大葉春菊のレシピ、おひたし・胡麻和え・白和え。大葉春菊の食べ方だからこそのレシピ紹介

 

大葉春菊のレシピ、大葉春菊だからこその食べ方のおすすめを紹介しています。

大葉春菊は春菊の1品種で冬が旬の葉野菜です。

大葉春菊は独特の香りを楽しむおひたしや、胡麻和え、白和え、天ぷら、サラダ、色々なレシピで楽しむことができます。

春菊は香りが強く、品種によっては春菊特有の苦味というか味を嫌う人もいますが、大葉春菊は香り、味ともにマイルドで春菊が苦手な人でも食べやすいです。

上の写真は栽培中の大葉春菊の間引き菜です。

関東ではあまり見かけない大葉春菊を人気のレシピと一緒に紹介します。

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目次

大葉春菊は葉の形が切れ込みが少なく幅広の葉

 

関東では春菊は葉に切れ込みがあり、縦に茎が伸びる中葉春菊の品種がよく栽培されています。

西日本では切れ込みの少ない、葉が広い大葉春菊がよく見られます。

大葉春菊は幅広の葉が横に開いて育るので株が広がります。

脇芽もよく育ちますが脇芽も茎は短いので比較的株が詰まった感じの春菊です。

大葉春菊の葉の形は切れ込みが小さく、幅広の葉で厚みがあり、春菊特有の香りや苦みがマイルドなのでサラダにするとコクがあってとても美味しいです。

大葉春菊の実物を初めて見たとき、品種が違うと知らずに、

 

「立派な春菊だな〜、

肥料とかどうやったら

あのいつもの春菊が

こんなに幅広の葉に

立派に育つんだろう?」

 

とずいぶん考えたものです。

あるとき大葉春菊という名前の種を売っているのを見て、それまで育てていた春菊とは種類が違うことを知りました。

その年の秋には早速プランターに大葉春菊の種をまいて育てて、確かに幅広の春菊の葉が育つことを身をもって体験しました。

収穫した大葉春菊の幅広の葉は食卓でサラダにして楽しみました。

初めて大葉春菊の葉を食べたときは、マイルドでコクがあり、ちょっとした感動がありました。

関東でよく見る中葉春菊と大葉春菊では少し食感も違うのでレシピも色々使い分けて楽しみましょう。

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中葉春菊は茎の歯ごたえを楽しむ

中葉春菊は葉と柔らかい茎を食べる感じがありますが大葉春菊は茎があまり伸びないので葉を食べる感じです。

春菊の歯ごたえを楽しむようなレシピの場合は中葉春菊がオススメです。

レシピを工夫して食べれば大葉春菊、中葉春菊、それぞれの特徴やよさを生かすこともできて、より美味しく、しかも栄養をたっぷりとることができます。

春菊にはカロテンが豊富に含まれていますが、カルシウムやマグネシウムのほか鉄分も100g中に1.7mg含んでいますのでぜひ積極的に取りたい野菜です。

 

大葉春菊は葉の柔らかさを楽しむレシピで

大葉春菊の葉は幅広肉厚で、香りや苦味が中葉春菊に比べてマイルドです。

大葉春菊のおすすめレシピは生でサラダにするのが柔らかくて美味しいです。

小さなうちから間引き菜をサラダにプラスするとサラダにコクと風味が出ます。

もちろん大きく育ってからの葉も柔らかくさらに味が濃厚になり、パワーフードになります。

春菊の葉は大葉春菊も中葉春菊もとても柔らかくふわっとしていますが特に春菊のやわらかい食感を楽しむレシピの場合には大葉春菊を使うと肉厚幅広の葉の旨味が口の中に広がり抜群です。

どちらもそれぞれの春菊らしさがありますのでレシピで使い分けるといいですね。

タキイ種苗からは大葉春菊のサラダ用の品種「菊之助」の種が販売されています。

肉厚幅広のサラダ春菊、とても美味しそうなので近いうちに育ててみたいと思います。

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大葉春菊の人気レシピ①人気のおひたしのゆで方

料理は食べる人の好みに合わせて作るのが一番美味しいのでここで紹介するレシピは参考程度に、ご自身で好みの味にアレンジしてご自分のためのレシピ、見つけてくださいね。

春菊のおひたしは言わずと知れた人気レシピです。

まずは春菊はよく洗って軽く水を切ります。

鍋にたっぷりの湯を沸かして、塩をひとつまみ入れます。

春菊は切らずに、長いまま茎の方下半分を湯に入れて、30秒程度先に火を通します。

その後葉の部分まで湯に浸してこちらはさっと湯にくぐらせる程度で引き上げます。

春菊の葉はすぐに柔らかくなります。

ゆでるぎるとクタクタになってしまうのでなるべくさっとゆでましょう。

特に中葉春菊は茎の部分を先に火を通すようにします。

大葉春菊は中葉春菊に比べて茎が短くそのぶん葉が詰まっているので

最初から全体を湯にくぐらせ、さっと火を通します。

ゆでたら春菊を素早く水にくぐらせ粗熱をとった後、軽く絞って食べやすい大きさに切りそろえて器に盛ります。

おひたしを美味しく作るコツは、茹で上げた後の余分な水分の絞り方にあります。

しっかり絞ったほうがいい、と思いがちですが、あまりぎゅーっとカチカチに絞ってしまうと、野菜の成分を必要以上に搾り取ってしまいますし、せっかくの葉の柔らかさが台無しになってしまいます。

また固く絞りすぎると上からかける醤油やだし割醤油も春菊に染み込まず、表面を流れてお皿の底に直行です。

絞るというより程よく押さえて水気を切る感じ、といったら伝わるでしょうか。好みもあると思いますのでご自分にあった絞り具合を見つけてくださいね。

春菊のおひたしに限らず料理はどんなものでもシンプルなレシピほど、こういったちょっとしたところで出来上がりにはっきりと違いが現れます。

箸で取るときにほろっと崩れるくらいを目安にするのがオススメです。

鰹節をかけて醤油をまわしかけていただきます。

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大葉春菊の人気レシピ②簡単さっぱり胡麻和え

胡麻和え、といっても手間もかからず簡単に作れて、大葉春菊のコクのある葉の味わいを楽しむレシピです。

中葉春菊を使う場合は茎の香りのよさを楽しむことができます。

大葉春菊1束をおひたしの要領でさっとゆでて食べやすい長さに切ります。

ゆで方は軽めにして大葉春菊のフレッシュな食感と香りがあるほうが美味しいと思います。

ゆでて切った大葉春菊そばつゆを天つゆ程度の味に薄めたもの 1/2カップ、すりごま 大さじ1〜2をボウルでざっくり混ぜ合わせ器に盛り付けます。

練りゴマのような濃度のある胡麻和えではなく、だしつゆでさらっと煮びたしのような味付けで、すりごまをあえるあっさりした胡麻和えです。

すりごまも天つゆも市販のもので、簡単に作れる人気のさっぱりレシピです。

 

大葉春菊の人気レシピ③ふわっと柔らかな春菊の白和え

 

和食で青菜をいただくのにおひたし、胡麻和え、白和えは人気の定番レシピですよね。

お豆腐の白くて柔らかい食感の白和えには大葉春菊の葉のふわっとした柔らかさがよく合います。

大葉春菊の葉が幅広なので白和えのたれがよく絡み、大葉春菊のふくよかな食感と優しい白和えの味との相性もよく、大葉春菊の食べ方としてとてもおすすめのレシピです。

大葉春菊 1束

ゆずの皮 少々

豆腐1/2丁

酒粕 豆腐の半量

砂糖、お好みの味噌 各大さじ1

塩適量

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大葉春菊をおひたしの要領でさっとゆで、水気を切ります。

贅沢にするなら、茎の部分を外し、葉だけを一口大に切ります。

ボウルに春菊以外の材料を入れよく混ぜます。

酒粕が水分を吸うので豆腐は水切りしなくて大丈夫です。

味噌はあれば白味噌の方が色がきれいに仕上がります。

フードプロセッサーやバータイプのミキサーがあればそれを使うと和え衣が滑らかにできます。

 

大葉春菊を器に盛り付け、和え衣を乗せ、上にゆずの千切りを飾ります。

葉をほぐして和え衣と全体が均一になじむように混ぜ合わせてから器に盛りつけてもよいです。

白和えは時間が経つと水分が浮いてくるので出来上がりをすぐにいただきましょう。

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大葉春菊の人気レシピ④大葉春菊がすき焼きや鍋で人気の理由とは?

大葉春菊の旬は鍋料理が美味しいと感じる冬です。

同じくほうれん草や小松菜も冬が旬の葉野菜ですが、鍋料理で人気があるのは春菊です。

大葉春菊が鍋に人気なのには理由があります。

大葉春菊の葉、特に裏側にはわずかなうぶ毛があります。

生の葉を触った時に少しざらっとした感触があると思います。

このうぶ毛が鍋に大葉春菊を入れると美味しい秘密です。

鍋物には肉や魚が入っていますよね。

鍋で煮るとそういった素材の油分が鍋のだしの表面に浮き上がってきます。

そこに大葉春菊をさっとくぐらせると、表面に浮いてきた油分を大葉春菊のうぶ毛がよく絡め取ってくれるのです。

葉が幅広な大葉春菊は特に普通の春菊よりも鍋のだし汁とよく絡みます。

小松菜やほうれん草は表面にうぶ毛がないので、油分は大葉春菊ほどは絡みません。

鍋から引き上げた大葉春菊は表面が油分のコーティングでツヤツヤになっています。

肉や魚の素材の旨味をたっぷり絡め取った春菊は油との相性がいいのでとても美味しくいただけます。

表面の油分を大葉春菊で絡め取った鍋のだしはさっぱりとしますし、カロテンは油分と一緒にとることで吸収が高まりますので味、栄養共にとてもよい食べ合わせです。

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大葉春菊の人気レシピ⑤その他の料理法

大葉春菊にはまだまだ色々な人気レシピがあります。

山菜のように苦味のある野菜は天ぷらにするととても美味しくなるので、大葉春菊の天ぷらもぜひ試してほしいレシピです。

私は大葉春菊を収穫すると、毎年必ず天ぷらにしていただきます。

それから大葉春菊のサラダも超オススメのレシピです!

もともと春菊のサラダは人気がありますが、大葉春菊のサラダは格別です。

レタスなどと大葉春菊の葉を混ぜて器に盛り、ベーコンをカリカリに炒めたものを散らして醤油とごま油ベースのドレッシングでいただきます。

春菊は油との相性もよいので生でドレッシングと合わせるのも美味しいですし、天ぷらは本当におススメです。

お味噌汁や湯豆腐をするときの青味に春菊を添えるのもよい組み合わせです。

大葉春菊は丈夫で育てやすいので自分で簡単にプランターで栽培することができます。

タネをまいてしまえば、間引きで間隔を調整するだけです。

虫もつきにくい丈夫な葉菜ですのでベランダでのプランター栽培に向いています。

こちらのページの別記事で春菊の育て方も紹介しています。

より葉が柔らかくマイルドな味わいを楽しめるビニール掛けについても紹介しています。

 

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ご自分の地域で手に入りにくい品種を育てるのも手です。

とれたての大葉春菊の肉厚、幅広の葉はとても美味しいです!

ぜひ大葉春菊を使いこなして人気のレシピでその味の違いを味わってみてください。

 

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