の野菜です。

色が綺麗で味はほんのり甘みがあり、色素の持つ抗酸化作用の他、栄養素はカリウムや葉酸が特に豊富で女性に嬉しい健康野菜です。

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ビーツの栽培①適した環境

ビーツは甜菜糖という砂糖を取るための砂糖大根(てんさい)の仲間で、冷涼な気候を好みます。

てんさいは比較的やせ地でもよく育つ作物です。

てんさいの仲間であるビーツの栽培も暑さこそ得意ではありませんが、育てやすくて美味しい栄養豊富な野菜です。

涼しい気候を好むため、日本では長野県や北海道で栽培されています。

その他にほうれん草やふだん草、スイスチャードが同じ仲間の野菜になります。

ビーツの葉はスイスチャードとよく似ています。

肥大した根の部分は茹でてから料理に利用することが多いですが、生でサラダやスムージーにしても美味しいです。

ビーツの栽培②ビーツの種類

ビーツには赤いビーツの他、オレンジ色、白色をしたビーツがあります。

濃い赤い色素は、見た目上アントシアニンと似ていますが、ベタインと呼ばれるグループの色素で同じく強い抗酸化力があります。

ベタインにはベタシアニン(赤色)とベタキサンチン(オレンジ色)という色素があり、ビーツに含まれる色素がベタシアニンなら赤いビーツ、ベタキサンチンならオレンジ色、色素がなければ白いビーツ、というようにどの色素が含まれるかによって種類分けされます。

赤いビーツが一般的で、ロシア料理のボルシチなどは有名です。

デトロイトダークレッドという種類の赤ビーツが育てやすく、よく知られています。

その他、名前の通りサラダなどの生食に向いているサラダビーツも種を入手しやすいです。

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ビーツの栽培③種まきのポイント

ビーツの栽培は涼しい時期に行うため春と秋の年2回の栽培ができます。

春は虫の食害を受けやすいので秋まき栽培の方が育てやすいです。

ビーツの種はゴツゴツしていて、種の殻が硬く、そのままでは発芽に時間がかかります。

そのため種をまく前に一晩水につけて水を吸わせてから種をまくと発芽が揃います。

中の種を傷つけないよう殻をわずかに傷つけてから水につけてもよいでしょう。

一粒のゴツゴツした殻の中に2〜3個の種が入っています。

種まきから発芽までは10日くらいかかります。

プランターに直接種まきする場合は2〜3cm間隔ですじまきにします。

最終株間12〜3cm、条間は地植えの場合30cmほどとりたいので、プランター栽培の場合は65cm標準プランターの場合は2列を互い違いに5株を点まきにします。

奥行きのある野菜栽培用のプランターならギリギリ2条まきできるかと思います。

また、ビーツは育苗後に定植することができるので、直播ではなくポットに種まきして育苗して、本葉5〜6枚のころにプランターは畑に定植する、という方法もあります。

アブラナ科のかぶや大根、セリ科の人参、キク科のゴボウは移植ができませんので必ず直まきしますが、ビーツは根菜にしては珍しく、育苗後の定植ができます。

このことから前作の野菜の栽培でまだプランターがあかないうちから種まきして育苗ができるため、栽培可能な時期を長く見込むことができたり。限られた数のプランターを有効活用することができます。

これもビーツ栽培のありがたい利点です。

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ビーツの栽培④土の準備

ビーツは酸性土に弱いので、石灰でしっかり酸度調整しておきます。

石灰は苦土石灰か天然の貝殻石灰などを使います。

用土に石灰を混ぜる場合は肥料分や堆肥を入れる1〜2週間前には石灰を用土に混ぜ込み、水をやって、石灰が土になじむようにします。

ビーツの基本の栽培用土には野菜の培養土や赤玉7、腐葉土3程度の割合で混ぜ合わせたものを使います。

ビーツは乾燥に弱く、過湿もNGですので水はけのよい用土を準備します。

ビーツの栽培⑤間引き

ビーツの種は一粒の殻の中に2〜3個入っています。

種まき後発芽してきたとき、同じ場所から2〜3個の双葉が出ます。

本葉1〜2枚の頃に1回目の間引きをして、1箇所に2本、よい苗を残します。

2回目の間引きは本葉が3〜4枚の時に行います。

この頃になると間引いた葉をベビーリーフのようにサラダにして食べることもできます。

1箇所1本を残します。

残した苗が倒れないように軽く土寄せして、株から少し離したところにパラパラと追肥をしておきます。

3回目の間引きは本葉5〜6枚の頃、最終株間を12〜3cmになるように間引きます。

間引いた後は2回目と同じく株周りに追肥をして周りの土と軽く混ぜこんでおきます。

以降、根が肥大して5〜7cmくらいになるまでの間、2週間に1回ほど追肥をしながら育てます。

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ビーツの栽培⑥水やりのポイント

ビーツは種をまいたら乾燥させないように芽が出ていなくても土の表面が乾き始めたら水をたっぷりやっておきます。

発芽後も土が乾き始めたらたっぷり水をやりながら育てましょう。

ただしやりすぎて土がいつもジメジメしているのはよくないので、土の表面が軽く乾き始めたらたっぷり水をやる、という基本動作をビーツの収穫まで行いましょう。

水はけのよい土を使うのもビーツ栽培のコツです。

ビーツの栽培⑦要注意の害虫

ビーツは比較的育てやすいのですが、春先はビーツに限らず、どうしても虫による食害が多くなります。

秋まき栽培でも多少葉を食われることはあるのですが、それ以上は気温が徐々に下がり、害虫が増えにくくなります。

ビーツに付きやすい虫は蝶や蛾の幼虫であるイモムシ類やヨトウムシです。

葉の部分にイモムシ類がつくと葉に穴を開けられて食害されてしまいます。

ヨトウムシは夜の間に葉の付け根の部分を食害して葉茎を折られてしまいます。

ビーツの葉を食害されるとその分栄養を蓄えられなくなりますので、ビーツの根が肥大しにくくなります。

イモムシ系の虫を見つけたらすぐに駆除しましょう。

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ビーツの栽培⑧要注意の病気

ビーツ栽培で気をつけなければいけないのは柔腐病です。

ビーツの葉や根の部分が腐ったようになり、そこから枯れこんできます。

細菌性の病気なので、見つけたら、ごく軽度な場合は病気が出た部分の葉だけを刈り取って処分します。

状態が悪いものは株ごと抜き取って他に病気が感染しないよう用心深く処分しましょう。

広がってしまうとプランターに植わっているすべてのビーツの株を処分しなければ、周囲の他の植物にも病気が蔓延してしまいます。

軟腐病には特に注意し、見つけたら速攻でその分を切除しましょう。

何が直接の原因になるかは特定しにくいものの、連作や、過湿が病気の引き金にある場合もあるようです。

ビーツの栽培⑨連作障害に注意!

ほうれん草の仲間であるビーツはほうれん草と同様連作には向かない野菜です、。

同じプランターで秋冬にビーツ栽培をして収穫した後、また春にビーツを栽培するとか、春はしなかったけど、また秋冬になって去年と同じくビーツを栽培する、というのはおすすめしません。

同じ作物を2年連続で同じ土地、同じ土で栽培すると「絶対」ではありませんが、連作障害による病気などが起こりやすくなるといわれています。

ビーツを栽培した土はできれば翌年はビーツの栽培はお休みにして別の野菜を育てるようにしましょう。

ビーツの後にビーツ栽培、という同じ野菜の連作だけでなく、ほうれん草やふだん爽スイスチャードなど同じ仲間の野菜も避けるようにしましょう。

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ビーツの栽培⑩収穫時期

ビーツの根の部分が5cm〜7cmくらいになったらビーツの根の収穫時期です。

地植えならビーツの葉っぱの高さが30cmくらいになっている頃かと思います。

プランターでは25cmくらいの高さの葉が、目安です。

ビーツは収穫が遅れると表皮に近い部分が硬くなったり、中にすが入ったりしますので欲張って必要以上に大きくはしないようにしましょう。

収穫したビーツはすぐに葉を切り落として根の部分と分けます。

葉は油でさっと炒めたりして火を通して料理にします。

根の部分は酢を少量入れた湯で柔らかくなるまで茹で手から冷蔵庫で保存し、必要な分だけ切り分けて料理します。

ボルシチなどのスープや、熱々のうちにスライスしてそのままバターをのせて塩胡椒で温野菜として食べるなどで、ほんのり甘いビーツを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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