アマリリスの球根を太らせる方法、鉢植えアマリリスの育て方と花後の手入れで毎年花を咲かせるには

アマリリスの育て方、中でもアマリリスの球根を太らせる方法について紹介します。

アマリリスの球根を太らせるように上手に育てて冬に休眠させれば、その後も毎年花が咲くので、豪華なアマリリスの花を長く楽しむことができ、そこからさらにアマリリスの球根が分球するので増やすこともできます。

アマリリスの育て方は簡単ですので、球根を太らせて翌年も花を楽しむために、鉢植えにする時の注意点や花後の手入れについて紹介します。

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目次

アマリリスの育て方①球根の入手

アマリリスはブラジルやペルーが原産で耐寒性が弱いので、鉢植えで育てるのが無難です。

アマリリスの栽培の本場はオランダで、花市場の球根売り場を見ると、日本ではなかなかお目にかかれないような、玉ねぎより大きな超大玉のアマリリスの球根がごろごろと箱に入れられて売られています。

アマリリスを地植えで庭で育てたい場合は、品種改良されて耐寒性があるガーデンアマリリスと呼ばれる品種を選びます。

アマリリスの球根は12月頃からホームセンターや園芸店に並びます。

そのままの球根の状態のものの他に、プラスチックポットに植えられていて、そのまま育てられる状態のものがあります。

ポットに植えられているものは開花促進処理がされていて、暖かい室内で水やりをすれば1ヶ月ほどで花が楽しめるようになっています。

アマリリスは大輪の花が房状に咲く豪華さもあり、冬の花の少ない時期に贈り物にも喜ばれる人気の花です。

本来のアマリリスの開花は5月〜7月なので翌年からはその時期に花が咲きます。

一重咲き、八重咲き、赤や白、ピンクの単色、赤と白、ピンクと白などのグラデーションの花色のバリエーションがありますので好みの花色のものを選ぶとよいでしょう。

球根は大きなものほど花数が多くなります。

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アマリリスの育て方②用土の準備

アマリリスは球根植物です。

それも球根がかなり大きい。

球根植物は過湿を嫌いますので排水のよい土で乾燥気味に育てます。

一般的な花の培養土や、赤玉土、腐葉土を7:3で配合したものを基本に準備します。

湿度の高い場所なら1割ほどパーライトを混ぜたりして通気性を確保しましょう。

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アマリリスの育て方③鉢植え球根の植え付け

 

アマリリスの球根は休眠状態で上の写真のような状態で売られています。

古くてスカスカになった根もついていますので、それを取り除き、整理してから鉢に植えます。

アマリリスの球根を鉢に植え付けるときは、球根の半分から1/3は土の上に顔を出すように浅く植え付けます。

植え付ける鉢の大きさは直径10cmくらいまでの球根なら6号鉢以上、10cm以上の大玉なら7号鉢以上を用意します。

日本で売られている球根の多くは6号鉢で大丈夫だと思います。

鉢底石をひと並べしてから用土を1/4ほど入れ、緩効性肥料を入れてからその上に用土を1/2

位まで足して、根が直接肥料に触れないようにします。

鉢の中心にアマリリスの球根を置いて位置を決め、周囲に用土を詰めていきます。

ウォータースペースを残して用土を詰めたら、たっぷりと水やりをして植え付け完了です。

冬場なら明るい窓辺に置いて管理します。

3月以降なら日当たりのよい屋外に置くとよいでしょう。

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アマリリスの育て方④花が咲くまでの水やり

アマリリスを鉢植えにして最初に水やりをした後は、花芽が動き出すまで水やりをしません。

成長が始まって、アマリリスが水を吸い上げ始めたら、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをするようにします。

アマリリスの球根は過湿にすると腐ってしまいますので、乾燥気味に育てて鉢土の表面が乾いたら水やりをします。

葉や球根にも水をかけないように鉢の縁からそっと水やりします。

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アマリリスの育て方⑤毎年咲くよう球根を太らせる方法、開花期の手入れ

アマリリスは植え付けた最初の年はまず花芽が上がり開花した後に葉が育ちます。

アマリリスの花が咲くと、大きな花だけにアマリリスはエネルギーをたくさん消費します。

花後に球根を太らせるためにも花が咲いている期間は週に1回は追肥をしましょう。

リン酸やカリ分が多めの固形の肥料を少しずつ追肥してもいいですし、液肥を水やりの代わりにやってもいいでしょう。

また花が咲いたらおしべの先端の花粉が入っている部分を取り除いておくと花が長持ちします。

植物は花が咲くと種を作ることにエネルギーを使いますが、こうすることで種を作ろうとするエネルギーをセーブして、株の消耗を防ぐことができ、花が長持ちします。

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アマリリスの育て方⑥毎年咲くよう球根を太らせる方法、開花後の手入れ

アマリリスの花は1本の太い花茎に3〜4輪の花が房状に咲きます。

わずかに時期がずれて咲きますので、咲き終わったアマリリスの花を順番に、花の額の部分からハサミでカットして摘み取ります。

最後の一つの花が終わった時も同じように花だけを摘み取り、花茎はそのまま自然に枯れるまで残します。

アマリリスの花茎を残す理由は二つあります。

特に最初の年はまだ葉が出ていない状態ですので、花茎の緑色の部分を残して光合成をさせるのが一つ目の理由。

二つ目の理由は、花茎には花を咲かせるだけの栄養が蓄えられているので、その栄養が球根に戻って蓄えられて、花茎が枯れてから取り除く目的があります。

こうすることで、アマリリスの球根を太らせるのと同時に、生きている花茎を切ってそこから雑菌が入ったりアマリリスの水液が失われるのを避けることもできます。

アマリリスの花が終わる頃から葉が育ち始めます。

葉が育ち始めると水揚げのスピードが速くなります。

葉は光合成をして養分を作り出し、アマリリスの球根を太らせる大事な役目を持っていますので大切に育てます。

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アマリリスの育て方⑦夏越し

夏の暑さはアマリリスの葉や球根を痛めますので夏は西日を避け、半日陰の涼しい場所で管理します。

アマリリスを鉢植えで育てていれば簡単に場所を移動できるので安心です。

半日陰の場所に移動できない場合は寒冷紗を掛けてもよいでしょう。

夏場は肥料を控え、球根の温度をあげないように気をつけます。

 

アマリリスの育て方⑧毎年咲くよう球根を太らせる方法、秋の手入れ

アマリリスの花が終わり秋になるとアマリリスの葉の活動が活発になります。

この時期は球根を太らせる、育てる時期になりますので、再び日当たりのよい場所に鉢を移動して、追肥をします。

追肥はリン、カリ成分を主体にするのがおすすめです。

たくさんの栄養が球根に吸収され、アマリリスの球根が太るようにします。

アマリリスの球根を太らせることに成功すると、やがて球根が分球するので子株を増やすことができます。

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アマリリスの育て方⑨毎年咲くよう冬越しの間は球根を休眠させる

秋の終わりになるとアマリリスの葉が黄色く枯れてきます。

アマリリスが冬越しの準備に入ったことを意味します。

アマリリスの球根は冬の間休眠させて冬越しをさせますが、そのままではアマリリスは自分では休眠しません。

アマリリスを冬の間休眠させるには、葉が黄色くなり始めたら徐々に水やりの回数を減らし、冬に入る頃には完全に水を絶って、球根を乾燥させます。

こうすることでアマリリスの球根は気温の低下とともに活動をやめて休眠します。

アマリリスの葉が枯れて休眠したら、球根を傷つけないように掘り上げて、枯れた葉や傷んだ根を取り除きます。

掘り上げたアマリリスの球根を乾燥しないようにおがくずやバーミキュライトを入れた箱の中で球根を保存して、最低でも5℃以上、できれば10℃くらいの場所に置いて冬越しをします。

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アマリリスの育て方⑩翌春の花について

翌年の3月になったら再びアマリリスの球根を鉢に植え付けて育てます。

2年目からはまず葉が育ち始め、花は通常の時期である5月頃から咲き始めます。

上手に球根を太らせることができれば、毎年花が咲くようになりますし、球根が分けつして子株ができるかもしれません。

そうなったら株分けしてアマリリスを増やすこともできます。

ただし子株はあまり小さなうちに親球根から離してしまうと、子株の球根が大きくなって花が咲くまでに時間がかかりますので、子株ができてもしばらくはそのまま親球根と共育ちさせます。

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アマリリスの育て方⑪アマリリスの球根を太らせる究極の方法

お店で売られている大きなアマリリスの球根は、購入したらすぐに花が咲くように、そのために作られた商品であり、プロの技術の賜物です。

本気でアマリリスの球根を太らせるようにしようと思ったら、1〜2年はアマリリスの花を咲かせることをやめて、ひたすら球根の方に栄養がいくようにアマリリスの球根を育成する、というのも1つの方法です。

花芽が上がってある程度伸びたところで、蕾を摘み取ってしまい、花茎は花後の手入れと同様にそこに蓄えられた養分が球根に戻って枯れるまでそのままにしておき、枯れてから取り除きます。

アマリリスの葉を充実させるよう大切に育て、しっかり日光に当てて光合成させるとともに、アマリリスの球根を太らせるために春、秋にはリン、カリ肥料を与えて、球根を肥大させます。

アマリリスの花が咲くエネルギーをセーブして、球根を太らせるためにその分のエネルギーが使われるようにします。

アマリリスの大きな球根から分けつした小さなアマリリスの球根を太らせるには、すぐに株分けせずに親株と一緒にしばらくはそのまま一緒の鉢で育てている方が、初期成長が早いです。

分けつしたアマリリスの球根は、球根がある程度大きくなってアマリリスの花が咲くまでには2〜3年の時間がかかります。

ですからアマリリスの親株の球根を太らせたい場合も花を咲かせず、2年くらい葉を大切に日光に当てて育て、追肥をして球根を養成すすることで、球根を太らせることができます。

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アマリリスの種類、花色は豊富

 

上の写真のアマリリスは一重咲きのアップルブロッサム。

 

 

こちらは八重咲きのダンシングクイーン。

アマリリスの八重咲きは華やかさが素晴らしいですね。

Balcofarmは10年ほど前、オランダ産の超特大のアマリリスの球根を3つ、購入しました。

そのときは売り場のカゴからピンクと白のグラデーションのもの、ピンクのものなどを選んで購入したつもりだったのですが、実際に植えてみたらどれも赤い花だった(笑)というオチがありました。

残念な結果ではあったのですが、本場オランダ産のとても大きな球根のアマリリスの花はそれはそれは迫力があって素晴らしいものでした。

ふとそんなこともあった、ということを思い出し、今年ピンク系のグラデーションのアマリリスに再チャレンジしようと思い球根を購入しました。

大輪系のアフロディーテと、小輪系のパジャマパーティです。

今は6号鉢に玉ねぎがゴロンと植っているような状態です。

 

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アマリリス!アマリリス!アマリリス!

 

上の二つのアマリリス球根を入手したことで、さらに違う花色のアマリリスがどうしても欲しくなり、追加購入。

全部で球根が8種類になりました。

球根の状態であまり区別がつきませんが、アフロディーテ、パジャマパーティの他に、大輪八重咲きのダブルドリームとダンシングクイーンの球根を増やしました。

上の写真、一つだけ鉢が大きいのはダブルドリームです。

他の球根より大きくずっしりしていたので、鉢のサイズも十分な大きさのものにしました。

この他に、オランダから輸入のポットアマリリスの4種福袋を入手。

ほぼ単色白に本当に微かにピンク色のすじが入る一重咲き大輪モンブラン、一重咲きでピンクのグラデーションのロザリー、オレンジ系八重咲きレディージェーン、白にわずかに赤い筋が入る八重咲きニンフ。

ポットアマリリスはプラ鉢に植えられた状態で販売されているので、花が咲くまでは水やりだけで花を楽しめる、手軽さが魅力です。

これで全8種類のアマリリスです。

アマリリスは開花準備が十分に整った充実した球根の状態で販売されているので、ほとんど手をかけずに、大きく豪華な花が咲くのでとにかく今から楽しみです。

 

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