ハラペーニョの醤油漬けの作り方を紹介します。
ハラペーニョの醤油漬けは日本人にはとてもあう薬味として活躍します。
ハラペーニョといえばピクルス、と思われがちですがハラペーニョのピクルスの作り方は別記事で紹介していますので、ここではハラペーニョを香りの良い醤油漬けにする保存レシピと食べ方を紹介します。
ハラペーニョはメキシコで日常的に使われる唐辛子の一種で、サルサやタコスのトッピングの他にもチーズを詰めてフライにするなど薬味ではなく料理としてのレシピが人気です。
そういった洋風レシピだけでなく、ハラペーニョを日本の青唐辛子の代わりに使うととても美味しいのをご存知ですか?
この記事ではハラペーニョと青唐辛子ではどこが違うかなどと合わせて、シンプルに和食で楽しめるハラペーニョのレシピ、ハラペーニョの醤油漬けを紹介します。
目次
ハラペーニョと日本の青唐辛子の違い
まず見た目は日本の唐辛子、いわゆる鷹の爪は先が細く尖っていますが、ハラペーニョはぷっくりしていて先も少し丸っこいです。
育てかたはほとんど同じですが実のつきかたが少し違います。
唐辛子は上の写真のように先端に束のようにつきますが、ハラペーニョはどちらかというとししとうのような実のつきかたをします。
またハラペーニョは青唐辛子よりもずっと肉厚です。
ハラペーニョは実が熟してくるとししとうのように下を向きます。
味の違いについては、ハラペーニョは辛さの度合いが日本の唐辛子よりもマイルドで、果肉が肉厚で甘みがあるので、マイルドな辛味とともに旨味が感じられる料理ができます。
ここではハラペーニョを和食の美味しくて、ご飯が止まらなくなる常備菜に変身させるレシピを紹介します。
ハラペーニョが2〜3個あれば十分な量を作れますが、生のハラペーニョは日本ではあまり店頭で見かけることがありませんので鉢植えやプランターでハラペーニョを育ててみてはいかがでしょうか。
とれたてのハラペーニョの味と香り、そして肉厚の食感は格別です。
ハラペーニョの育て方はこちらの記事で紹介しています。
育て方は簡単で、丈夫でよく育ちますのでベランダガーデニングにもおすすめの野菜、スパイスです。
ハラペーニョの醤油漬けのレシピ①準備
ハラペーニョの醤油漬けを保存するための容器を用意します。
できれば蓋つきのガラス瓶がよいです。
あらかじめ蓋と本体部分共に熱湯消毒をしてしっかり乾かしておきます。
蓋が金属の場合、醤油の塩分や唐辛子の成分で錆びないよう、蓋につけ汁が直接つかないように気をつけます。
蓋を閉める際はラップなどをかけた上から蓋を閉めると安心です。
ピクルスと違いハラペーニョの醤油漬けは火を使わないので。、熱湯消毒は特にきっちりやっておきましょう。
ハラペーニョの醤油漬けのレシピ②材料
ハラペーニョの醤油漬けはピクルスと違い火も使わないため、さらに簡単に作れます。
生のハラペーニョの香りを生かした香りのとてもいい常備菜です。
<材料>
ハラペーニョ 3個(好みの辛さの度合いで量を増減して下さい)
みょうが 大きめのもの3個
大葉 20枚程度
醤油 1/2カップ
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
甘めの味付けがおすきな方はみりんを増量して下さい。
逆に甘みがない方がよい、という方はみりんを酒に置き換えて作ってみて下さい。
ハラペーニョの醤油漬けのレシピ③作り方
ハラペーニョ、みょうがは3mmほどの輪切りにします。
ハラペーニョを醤油漬けにすると、つけた時しんなりしますので、気持ち厚めに切った方がハラペーニョの食感がしっかり残っておすすめです。
大葉は5mm角ぐらいに刻みます。
材料の切り方はお好みでみょうがと大葉を千切りにしてもよいですが、その場合も少し幅を太めにするとシャキッとした食感が楽しめるのでおすすめです。
刻んだ材料と、醤油、酒、みりんを全て合わせて、準備しておいたガラス瓶などの容器に入れて全体が均一になるようによく混ぜて密閉します。
この状態で冷蔵庫で保存します。
3日目くらいから食べ始められます。
このハラペーニョの醤油漬けの保存は冷蔵庫で1週間くらいを目安にするとよいと思います。
ただし保存可能な期間は保存状態や衛生管理の状態にもよるのでご自身の判断のもとで管理して下さいね。
ハラペーニョの醤油漬けの食べ方①炊きたてご飯に
ハラペーニョの醤油漬けは炊きたての白米に乗せて、熱々のところをいただくのが一番のおすすめです。
これだけでご飯を何杯でも食べられます。
ちょっとボリューム感が欲しい時は卵の黄身と合わせるのもおすすめです。
ハラペーニョの醤油漬けの食べ方②冷奴の薬味にして
ハラペーニョの醤油漬けを冷たい豆腐に乗せて食べればさっぱりとして香りのよい一皿になります。
夏の暑い時期、あまり食欲がないような時にも簡単に一品を用意できますので助かります。
逆にこの醤油漬けを鰹節と合わせて熱々の湯豆腐の上にのせていただいても美味しいです。
しそとみょうがの香りが素晴らしく、シンプルだけど贅沢な料理です。
ハラペーニョの醤油漬けの食べ方③蒸し鶏のソースとして
鶏胸肉で蒸し鶏を作ります。
沸騰させた湯で茹でたり火を通しすぎるとあっという間にパサパサになってしまいますので気をつけましょう。
蒸し鶏を美味しく作るにはコツがあるので、簡単に作りかたを紹介します。
蒸し鶏は70℃の温度を保ちながらゆっくり時間をかけて加熱します。
こうすることでジューシーな柔らかい蒸し鶏ができます。
鶏胸肉に対してひたひたの水に酒を少し加えて、蓋をします。
弱火で温度を測りながら加熱して湯温が常に70℃〜75℃の間をキープするように火加減を調節しながら、湯温が70℃になってから30分以上、じっくり加熱します。
温度が上がりすぎる時は一度火を止めてもよいでしょう。
30分経ったら、できれば中心温度を測ってしっかり70度になっていることを確認してからそのまま火を止めて冷まします。
冷めたら、蒸し鶏を手で食べやすい大きさに裂くか、時間がなければ包丁でスライスしてハラペーニョの醤油漬けをトッピングします。
パクチーがすきな方でしたらパクチーも添えると彩りも綺麗でおすすめす。
生ハラペーニョはかなり美味しい
ハラペーニョを実際に育てて収穫してみたところ、フレッシュなハラペーニョがとても美味しくてすっかり魅了されてしまいました。
辛さが日本の唐辛子よりもマイルドなので食べやすく、肉厚の食感と香りが病みつきになります。
ピクルスはお店でも入手しやすいですがビネガーの味がついてしまっているのでなかなか料理に活用する範囲も限られます。
自分で育てた新鮮なハラペーニョは柔らかく甘みもあってとても美味しい上に、丈夫で初心者でも育てやすいので、唐辛子系の味がお好きな方にはぜひ育ててみていただきたい野菜の一つです。
こちらのハラペーニョの味噌漬けもおすすめです!