ミントの上手な育て方|プランターや鉢植えミントの育て方とミントの種類の見分け方、虫除け効果があるのはどれ?

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ミントにはペパーミント、スペアミント、アップルミント、パイナップルミント。。。などたくさんの種類があります。

これらのミントの中には明らかな虫除け効果がある種類もあります。

ミントはとても繁殖力が強いので庭植えする場合は少し育て方に注意が必要です。

プランターや鉢植えでミント栽培するときも気をつけなければならない育て方のポイントがあります。

ミントの虫除け効果は室内でも役に立ちますし、他の植物と一緒に植えておくことでも虫除け効果がありますので、ミントの特性とプランターでの育て方の注意点などを合わせて紹介します。

ミント(ハッカ・薄荷)の種類

ミントにはたくさんの種類があり、ミントらしいメントールの香りがする代表的なものから甘いフルーツの香りがするミント、葉に斑入りの模様があるもの、茎や葉が黒っぽいブラックミントと言われるものなどがあります。

ここではごくごく代表的なミントを紹介します。

ペパーミント

一般的にハーブとして販売されているのは西洋ミントになります。その代表格がペパーミントです。

ウォーターミントとスペアミントの交配によって生まれた品種です。

ミントらしい強い芳香があり、その香り成分は医薬品の他、食品添加物・香料としてケーキやお菓子などの食品や飲料の香りづけとして使われます。

薬局でハッカ油として売られているものはペパーミントのメントールが主成分の精油です。

西洋ミントの中ではペパーミントがその含有量が一番多いです。

薬局で売られているハッカ油の箱に「虫除けに」とはっきり書かれている通り、ミントの中でも虫除け効果が特にあるのはこのペパーミント、になります。

虫除けの方法やその効果についてはこの後詳しく紹介します。

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スペアミント

スペアミントはペパーミントよりもずっと歴史が古いミントです。

ペパーミントよりも柔らかい香りで、アメリカではスペアミントの方が多く栽培されているようです。

料理に使うミント、というとペパーミントでは香りが強すぎるようでアメリカやヨーロッパではスペアミントを意味します。

イギリスでは焼いたラム肉にミントソースやミントゼリーを付け合わせにするのがあまりにも有名です。

ラム肉にミントゼリー???と思う方は多いと思いますが、実際に食べてみるとラム肉の独特のクセとミントゼリーのすっとする爽やかさが絶妙で、なるほど〜、と思わせる組み合わせです。

アップルミント

リンゴのような甘い香りのするミントです。

フレグランスミントと呼ばれる部類のミントの一つで、他にもパイナップルの香りのするパイナップルミント、オレンジの香りのオレンジミントなどがあります。

アップルミントは葉や茎が白っぽい細かい毛に覆われています。

お茶やサラダ、お菓子の香りづけなどに使われます。

同じリンゴのような香りのするカモミールと組み合わせてハーブティにするととても美味しいです。

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ミントの種類の見分け方、ペパーミントとスペアミントの違いとは?

ペパーミントとスペアミントの違いの見分け方、わかりますか?

ミントの代表格のこの二つは特に見分けにくい種類なので上記3種類のミントの写真を見本にして説明します。

ペパーミントは葉は平たく、表面には毛がなくやや光沢があり、葉の縁の切れ込みは細かく、葉先は尖っています。

スペアミントは葉の表面に葉脈の凹凸がはっきりしていて、葉の縁の切れ込みがペパーミントより大きくギザギザしています。

ペパーミントよりもやや幅広のやや丸みを帯びた葉の形をしています。

それぞれの葉の形の特徴で見分けにくいな、と思ったら軽く葉に触れて、香りを嗅いでみましょう。

ペパーミントはメントールのすーすーする感じが強くクールなすっきり感があります。

それに対してスペアミントは香りの成分はメントールではなくl-カルボンで、ペパーミントよりも香りが柔らかくやや甘みのある芳香です。

葉の形と香りの違い、この二つの手がかりがあればペパーミントとスペアミントの違いをしっかり見分けられると思います。

また、3つ目に紹介しているアップルミントは葉が丸く、葉や茎の表面がうっすら白い綿毛のような毛で覆われています。

香りもリンゴのような甘い香りがするのですぐに違いがわかると思います。

和ハッカ「ほくと」について

日本には自生するミント(ハッカ・薄荷)があります。

和ハッカはペパーミントよりもメントールの含有量がずっと多いため、1940年頃まで、日本は世界一のハッカ油の生産国でした。

1980年代に登場した「ほくと」という和ハッカは非常に優秀なハッカで、病害虫や連作障害にも強くメントールの含有量がそれまでの和ハッカよりもずっと多い、という優れた性質を持っていて、ハッカ油を従来の6倍も取れる品種です。

北見和種とも呼ばれており、北海道の北見で生産されている北見ハッカは有名ですね。

北海道の空港の土産店などでもハッカ油やハッカ脳(メントールの結晶)などが売られています。

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ミントの育て方|プランター栽培

土の準備

ミントは日向から半日陰の有機質に富んだ湿り気のある土でよく育ちます。

また吸肥力が強く地力が必要ですので赤玉6〜5、腐葉土か堆肥4〜5、とやや有機質をを多めに混ぜ込み、石灰を混ぜ混んでおいた土に苗を植えます。

ミントは苗を植えるのがおすすめ

育ててみると違いがはっきりわかるのですが、同じ種類のミントでも個体差があり、香りの良し悪しがあります。

ですから種から育てて香りが今ひとつのものになってしまった、というよりも、よい苗を選んで入手したり、いい香りのする元気な株から挿し芽や根分けをして育てた方が確実です。

園芸店で売られている苗は葉に軽く触れれば香りを確かめることができます。

香りの強いもの、好みの香りのものを選んで育てるとよいでしょう。

ミントの育て方|繁殖力を考慮する

地植えよりもプランター栽培や鉢植え

ミントはとにかく繁殖力が強く、地下茎や根、ランナーを伸ばしてどんどん生育面積を増やし、増殖していきます。

そのため地植えをする場合は土の中でミントを植えるエリアを板で囲って根どめをしたりするのですが、それでもミントは地上からランナーや茎を伸ばしてどんどん広がります。

ミントの花が咲いて種が落ちると、そのこぼれ種からもどんどん増えます。

地植えをする場合は一度植えたらもう取り去ることはできない、というつもりで植える以外は鉢植えをお勧めします。

またミントは他のミントとどんどん交雑して行くので、複数の種類のミントを植えている場合、こぼれ種でどんどん増えていっても、種から増えたミントは交雑している場合もあり、どの品種なのか、ということもわからなくなってしまいます。

そういったことからも個人の楽しみでミントを育てる場合はプランター栽培や鉢植えの方が管理がしやすく、株を増やしたり更新したりするときにもはっきりとどの種類のミントなのかがわかっている親株から根分けや挿し芽で増やすのがおすすめです。

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植え替えや株の更新、根分けを頻繁に行う

ただし使える用土の量が限られる中でミントの根はものすごい勢いで成長しますので、定期的な植え替えや根の整理、株の更新が必要になります。

通常、一般的な植物の鉢植えは1〜3年に1回の植え替えを行いますが、ミントの場合は増え方によっては春と秋の2回、株の更新や根分け・株分けをしないと根がぎゅうぎゅうに回ってしまうことがあります。

根が回ってきたな、と思ったらどんどん掘り返して古い根を整理したり、半分〜2/3の根鉢は処分して新しい土を入れて植え直しましょう。

ミントは連作障害に弱いので、こうして頻繁に新しい土を入れてやることで元気な状態を維持しやすくなります。

肥料は控えめに、施肥回数を多くする

生育旺盛ですので一度にたくさん肥料をやると一気に茎葉が大きくなり徒長しやすくなります。

ただし吸肥力が強いので、肥料切れを起こすと途端に貧弱になります。

育ち具合を見ながら少しずつ定期的に追肥していきましょう。

ミントを植えると土壌が酸性に傾いて行くので、時々土に混ぜてすぐに植物を植えられる石灰なども追加してやるとよいでしょう。

ミントの育て方|水やり

ミントは水が大好きです。

茎をコップの水に挿しておくとすぐに発根します。

ですので根腐れはあまり心配しなくてよく、たっぷり水やりをして育てます。

ただし、暑さが苦手ですので夏場に地上部の風通しが悪く蒸れるとよくありません。

特にペパーミントは地上部の蒸れに弱いので、適宜収穫を兼ねて地上部を刈り取りましょう。

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ミントの育て方|収穫時期

冬も越冬するミントですが、株の健康な状態を維持するためにも地上部を収穫を兼ねて刈り取ります。

ミントの香りが一番強くなる時期は花の咲き始めの頃です。蕾がついてちょうど最初の花が咲き始めた頃に茎を数センチ残して地上部を刈り取ります。

その年の気温によっても時期は前後しますがだいたい夏の初め頃からが花の咲く時期になると思います。

収穫した葉は生のままミントティーにしたり、お風呂に入れて利用できますし、たくさんあれば陰干ししておけばドライのミントティーとしてその後もずっと楽しめます。

何本かの茎をコップ挿しにしておけば室内での水耕栽培も簡単にできます。

それまで香りが今ひとつだな、と思っていても花芽がついてくると香りが強くなりますので一番香りの強いその時期に収穫するようにしましょう。

夏場の蒸れ対策にもなります。

この時点ですでに根が周りきっているようでしたら株分けをして、秋からの成長に備えます。

冬、寒い時期には地上部が枯れることもあるので、秋に伸びた地上部も寒くなる前のタイミングで収穫しておきましょう。

地上部が枯れても根が生きていますので、土は乾かさないようにします。

ミントの香りと虫除け効果について

ミントの香りは害虫の虫除けに効果がある

ミントの虫除け効果の成分はペパーミントや和ハッカが多く含むメントールです。

虫除けの効果を期待するのであればペパーミントを育てましょう。

ペパーミントの他の植物への虫除け効果は東京理科大の有村源一郎准教授の研究によると小松菜や大豆から50cm離れたところにミントがある場合、その葉が害虫に食べられる量が半分くらいに減る、ということがわかっています。

植物にはもともと自分が害虫の食害にあうと、害虫がお腹を壊すようなタンパク質を作り出しそれ以上食べられないように身を守る自分のための虫除けの働きがあります。

そして近くにあるミントが食害にあってメントールの香りが周囲に漂うと他の植物はそれを感じ取って、自分が害虫に食べられたときと同じように害虫がお腹を壊すようなタンパク質をつくるのだそうです。

メントールには虫除け効果がありますが、ペパーミントであっても生育初期は害虫がついて葉を食べられてしまうことがあるのでそのときはしっかり害虫駆除が必要です。

もちろん害虫はミントの持つメントールの香りそれ自体も嫌いで逃げてゆくのですが、ミントの周囲の植物たちも自分が害虫に食べられないように自分の身を守る成分を作り出すという二重の虫除け効果があるのです。

ミントをベランダで一緒に育てておくことでその虫除け効果が期待できるんですね。

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ミントオイル(ハッカ油)を使った虫除けスプレー

ミントを育てられない場合はハッカ油を使って虫除けスプレーを作っておけば、メントールの虫除け効果で植物を守ることができます。

材料は薬局で手に入ります。

ハッカ油、無水エタノール、精製水の三つがあればよく、精製水は水道水でも構いませんし、無水エタノールはアルコール度数が90度のウォッカなどでも代用できます。

スプレー容器はできればガラス製のもの、プラスチック系のものを使う場合は揮発性の物質に耐えられる素材のものを選んでください。

ハッカ油はそのままでは水と混ざらないので無水エタノールに混ぜてから水に入れます。

無水エタノール10mlにハッカ油20滴を加えてよく混ぜます。

精製水90mlに無水エタノールとハッカ油を混ぜたものを加えてよく振れば出来上がりです。

置いておくとまた分離してくるので使うときはよく振ってからスプレーしましょう。

無水エタノールを水と混ぜるとき、少し熱を感じるかもしれませんが時間とともに落ち着きますので問題ありません。

出来上がった虫除けスプレーは1〜2週間で使い切りましょう。

多ければ上記の半分の量で作ってくださいね。

ミントの育て方、プランター栽培のまとめ

ミントはどんどん繁殖する植物なので実はプランターではミントには生育する場所が狭すぎるというのがミントの育て方の注意のポイントです。

そのため根の整理や株の更新をどんどん行って、その都度新しい土を足してやりながら育てることが必要です。

あとは夏暑いのが苦手なので夏場は半日陰から日陰の涼しい場所で育てることと、水を切らさないこと。

育て方はこのくらいのことに気をつけていればとにかくよく増えるので、育てやすく香りも楽しめて、他の植物の虫除け効果も期待できるいいことづくめのハーブです。

春先に園芸店でハーブの苗が出回りますので、そういう時に1鉢買って育てておくのがおすすめです。

スペアミントの香りの主成分はメントールではなくl-カルボンなので虫除け効果を期待する場合はスペアミントではなくペパーミントを育てて下さい。

ペパーミントとスペアミントはどちらもミントの代表格で比較的姿も似ているので慣れないと少し違いがわかりにくく間違えやすい植物です。

紹介したペパーミントとスペアミントの見分け方を参考に育てたい種類のミントを選んでいただけたらと思います。