レモンマートルの育て方、中でもレモンマートルが枯れる、葉が茶色くなる原因とレモンマートルの冬越しの方法、レモンマートルの使い方について紹介します。
レモンマートルのハーブとしての使い方をご存知でしょうか?
レモンマートルは香りがよくとてもおすすめのハーブなのですが、レモンマートルの苗はホームセンターであまり扱いがありません。
園芸植物としては他の植物と比べてまだ情報が少なく、育て方のポイントを間違えるとあっという間に葉が茶色くなることがあり、ひどい場合にはレモンマートルが枯れてしまいます。
実際Balcofarmでもレモンマートルの苗を初めて入手して育てた時に、あっけなく枯らしてしまったことがあります。
この記事ではレモンマートルの葉が茶色になる、レモンマートルが枯れる原因と、レモンマートルが元気に育つポイントを紹介します。
二つのポイントさえ押さえればレモンマートルはぐんぐん育ちますし、とてもいい香りがして白い小さな花も綺麗な植物です。
レモンマートルの使い方についても紹介していきます。
葉も花もハーブティなどに利用できることから近年人気が高まっていますのでぜひ1鉢置いてみてはいかがでしょうか。
目次
- レモンマートルはどんな植物?
- レモンマートルの使い方
- レモンマートルの育て方③苗の植え替え
- レモンマートルの育て方④肥料のやり方
- レモンマートルの育て方⑤レモンマートルが枯れる1番の原因
- レモンマートルの育て方⑥葉が茶色くなる原因
- レモンマートルの育て方⑦レモンマートルの冬越しは室内で
- レモンマートルの育て方⑧室内栽培のポイント
- レモンマートルの育て方⑨剪定
- レモンマートルの育て方のまとめ
- レモンマートルの育て方①苗を購入する時期
- レモンマートルの育て方②用土
- レモンマートルの育て方③苗の植え替え
- レモンマートルの育て方④肥料のやり方
- レモンマートルの育て方⑤レモンマートルが枯れる1番の原因
- レモンマートルの育て方⑥葉が茶色くなる原因
- レモンマートルの育て方⑦レモンマートルの冬越しは室内で
- レモンマートルの育て方⑧室内栽培のポイント
- レモンマートルの育て方⑨剪定
- レモンマートルの育て方のまとめ
レモンマートルはどんな植物?
レモンマートルはレモンの香りの成分シトラールをレモンよりも多く含むことで知られるフトモモ科の低木です。
フトモモ科の植物は熱帯から亜熱帯に分布する植物ですので温暖な気候を好みます。
フトモモ科の植物はレモンマートルの他にもユーカリやティーツリー、クローブやオールスパイスなど香りの良いものも多く、他にはグアバ、フェイジョアなどもフトモモ科の仲間です。
特にオーストラリアによく見られ、レモンマートルやティーツリーなどはアボリジニが薬草として珍重してきたと言われています。
レモンマートルはレモンの香りの成分シトラールをレモンよりも多く含むことから、精油が作られる他、徐々に園芸植物としても注目が集まっています。
レモンマートルの使い方
レモンマートルは大量のシトラールを含むため精油を作るために商業的に利用されています。
その他個人でも色々な使い方で楽しむことができます。
もっとも手軽なレモンマートルの使い方の一つがその葉をハーブティに利用することです。
生のレモンマートルの葉でもいいですし、葉を乾燥させても香りよくレモンマートルのハーブティを楽しむことができます。
ティーカップ1〜2杯分なら大きめのレモンマートルの葉を1〜2枚ティーポットに入れて熱湯を注いで香りが出るのを待ちます。
レモンマートルの育て方③苗の植え替え
レモンマートルの苗が届いたら一回り大きな鉢に植え替えます。
4号ポット苗なら6号鉢に植え替えます。
育苗業者によって、苗のポットに使われている土は違います。
ねっとりした赤土のみだったり、育苗期間に土の目が詰まってしまってジメジメしていたり、表面に苔が生えているような場合は、根鉢の側面と肩の部分を手でほぐして古い土を多めに落とします。
根が回っている様だったら根鉢もそっとほぐし、長い根や茶色くなって傷んだ根を取り除いてから水はけのよい土に植えつけましょう。
用意した鉢の底に鉢底石をひとならべして、用意した配合の用土を1/3程度入れてからレモンマートルの苗を鉢の中央に置き、周囲の隙間に土を入れていきます。
鉢の側面をトントン叩いて土を落ち着かせたり周辺の土を割り箸などでつついて土の隙間をなくします。
土が十分に入ったらたっぷり水やりをして植え替え完了です。
レモンマートルの育て方④肥料のやり方
植え付けの時に元肥を入れる場合は控えめな量の元肥を用土に混ぜ込んで、最低でも1週間以上間をあけてからレモンマートルの苗を植えつけます。
それ以外は春と秋にできれば有機質の肥料をその肥料の説明通りの規定量を与える様にします。
夏の暑い時期と冬の寒さで活動が鈍くなる時期はレモンマートルの根っこにとって負担になるので肥料は控えます。
レモンマートルの育て方⑤レモンマートルが枯れる1番の原因
レモンマートルを最初に植え替えをしてから、次の水やりをするタイミングは鉢の表面の土が完全に乾いてレモンマートルの葉が少しだけ萎れ始めてからになります。
土の表面が完全に乾く前に水をやると、レモンマートルにとっては水が多すぎ、根が呼吸できなくなり枯れてしまいます。
ですからレモンマートルの水やりは他の植物より意識して水やりの間隔をあけるようにします。
初めは心配かもしれませんが、レモンマートルは乾燥には強いので大丈夫です。
逆に水をやりすぎるとレモンマートルが枯れる原因になりますので気をつけてください。
レモンマートルの木がまだ小さいうちは特に根の量が少ないため、水のやり過ぎになりがちです。
表面の土が乾いて、レモンマートルの葉が少ししんなりしはじめるくらいまで待ってから、たっぷり水をやる、それを繰り返します。
季節によって葉が萎れてくるまでの時間が変わると思いますのでよく観察して見極めてください。
真夏は乾燥が激しい時期なので萎れ始めたら春や秋よりは早めに水をやります。
レモンマートルは冬場は活動が鈍くなるか休眠しますので水を吸い上げる力も弱まり鉢の土が乾きにくくなります。
ここで土が乾いていないのにそれまでと同じペースで水をやっているとあっという間に根腐れして枯れてしまいます。
冬場はレモンマートルの水やりはうんと控えめにすることになります。
冬場でなくてもとにかくレモンマートルは土が乾いてから水をやることを徹底してください。
レモンマートルを枯らす原因の一つとしてこの水のやり過ぎは大きなものです。
どうしても心配なら、葉に霧吹きをする方法も併せるとよいでしょう。
レモンマートルの育て方⑥葉が茶色くなる原因
レモンマートルは過湿を嫌います。
水のやりすぎとまで行かなくても、日当たりが不十分だったり、過湿で蒸れるとレモンマートルは下葉から茶色くなって葉が落ちます。
レモンマートルの下の方の葉が茶色くなったら根腐れの可能性もあるのでとにかく要注意です。
まず、水やりは控えて、応急処置としてレモンマートルの混み合った枝や葉をすかし剪定して風通しをよくして、日当たりのよい場所で管理しましょう。
その時、土もジメジメしている様なら、竹串や割り箸を土に刺して数カ所空気が通る様に少し土をほぐしてあげるのも助けになります。
レモンマートルの上の方の葉が茶色く枯れる場合は夏場の強い日差しの中での水切れが疑われます。
土の状態を見て、カラカラに乾いている場合は水をたっぷりやるようにします。
レモンマートルの育て方⑦レモンマートルの冬越しは室内で
レモンマートルはある程度大きくなると耐寒性も備わってきますが幼苗のうちは特に寒さには弱いので冬は室内に取り込む必要があります。
屋外でレモンマートルの幼苗を育てている方は、気温が5℃以下になるようなら必ず室内に苗を取り込むようにしましょう。
大きくなると0℃以下になっても耐えられることもあるようですが、寒さで葉が落ちてしまう、あるいは寒さがひどいとレモンマートルが枯れることもあります。
もし寒さに当たっても完全に枯れてしまっていなければ、春になって木質化した枝から新芽が出てきます。
ただ、その分木が体力を消耗しますのでなるべくなら冬場に葉を温存するようやはりレモンマートルの鉢を家の中に取り込んで、なるべく日当たりのよい窓辺で育てるようにします。
冬場のレモンマートルは水揚げもあまりしなくなるので、水やりはうんと控えめにします。
土が完全に乾くまで、じっと我慢して、葉が萎れ始めてから水をやるというペースを守ってください。
水やりの回数は圧倒的に少なくなる、ということを今のうちから頭に入れておけば失敗が少なくなると思います。
この冬の寒い時期に室内に取り込んで水をやり過ぎてしまうのがレモンマートルが枯れる原因としてよくある失敗です。
レモンマートルの育て方⑧室内栽培のポイント
レモンマートルの鉢植えは室内でも育てることができます。
ただし室内は風がないので葉からの水分の蒸散量も少ないため、水やりの回数は外に置いた場合よりもぐっと少なくなります。
室内の場合でも水やりは土の表面が完全に乾いて葉が萎れ始めたら水をやる、ということを守ってください。
またレモンマートルを育てるためには日照が必要になりますので、日当たりのよい窓辺に置くようにします。
光が足りないとレモンマートルの下の方の葉が茶色くなって落ち始めたり、葉先が傷んできたりします。
時々日光浴をさせるために昼間は屋外に出してレモンマートルの株が元気に育つようにしてやります。
レモンマートルの育て方⑨剪定
レモンマートルはある程度大きくなると生育旺盛になります。
伸びた枝は切り戻し剪定すると脇芽が育ってこんもりとボリュームのある樹形を作ることができます。
剪定の時期は春から秋、生育期の間に行います。
分枝したところから一節目の上で剪定すれば脇芽が二本育ちますのでそれを繰り返して樹形をこんもりさせていくとたくさんの葉が育ちます。
剪定して出た葉は料理に利用したり、量がたくさんあれば乾燥して保存して使うことができます。
レモンマートルの木に高さを出したければある程度の高さまでは剪定せず真っ直ぐに伸ばし、枝の長さが伸びてから切り戻し剪定を開始するとよいでしょう。
レモンマートルの育て方のまとめ
レモンマートルを元気に育てるためのコツ、重要なポイントは水やりは他の植物に比べてうんと控えめで乾燥気味に育てることと、冬の温度確保です。
それさえ間違わなければ成長期にはどんどん枝も伸びますし、6月ごろに白い小さな花を房状に咲かせてくれてとても綺麗です。
葉の利用価値も高く、レモンの香りが本当にレモンよりも強いので、レモンがお好きな方にはおすすめのハーブです。
他のハーブと違って草本ではなく木なので毎年種をまいたり苗を購入し直さなくても1鉢あれば長く楽しむことができますので気になる方はぜひ1鉢育ててみてはいかがでしょう。
ローリエのようにして煮込み料理にレモンマートルの葉を使うのがなかなかのおすすめです。
レモンの香りのするハーブは他にもいくつかあります。
レモンバームについてはこちらで紹介しています。
他にもっとレモンの香りの強いハーブがありますのでそれについてもこれから紹介していきますね。
レモンマートル、レモンバーベナはかなりレモンの香りが強いハーブですが、それよりもさらに強力なシトラールを含むハーブがあります。
「ゼラニウム・シトロネルム」というゼラニウムの原種なのですが、日本ではまだ比較的珍しいハーブです。
少し葉に触れただけでも、葉が風で揺れるだけでも素晴らしいレモンの香りが漂うハーブです。
シトロネルむについては下記で紹介しています。
紅茶の茶葉やその他のハーブと組み合わせるのもおすすめです。
レモンマートルの使い方としてもう一つお勧めなのはシチューやスープで肉を煮込む際に臭み消しや香りづけとして、レモンマートルの葉をローリエの様に2〜3枚鍋に入れて煮込む使い方です。
肉の臭みが消えてとてもすっきりとした味わいの煮込み料理になります。
レモンマートルはよく育ちますから葉をたくさん摘める様になったら不織布の袋に入れて入浴剤としてお風呂に入れてその香りを楽しむのもおすすめです。
1枚の葉でもレモンマートルはよく香るのでまだ苗が小さいうちでも十分にレモンマートルの香りを楽しむことができます。
レモンマートルの育て方①苗を購入する時期
レモンマートルは原産地では3〜20mくらいまで大きくなる木です。
苗を購入して育てます。
レモンマートルの苗はホームセンターでもあまり扱いがなく、どこの園芸店でも売っているわけではないので通販などを利用して苗を購入するのが確実です。
楽天やAmazonで検索するとレモンマートルの苗を扱っている販売店がすぐに見つけられます。
9cmポット苗の様な小さなレモンマートルは初期成長も遅く繊細なので少し金額が上がっても4号ポット以上の大きめの苗を購入する方が安心です。
レモンマートルの苗の購入におすすめの時期は成長期に入る春先です。
環境が変わっても成長する力で多少の変化には十分対応できます。
レモンマートルはどちらかというと寒さに弱く、冬は成長がストップします。
もともと温暖な地域の植物で、特に幼苗は冬でも最低5℃以上の温度があった方がいいので、日本の冬に輸送や置き場所が変わることによる環境の変化を避けた方が安全です。
レモンマートルの育て方②用土
レモンマートルは有機質に富んだ水はけのよい土に植えます。
レモンマートルは過湿を嫌うことから、乾燥気味に育てます。
通気性の悪い土だと根腐れしやすいので絶対に避けます。
赤玉土7と腐葉土3の割合でとても乾燥する場所なら比率を少し変えて赤玉6と腐葉土4という割合で用土を調整してもよいでしょう。
逆に湿り気の多い場所に置く場合はくん炭とパーライトを1割程度混ぜて通気性を確保し、根腐れを防ぐ様にします。
レモンマートルの育て方③苗の植え替え
レモンマートルの苗が届いたら一回り大きな鉢に植え替えます。
4号ポット苗なら6号鉢に植え替えます。
育苗業者によって、苗のポットに使われている土は違います。
ねっとりした赤土のみだったり、育苗期間に土の目が詰まってしまってジメジメしていたり、表面に苔が生えているような場合は、根鉢の側面と肩の部分を手でほぐして古い土を多めに落とします。
根が回っている様だったら根鉢もそっとほぐし、長い根や茶色くなって傷んだ根を取り除いてから水はけのよい土に植えつけましょう。
用意した鉢の底に鉢底石をひとならべして、用意した配合の用土を1/3程度入れてからレモンマートルの苗を鉢の中央に置き、周囲の隙間に土を入れていきます。
鉢の側面をトントン叩いて土を落ち着かせたり周辺の土を割り箸などでつついて土の隙間をなくします。
土が十分に入ったらたっぷり水やりをして植え替え完了です。
レモンマートルの育て方④肥料のやり方
植え付けの時に元肥を入れる場合は控えめな量の元肥を用土に混ぜ込んで、最低でも1週間以上間をあけてからレモンマートルの苗を植えつけます。
それ以外は春と秋にできれば有機質の肥料をその肥料の説明通りの規定量を与える様にします。
夏の暑い時期と冬の寒さで活動が鈍くなる時期はレモンマートルの根っこにとって負担になるので肥料は控えます。
レモンマートルの育て方⑤レモンマートルが枯れる1番の原因
レモンマートルを最初に植え替えをしてから、次の水やりをするタイミングは鉢の表面の土が完全に乾いてレモンマートルの葉が少しだけ萎れ始めてからになります。
土の表面が完全に乾く前に水をやると、レモンマートルにとっては水が多すぎ、根が呼吸できなくなり枯れてしまいます。
ですからレモンマートルの水やりは他の植物より意識して水やりの間隔をあけるようにします。
初めは心配かもしれませんが、レモンマートルは乾燥には強いので大丈夫です。
逆に水をやりすぎるとレモンマートルが枯れる原因になりますので気をつけてください。
レモンマートルの木がまだ小さいうちは特に根の量が少ないため、水のやり過ぎになりがちです。
表面の土が乾いて、レモンマートルの葉が少ししんなりしはじめるくらいまで待ってから、たっぷり水をやる、それを繰り返します。
季節によって葉が萎れてくるまでの時間が変わると思いますのでよく観察して見極めてください。
真夏は乾燥が激しい時期なので萎れ始めたら春や秋よりは早めに水をやります。
レモンマートルは冬場は活動が鈍くなるか休眠しますので水を吸い上げる力も弱まり鉢の土が乾きにくくなります。
ここで土が乾いていないのにそれまでと同じペースで水をやっているとあっという間に根腐れして枯れてしまいます。
冬場はレモンマートルの水やりはうんと控えめにすることになります。
冬場でなくてもとにかくレモンマートルは土が乾いてから水をやることを徹底してください。
レモンマートルを枯らす原因の一つとしてこの水のやり過ぎは大きなものです。
どうしても心配なら、葉に霧吹きをする方法も併せるとよいでしょう。
レモンマートルの育て方⑥葉が茶色くなる原因
レモンマートルは過湿を嫌います。
水のやりすぎとまで行かなくても、日当たりが不十分だったり、過湿で蒸れるとレモンマートルは下葉から茶色くなって葉が落ちます。
レモンマートルの下の方の葉が茶色くなったら根腐れの可能性もあるのでとにかく要注意です。
まず、水やりは控えて、応急処置としてレモンマートルの混み合った枝や葉をすかし剪定して風通しをよくして、日当たりのよい場所で管理しましょう。
その時、土もジメジメしている様なら、竹串や割り箸を土に刺して数カ所空気が通る様に少し土をほぐしてあげるのも助けになります。
レモンマートルの上の方の葉が茶色く枯れる場合は夏場の強い日差しの中での水切れが疑われます。
土の状態を見て、カラカラに乾いている場合は水をたっぷりやるようにします。
レモンマートルの育て方⑦レモンマートルの冬越しは室内で
レモンマートルはある程度大きくなると耐寒性も備わってきますが幼苗のうちは特に寒さには弱いので冬は室内に取り込む必要があります。
屋外でレモンマートルの幼苗を育てている方は、気温が5℃以下になるようなら必ず室内に苗を取り込むようにしましょう。
大きくなると0℃以下になっても耐えられることもあるようですが、寒さで葉が落ちてしまう、あるいは寒さがひどいとレモンマートルが枯れることもあります。
もし寒さに当たっても完全に枯れてしまっていなければ、春になって木質化した枝から新芽が出てきます。
ただ、その分木が体力を消耗しますのでなるべくなら冬場に葉を温存するようやはりレモンマートルの鉢を家の中に取り込んで、なるべく日当たりのよい窓辺で育てるようにします。
冬場のレモンマートルは水揚げもあまりしなくなるので、水やりはうんと控えめにします。
土が完全に乾くまで、じっと我慢して、葉が萎れ始めてから水をやるというペースを守ってください。
水やりの回数は圧倒的に少なくなる、ということを今のうちから頭に入れておけば失敗が少なくなると思います。
この冬の寒い時期に室内に取り込んで水をやり過ぎてしまうのがレモンマートルが枯れる原因としてよくある失敗です。
レモンマートルの育て方⑧室内栽培のポイント
レモンマートルの鉢植えは室内でも育てることができます。
ただし室内は風がないので葉からの水分の蒸散量も少ないため、水やりの回数は外に置いた場合よりもぐっと少なくなります。
室内の場合でも水やりは土の表面が完全に乾いて葉が萎れ始めたら水をやる、ということを守ってください。
またレモンマートルを育てるためには日照が必要になりますので、日当たりのよい窓辺に置くようにします。
光が足りないとレモンマートルの下の方の葉が茶色くなって落ち始めたり、葉先が傷んできたりします。
時々日光浴をさせるために昼間は屋外に出してレモンマートルの株が元気に育つようにしてやります。
レモンマートルの育て方⑨剪定
レモンマートルはある程度大きくなると生育旺盛になります。
伸びた枝は切り戻し剪定すると脇芽が育ってこんもりとボリュームのある樹形を作ることができます。
剪定の時期は春から秋、生育期の間に行います。
分枝したところから一節目の上で剪定すれば脇芽が二本育ちますのでそれを繰り返して樹形をこんもりさせていくとたくさんの葉が育ちます。
剪定して出た葉は料理に利用したり、量がたくさんあれば乾燥して保存して使うことができます。
レモンマートルの木に高さを出したければある程度の高さまでは剪定せず真っ直ぐに伸ばし、枝の長さが伸びてから切り戻し剪定を開始するとよいでしょう。
レモンマートルの育て方のまとめ
レモンマートルを元気に育てるためのコツ、重要なポイントは水やりは他の植物に比べてうんと控えめで乾燥気味に育てることと、冬の温度確保です。
それさえ間違わなければ成長期にはどんどん枝も伸びますし、6月ごろに白い小さな花を房状に咲かせてくれてとても綺麗です。
葉の利用価値も高く、レモンの香りが本当にレモンよりも強いので、レモンがお好きな方にはおすすめのハーブです。
他のハーブと違って草本ではなく木なので毎年種をまいたり苗を購入し直さなくても1鉢あれば長く楽しむことができますので気になる方はぜひ1鉢育ててみてはいかがでしょう。
ローリエのようにして煮込み料理にレモンマートルの葉を使うのがなかなかのおすすめです。
レモンの香りのするハーブは他にもいくつかあります。
レモンバームについてはこちらで紹介しています。
他にもっとレモンの香りの強いハーブがありますのでそれについてもこれから紹介していきますね。
レモンマートル、レモンバーベナはかなりレモンの香りが強いハーブですが、それよりもさらに強力なシトラールを含むハーブがあります。
「ゼラニウム・シトロネルム」というゼラニウムの原種なのですが、日本ではまだ比較的珍しいハーブです。
少し葉に触れただけでも、葉が風で揺れるだけでも素晴らしいレモンの香りが漂うハーブです。
シトロネルむについては下記で紹介しています。