三つ葉の室内鉢植え栽培と水耕栽培、プランター栽培での三つ葉栽培の方法とポイントを紹介します

 

三つ葉の室内鉢植え栽培と水耕栽培(水栽培)、プランター栽培の方法について紹介します。

三つ葉の栽培は水耕栽培でもプランターや鉢植えでの栽培でも、家庭で気軽にできます。

この記事ではその方法とポイントを紹介します。

三つ葉は半日陰の場所だとよく育ち柔らかい葉が収穫できますので室内での鉢植えや水耕栽培(水栽培)、ベランダでのプランター栽培の場合もあまり日当たりのよくない場所で育てることができます。

スペースがない方でも室内の窓辺などで三つ葉の水耕栽培でキッチンガーデンを楽しむことができますし、ベランダや庭で三つ葉を栽培する場合も、日当たりのよい場所は他の野菜の栽培にとっておくことができますので、ちょっとしたスペースでの三つ葉栽培はおすすめです。

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目次

三つ葉について

三つ葉はセリ科の植物で、水を好みます。

半日陰の水気の多い場所によく自生しています。

香りのよい日本料理になくてはならない香味野菜です。

おひたしや和え物、天ぷらなどにして野菜としてしっかり量を食べたり、お吸いものの香りづけに薬味として利用したりします。

そんなお馴染みの三つ葉ですが薬味として量を少しだけ使いたい場合には糸ミツバを1束買っても余ってしまい無駄にしてしまうことも。

三つ葉は柔らかくてあまり保存に向かない野菜なので、少しだけ使いたい時には自分で水耕栽培しているととても重宝します。

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三つ葉の水耕栽培の大事なポイント

 

三つ葉はセリ科の植物で、きれいな水が好きな植物です。

雑木林の中の水辺などに自生します。

自然の水辺は常に水の動きがあり新鮮な水が三つ葉の根を健康に保ちます。

それと同じような環境に近づけるため、三つ葉を水耕栽培するときはなるべく毎日水を変えてやりましょう。

三つ葉を元気に育てるために夏場はできれば1日2回、朝と晩の水換えができると万全です。

少なくとも1日1回は水を替えるようにします。

上の写真は根三つ葉の根を綺麗にしてからコップに入れて水挿しで育てているものです。

新しい葉が伸び始めています。

このまま水を変えながら明るい窓辺などに置いておくだけで少しずつ三つ葉を摘んで収穫できます。

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三つ葉の室内鉢植え栽培、プランター栽培の土について

三つ葉は日本の野や山にたくさん自生しています。

三つ葉が好むのは湿り気があって有機質に富んだ土、そして明るい日陰です。

林の中の沢の近く、じめじめしていてるけれど泥ではなく落ち葉が堆積したふかふかの土。

三つ葉が大好きな環境です。

鉢植えやプランターの土もこれに近づけられる様に腐葉土をしっかり入れて、保水力がある土を作り、元肥を混ぜ込み種をまきます。

プランターの置き場所は明るい日陰で、水を切らさない様にたっぷり水をやりながら栽培します。

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Tips:買ってきた根つきの三つ葉を長持ちさせるには

これは余談ですが、買ってきた根三つ葉を普通に利用する際に長持ちさせる一つの方法について紹介します。

根三つ葉は葉が柔らかく、そのまま冷蔵庫にしまっていてもすぐに痛んでしまいます。

かといって薬味程度の量だとすぐに全部を使い切らない、という場合に三つ葉を長持ちさせ無駄にしないための方法です。

根三つ葉は葉や茎が柔らかくてスーパーでも横に寝かせて売られていることがほとんどです。

同じように寝かせた状態での保存では冷蔵庫に入れていてもすぐに葉が傷んできます。

かといって三つ葉だけでは自立できないほど柔らかい。

そこで、空になった2リットルのペットボトルの細くなっている上部だけを切り取って、三つ葉を根ごと入れ、根の部分だけが浸るくらいの水を入れます。

1日1回水を替えながら明るい窓辺などに置いておくようにします。

ペットボトルが倒れにくいようにペットボトルの底には少しだけ、重しになる小石や細石を入れると安定します。

オススメは水を汚さないガラス製のものです。

小さな魚の飼育で使うような水槽用のガラスの細石やビー玉、おはじきなど。

こうしておくと三つ葉がとても長持ちします。

ペットボトルを利用するメリットは以下の通りです。

・ペットボトルに高さがあるので柔らかい三つ葉の茎が倒れることなく支えられる。

・三つ葉の葉がペットボトルに囲われることで程度に湿度が保たれ、自然に空気に慣れる。

・ペットボトルが透明なので、三つ葉の葉や茎、根の状態がよく見え、手入れしやすい。

・三つ葉がなくなったらペットボトルも処分すればよいので手間がかからない。

上の写真はそうやって少しずつ三つ葉を利用しながら、2〜3週間経って花が咲いてきたところです。

三つ葉は花が咲くと葉や茎が硬くなってくるので、これで終わりにしました。

伸びた根に囲まれてスポンジが見えなくなっていますが、スポンジはつけたままです。

三つ葉を単に利用するのではなく、もっと長く水耕栽培する場合はやはりスポンジを取り除くことをお勧めします。

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三つ葉は根も食べられる

 

三つ葉は根の部分も食べられます。

きんぴらの様に油炒めにしたり、葉や茎と一緒に天ぷらにすると美味しいです。

エビやイカのかき揚げに刻んだ三つ葉を入れると香りがよくてとても美味しいですよね。

セリ科の植物は血液をきれいにする様な効果があったり、特に根の部分には滋養があり強壮効果があると言われていますので、根三つ葉はおすすめです。

根三つ葉の葉茎の部分はさっと茹でて鶏のささみと辛子醤油和えにするととても美味しいです。

三つ葉は多年草ですので一度プランターや鉢に植えれば長く収穫できます。

上の写真のような小さな鉢でも味噌汁の香り付けくらいなら、十分な量を収穫できます。

病害虫もあまり気にしなくてよく育てやすい香味野菜ですので、ベランダガーデニングの定番として隅っこの日陰で気軽に栽培してみてはいかがでしょうか。

自分で育てたとれたての三つ葉の香りはとてもよいものです。

 

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