アスパラ栽培はプランターで出来る? 植え替え・株分けとその時期は?

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アスパラガスはユリ科の植物で、一度植えて上手に栽培できたら10年くらい収穫し続けられる珍しい野菜です。

種をまいて苗を育て、定植するか、ある程度大きくなった苗を入手して栽培する方法があります。

営利ではなく個人で少しの量を育てるのであれば苗を買って栽培するのがおすすめです。

子供の頃、祖母が小さな庭でアスパラを数株栽培していました。

夏休みに遊びに行くと、時々伸びてくるアスパラを茹でて食べさせてくれた思い出があります。

細めのアスパラでしたがとれたてはとても甘くて美味しかったです。

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アスパラはちょっと不思議な植物

アスパラは古くは針のように細かい葉が観葉植物として栽培されていました。

今でも花屋さんで花と合わせるグリーンとして観賞用のアスパラの葉は流通しています。

針のように細かい葉は実は葉ではなく一つ一つがごく小さな茎で、擬葉です。

アスパラの袴の部分が退化した葉の部分になります。

小さな赤い実がなり、その種をまいて小さな芽を3年くらいかけて育てるとアスパラを収穫することが出来るようになります。

アスパラは太根が地中に広がる植物で、大きくなったら株分けで増やすこともできます。

ホームセンターなどで、大きくなったアスパラの株の根を地上部が枯れる休眠期に苗として売っていますので、プランターで数株栽培するのなら、この苗を購入すれば、植えた年から収穫できます。

最近は最初から太いアスパラを収穫できるかなり大きな苗も園芸用に売っています。

アスパラを栽培したい人にとってはとても魅力的なおすすめ品だと思います。

アスパラのプランター栽培の準備

プランターの置き場所

アスパラは一度植えたら10年収穫を続けられる野菜です。

プランターの置き場所をよく考えて準備をしましょう。

日当たりがよく、風通しよい場所がむいています。

アスパラを栽培するプランターのサイズ

アスパラ栽培はよく肥えた土とたくさんの肥料を必要としますので、なるべく大きく深さのあるプランターを用意します。

60cm×40cmの野菜用深型プランターで2株が目安です。

直径30cm、深さ30cmの丸鉢で一株。

アスパラ栽培をする場合は最低でもこのくらいの大きさのプランターを用意しましょう。

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アスパラ栽培の土の準備

アスパラはほうれん草と同じくらい酸性の土をはっきりと嫌います。

水はけの良い有機質の多い土を作り、石灰でしっかり酸度調整します。

じっくりきく有機石灰の蠣殻や卵の殻を土に混ぜ込んでおくのもよいでしょう。

用土は赤玉土1と腐葉土もしくは堆肥2の割合で混ぜたものをベースにします。

60cm×40cmの深型プランターだと用土の目安が80リットル。

蠣殻石灰200g、根を育てるためのリン酸肥料を40g、土全体に混ぜ込みます。

根が大事な野菜ですので、土の準備は1ヶ月前には済ませておいて、元肥や堆肥がしっかり土と馴染んでから苗を植え付けるようにします。

腐葉土や堆肥はしっかり完熟したものを使いましょう。

未熟なものは根を痛めてしまいます。

アスパラ栽培、苗の植え付け

アスパラの苗は地上部はなく、太い根が束のようになっている状態で売られています。

11月〜3月までの間に準備してあった土に買ってきた苗の根をそっと放射状に広げるようにして浅植えします。

水をたっぷりやったあと、肥料を15g程度を目安に土全体にパラパラとまき軽く混ぜ合わせておきます。

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アスパラの苗は1年目は株を充実させる

春になってアスパラの芽が出ても苗が小さい場合は最初は収穫せず、5本くらい葉を展開させて株を充実させます。

茎は背が高くなり風で倒れますので、支柱を立てて、風通しが良くなるように葉が広がるように茎を誘引します。

5本の茎葉が展開してから、そのあとに伸びてくる芽を収穫します。

11月ごろ葉茎が黄色く枯れてきますが、8割くらい黄色くなった頃から、葉が光合成をして蓄えた栄養を来年のために根に送りこむようになります。

それまでの間、葉茎が病気にならないようしっかり管理しましょう。

アスパラ栽培、秋以降の手入れの仕方

11月を過ぎて葉が完全に黄色くなって枯れたら、枯葉が土になるべく落ちないようにそっと茎を地際から切り取ります。

アスパラの葉茎は病気になりやすく、菌がついている可能性があるので切り取った枝葉はアスパラのそばに置かずにすぐにビニール袋に入れて廃棄処分します。

冬の間は土が乾かない程度に水やりをします。

休眠期間中なので必要以上に水をやると根が腐りますので気をつけてください。

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アスパラ栽培2年目以降の手入れと収穫

アスパラの栽培を始めて2年目からは4月はじめに土の表面に腐葉土か堆肥を敷き詰め、追肥をパラパラとまきます。

芽が出始めたら最初の3週間くらい収穫を楽しみ、そのあとはまた1年目と同じように茎を5本くらい立てて株を充実させます。

茎が葉を展開するまでの間収穫を休んで、その後まだ収穫を再開します。

間には2〜3週間に一度の追肥を忘れずにしてください。

アスパラ栽培の水やり

アスパラは水が好きです。

特に収穫期の芽だしの時期には水を好みます。

ただしやりすぎると根が腐りますので、水はけのいい状態を維持しながら、土の表面が乾き始めたらたっぷりと水をやるようにします。

茎葉は病気になりやすいので、水はねしないようにそっと株元に水を注ぐようにしましょう。

夏場は朝夕2回の水やりが必要です。

アスパラ栽培、株分けと植え替えの時期

アスパラの根が鉢の中に回っていっぱいになってしまっている元気な株は、11月ごろに茎を刈り取って、株が完全に休眠したあとの12月〜1月ごろ、根をそっと掘り起こして一回り大きなプランターや鉢に植え替えます。

プランターサイズを大きくしたくない時は株分けします。

アスパラの傷んだ根を取り除き、最初の植え付けと同様に土を準備したところに植え付けます。

株を分けるときは、そっと分割するか、根がぎっしり詰まっているときは鋭利な刃物で半分に切り分けます。

手で無理に引き剥がすと根を痛めてしまうので、思い切って刃物でカットした方がダメージが少なく株分けができます。

アスパラの植え替えや株分けをする場合には、それまで使っていた同じ土に植え込むことはしないでください。新しい土を準備して植え付けるようにします。

同じ土に植えるとアスパラは弱ってしまいます。

来年のための養分が根に蓄えられているので、根の量が収穫に直結します。植え替え時は極力根を丁寧に扱いましょう。

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アスパラ栽培は上手に育てれば10年収穫できる

以降毎年同じようなサイクルでアスパラ栽培をします。

上手に栽培することができれば10年は収穫を続けられます。

直植えの場合は土の入れ替えなど必要ありませんが、プランター栽培の場合は毎年ではなくても、ある程度根が回ってきたら、株分けや根の更新を兼ねて、土も新しいものに替えてやるとよいでしょう。

花が咲いた後に赤い実がなるのですが、その姿もアスパラの葉茎のグリーンとの色合いがとても美しいです。

観葉植物としても利用されるアスパラならではですね。

株の充実のために茎を立てた時、ベランダだと特に茎が風で倒れやすいので、支柱で誘引するのはアスパラ栽培の大切なポイントです。

折れたり傷がつくとそこから病気になってしまうこともあります。

ホワイトアスパラに挑戦するなら

ホワイトアスパラを栽培してみたい場合、2年目以降、春一番に芽が出始めたら、アスパラのプランターを完全遮光するようにビニールで覆って、光を当てずにアスパラを育てます。

出てきた芽は白いまま伸びますので、それを収穫します。

最初の3週間くらい、そうやって遮光してホワイトアスパラを収穫した後、また通常通り日光を当てて葉茎を育てて、以降はグリーンアスパラを収穫するようにします。

プランター全体をおおうのが大変だったら、出てきた芽一本一本に袋をかぶせて遮光してみましょう。

ただし少しでも光が漏れるとほんのり紫色に着色します。

この紫色はアントシアニンの色素ですから問題はありませんが、しっかりとしたホワイトアスパラにしたければ完全に光を遮断しましょう。

グリーンアスパラもホワイトアスパラもどちらもとても美味しい春の味覚です。

アスパラの美味しい茹で方を、こちらの記事で紹介していますので、よかったらご覧下さいね。

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