コールラビ栽培、コールラビとは?コールラビのレシピ、食べ方

コールラビ栽培について紹介します。

コールラビは少し珍しい野菜ですので実物を見たことがない方もいると思います。

この記事ではコールラビのレシピ、コールラビの食べ方と合わせてコールラビがどんな野菜なのかとコールラビの栽培方法を紹介します。

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目次

コールラビとは

コールラビとはキャベツやカブと同じアブラナ科の野菜です。

あまりお店で売られておらず比較的お目にかかることは珍しい野菜です。

キャベツのように葉が結球したりカブのように根が太るのではなく茎の部分が肥大する珍しい野菜です。

コールラビは栄養素としてはキャベツと同じような成分を含んでいて、生でスライスしてサラダや炒め物にしたり、茹でて食べても美味しいです。

ブロッコリーの茎をもう少し柔らかくしたような食感で、ほんのり甘みがあります。

 

紫のコールラビと緑色のコールラビ

同じアブラナ科のキャベツに紫キャベツと普通の緑色のキャベツがあるようにコールラビにも紫のコールラビと緑色のコールラビがあります。

紫のコールラビも緑色のコールラビも栽培方法は同じです。

実際に紫と緑のコールラビの苗を同じプランターに植えて同じように栽培しましたが育つスピードも、育った大きさもほぼ同じでした。

コールラビ栽培の方法については、ある時自治体主催の趣味の園芸講習会で習いました。

記事冒頭の紫と緑のコールラビの写真はその時にもらったコールラビの苗をプランターに植えて栽培したものです。

秋の植え付けだったので栽培は意外と簡単で、あまり手もかからず紫と緑のカラフルなコールラビが収穫できました。

コールラビはあまり流通していない手に入りにくい野菜ですが育て方も簡単なので、ここからはコールラビの栽培方法を紹介します。

コールラビは春まき栽培、秋まき栽培どちらでも育てられますが農薬を使わないで育てるにはやはり秋まき栽培の方が育てやすいです。

アブラナ科でキャベツによく似たコールラビは青虫やヨトウムシなどに狙われやすいです。

コールラビの栽培は種まきか、苗を買って育てることができます。

ただしコールラビは苗を育てて定植して、そこから2ヶ月くらいでの収穫になります。

栽培期間が比較的長く土の少ないプランター栽培の場合は肥料切れを起こしやくなりますので苗を買って育てた方がよいかもしれません。

初期の苗がしっかりしているほどその後の生育が安定してしっかり肥大します。

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コールラビのプランター栽培①プランターサイズ・用土・種まき・定植

 

 

コールラビ栽培に必要なプランターのサイズは65cmの標準サイズ。

このサイズのプランターで最大6株程度のコールラビ栽培ができます。

コールラビは日当たりを好みますが午前中3時間程度しか陽が当たらない場所でも十分に育ちました。

コールラビをプランター栽培する場合、新しく買った培養土を使うなら、そのままで大丈夫ですが、土を再利用する場合は2週間前には石灰を混ぜて土の酸度を調整しておきます。

植え付けの1週間前にはどちらの場合は土に元肥を施してよく混ぜておきます。

コールラビはアブラナ科の野菜ですがアブラナ科の野菜は連作を嫌います。

直前にアブラナ科の野菜を育てたプランター の土は使えませんので注意しましょう。

キャベツ、小松菜、ルッコラ、大根、カブ、菜花などがアブラナ科の野菜です。

コールラビをプランター栽培する場合、種をまいても育ちの悪い苗にあたってしまうとそれ以上どうしようもないので、種まきから育てる場合は小さなポットに種を数粒多めにまいて、間引きしながら育苗して育てます。

よく育ったコールラビの苗を選んでプランターに定植するようにしましょう。

本葉5〜6枚が定植の目安です。

コールラビがそこまで育つのに1ヶ月くらいはかかると思います。

コールラビを種から栽培する場合は8月〜9月初旬までには種まきするようにします。

気温が高い時のキャベツ類の育苗は遮光したり、涼し場所で育てる必要があるので、難しければ苗を買った方がいいでしょう。

苗を買う場合は9月中旬〜10月初めには定植しましょう。

しっかりしたコールラビの苗を定植すれば秋からの栽培はほぼ失敗がありません。

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コールラビのプランター栽培②今度は肥料について

 

コールラビは双葉が出て本葉がで始めた頃から週1回は液肥を水やりの代わりにあげましょう。

本葉2〜3枚で3本立ちに間引きます。

間引いた後にコールラビの株元ではなく周囲の土に少し固形肥料の追肥をします。

コールラビの種を直接プランターにまいた場合は本葉5〜6枚で一本立ちにしますので、この時にも追肥をします。

同じく本葉5〜6枚でコールラビをプランターに定植する際にはプランターの土に元肥を準備して施してあれば植え付け時の肥料は必要ありません。

 

コールラビのプランター栽培③コールラビの茎が太り始めたら水やりと下葉の葉かきに注意

 

 

定植から2週間くらいするとコールラビの茎が少しずつ太り始めます。

こうなったら軽く追肥をして水を切らさないようにしましょう。

コールラビが大きく育ってくると葉からの蒸散が盛んになりますので、プランターの土が乾燥するペースが早くなります。

これまでの水やりのペースでは間に合わなくなると思いますので注意が必要です。

水が切れるとコールラビの茎の太りが悪くなり、硬くなってしまうので注意深く見守って土の表面が乾いたらたっぷりと水をやりましょう。

また下から数枚の葉をかきとります。そうすることでコールラビの茎が肥大するのを促進します。

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コールラビのプランター栽培④コールラビの収穫のタイミング

 

コールラビの茎が6cm前後に肥大したら収穫します。

あまり大きくなるとコールラビが硬くなったり、肉質が粗くなってすが入ってしまいますので注意が必要です。

コールラビを適期に収穫したものは表皮も柔らかく食べられます。

もし皮が硬ければその部分の皮をむいて食べます。

コールラビの皮の部分には香りと旨味が詰まっていますので皮が柔らかいうちに収穫して丸ごとをいただきましょう。

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コールラビのプランター栽培⑤収穫したら葉を捨てないで!

収穫したコールラビは水分が抜けないようにまずは茎元で葉を切り落とします。

切り落としたコールラビの葉の部分は捨てずに炒め物や味噌汁の具に利用しましょう。

コールラビだけではなく、キャベツやブロッコリーもそうなのですが、キャベツ系統の野菜の外葉の柔らかい部分はビタミンやミネラルも豊富な栄養野菜として美味しく食べられます。

ケールのように野菜ジュースにすれば最高ですし、炒めたり煮込みスープにすればたっぷりの滋養がとれる野菜です。

火を通すことで青臭さが抜けて甘みと旨味がいっぱいに感じられます。

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コールラビのレシピ、食べ方のおすすめ①コールラビのさっぱりサラダ

コールラビは癖のない野菜です。

生でサラダも美味しいですし、火を通してあま味が引き立ったものもとても美味しいと思います。

コールラビを皮ごと千切りにしてコールラビの重量の1%ほどの塩で軽くしんなりさせます。

あまり塩を入れてしまうとせっかくのコールラビの栄養がみんな流れ出てしまいますのでほんのり塩味がついてそのまま絞らなくても食べられるくらい薄味にします。

1%の塩でもコールラビが十分にしんなり柔らかくなります。

コールラビだけの状態でレモンを絞って、オリーブオイルをまわしかけても美味しいですし、人参の千切りと合わせても色合いが美しく、両者の甘みで美味しいサラダになります。綺麗です。

コールラビをツナとマヨネーズであえて黒胡椒を利かせたものに、イタリアンパセリを刻んであえても香りよく美味しいサラダになります。

味にクセがなくほんのり甘味がありますのでどんなものにもよくあいます。

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コールラビのレシピ、食べ方のおすすめ②コールラビとベーコンの炒め物

コールラビ1個の茎のところは5mmほどのくし切りにします。

コールラビの葉の部分も一口大の大きさに切っておきます。

ベーコンの薄切り2〜3枚は5mm幅に切ります。

フライパンにオリーブオイルを小さじ1入れて弱火でベーコンを炒めます。

ベーコンから油が出てきたら一気に強火にして、コールラビの茎の部分を入れてさっと油が全体に回るように炒めます。

油が回ったところでコールラビの葉も加えて塩コショウで味を整えます。

器に盛ってから熱々のところにオリーブオイルを小さじ1/2〜1杯、まわしかけていただきます。

このレシピの一番のコツはコールラビに強火で短時間で火を通すこと。

シンプルですがとれたてのコールラビの味を堪能するのにとても美味しいレシピです。

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コールラビのレシピ、食べ方のおすすめ③コールラビと油揚げの味噌汁

コールラビはキャベツの仲間ですから、油揚げとお味噌汁にするととても美味しいです。

大きめのコールラビ1/2個で2人前くらいのお味噌汁になります。

出汁をとり、5mmのくし切りにしたコールラビを入れてコールラビが柔らかくなるまで火を通したらお好みの分量の味噌を溶かします。

味噌が十分に溶けたら、3〜5mm幅に切った油揚げ1/2枚を加えて沸騰直前で火を止めます。

油揚げは刻んだものをオーブントースターで軽く焦げ目をつけてから加えると、カリッとした食感も楽しめます。

味噌の塩味とコールラビのほんのりとした甘味がとてもよくあいます。

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コールラビのレシピ、食べ方のおすすめ④コールラビのきんぴら

コールラビは歯触りのよい野菜ですので、きんぴらにしても美味しいです。

歯触りを活かすためにゴボウより火にかける時間は短めに強火でさっと火を通します。

コールラビは2〜3mmの細切りにします。

短時間で仕上げるため調味料(醤油2、砂糖1、みりん1の割合、好みで加減してください)は合わせておく。

フライパンを熱してごま油を回し入れ、細切りにしたコールラビを入れて、ごま油を手早く行き渡らせたら、調味料も一気に入れます。

そのまま強火で入りあげて調味料の汁気がなくなるよう、一気に水分を飛ばして出来上がりです。

仕上げにごまや七味をふっても美味しいです。

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コールラビ栽培はプランターでもとっても簡単!

コールラビ栽培では茎を肥大させるので、プランターで栽培するのは難しいかな、と心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、栽培はとても簡単で定植後はあまり手もかからず、勝手にどんどん茎の部分がころっとしたきれいな球形になっていきます。

とても立派な球形のコールラビが標準サイズのプランターで収穫できますのでベランダガーデニングにおすすめです。

コールラビの紫と緑の品種を両方一緒に育てると、成長のスピードもほぼ一緒ですし、並んで大きくなっていく姿はとてもきれいですので観賞価値も高い野菜です。

 

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