にんにくの栽培、プランターでの育て方、栽培時期と肥料、連作はできる?

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にんにくの栽培はプランターでも簡単にでき、連作障害もあまり気にしなくてよいのでベランダガーデニングに向いている香味野菜です。

にんにくを栽培すると他の作物とのプランターのローテーションも効率よく組み合わせられます。

一かけのにんにくから1株のにんにくが育ちます。

とれたての新にんにくは初夏が旬でみずみずしく、スーパーで売られている保存のために干した後のにんにくとは一味違う季節の味です。

スペインではこの新にんにくの風味を生かしてトマトの冷たいスープ、ガスパチョを作ります。

にんにくは食卓になくてはならない香味野菜ですが栽培はあまり手もかかりませんので、ここではにんにくのプランターでの育て方を紹介します。

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にんにくの栽培の連作障害について

にんにくの栽培は連作障害の心配があまりありません。

翌年も同じ土で栽培することが可能です。

ただし、同じ作物を何年も同じ場所で栽培するとどうしても土壌の成分は偏ってきますので、堆肥や土壌改良材を土に混ぜてしっかり土の手入れは行いましょう。

また、できれば連作障害が出にくいにんにくであっても連作は2年までにして、3年目は別の野菜を育て、にんにくは別の場所で栽培することで土の負担を減らすようにします。

プランターの場合はプランターの土を入れ替えるか、にんにくを栽培するプランターを別のプランターにするようにします。

にんにくの栽培時期と栽培のメリット

種球の植え付けは9月〜10月に行います。

発芽して葉が2〜3枚出ているポット苗なら11月中旬までの植え付けでも間に合います。

その後冬越しして春を迎えると成長が旺盛になり、花芽が出たのち、5月6月に収穫を迎えます。

約8ヶ月、と栽培期間が長いですが、あまり世話がいらず手がかからない上に、花芽は摘み取ってにんにくの芽として楽しむこともできます。

春先にポットでトマトやなす、ピーマンなどナス科の果菜か、エンツァイやモロヘイヤなどの葉野菜、枝豆を育苗しておいて、にんにくの収穫後、プランターに石灰をまき、堆肥を追加して1〜2週間おいてから植えつければ効率よく一つのプランターを連作障害なく繰り返し利用することができます。

にんにくは連作障害の心配をしなくてもいい野菜なのでまた秋に土の手入れをしてにんにくを作ってもいいですし、他の秋冬の葉野菜を育ててもいいでしょう。

にんにくはもちろんネギ類はコンパニオンプランツとして他の植物の病害虫を抑える働きもありますので、ぜひプランター栽培のローテーションに加えておきたい野菜です。

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にんにくの栽培のプランター準備

にんにく栽培用のプランターは普通のサイズのにんにくなら65cm標準プランターがあればできます。

深さも20cm程度あれば大丈夫ですので、根茎を育てる野菜ですが思ったほど場所をとりません。

もし大玉にんにくを栽培して、しっかり玉を太らせたい場合は深型プランターを用意しましょう。

標準プランターでよく育ちますが、水はけが悪いと種が腐ってしまうので、プランターの底には鉢底石を敷いたり、水はけ用のスリット入りのプランターを使うとなおよいです。

にんにくの栽培の用土

にんにくは酸性度を好まないため、石灰でしっかり土壌の酸度を調整しておきます。

秋に植えて冬を越して翌年の5月か6月に収穫します。

栽培期間が長いので土には堆肥と元肥としての肥料をしっかり混ぜ込んで土を用意します。

赤玉6、堆肥4の割合の用土に元肥を肥料の袋に書かれている規定量加え、さらに根や球根を太らせるリン酸やカリを補う肥料である骨粉や草木灰を少し加えます。

ネギ類は窒素肥料が多すぎると葉に病気が出るので量を増やさなくて大丈夫です。

肥料をよく混ぜた土をプランターに入れたらたっぷり水をやって土全体に水分が行き渡るようにしておきます。

堆肥や元肥を多めに入れるため、2週間前には土の準備を終えておきましょう。

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にんにくの栽培、種球の植え付け

にんにくは種用の球根の鱗片を一個ずつにバラしたものを用土に植え付けます。

畑の場合は株間20cm、深さ10cm、標準プランターでの栽培の場合は株間最低10cmから、できれば15cmくらいにして、5cmの深さに植えます。

深さに関しては深型プランターで深さを取れる場合は畑と同様深さ10cmとります。

最初に必要な深さの穴を掘り、鱗片の芽が出る方を上にして土の中に置きます。

その上にふんわりと土を入れて穴を埋めます。

たっぷりと水をやって、以降は土の表面が乾いてきてから水をやります。

にんにくは過湿にすると鱗片が腐ってしまいますので水はけには注意しましょう。

にんにくの栽培の冬越し

にんにくの栽培では植え付けからだいたい1ヶ月後に芽が出てきます。

冬になると地上部の生育がほぼストップして変化が見られなくなりますが、それまでに葉が最低でも2〜3枚は育っている状態になるようにします。

成長が遅い場合は黒マルチを張って地温をあげるか、ビニール掛けして保温して成長を手助けしましょう。

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にんにくの栽培の追肥

追肥は収穫までに3回行います。

1回目は植え付けから1ヶ月後、発芽した後に行います。

もし12月に入ってからの時期になる場合は冬に向けての寒肥になり、にんにくはほぼ成長が止まりますので少し控え目にやります。

2回目は冬越しした後、2月中旬ごろ、3回目は成長が旺盛になる3月下旬から4月にかけて、固形の肥料を追肥します。

窒素、リン、酸カリが同じ割合で配合されているものか、リン酸、カリが多くなっているものを施肥します。

にんにくの栽培の花芽つみ

春になるとにんにくがとう立ちして花芽が上がってきます。

この花を咲かせてしまうと栄養を花に取られて球根が肥大しなくなったり、にんにくが成長をやめて枯れてしまうこともあるので、花芽は早くに摘み取ります。

写真のように葉よりもかなり大きくなっている花芽は育ちすぎですので、もっと早い段階で摘み取ります。

花芽はにんにくの芽として食べられますので、春の楽しみの一つになります。

早いうちに摘み取った花芽は柔らかく甘く、油炒めにすると美味しいです。

手入れというより収穫、と思うとにんにくの花芽を摘み取るのは楽しい作業です。

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にんにくの収穫

にんにくは5月ごろから徐々に下葉が黄色くなってきます。

これはにんにくが球根の肥大を終えて休眠期に入ったことを意味します。

地上部が8割がた枯れこんできてから収穫します。

にんにくの収穫はまっすぐに抜き取ればOKです。

にんにくの収穫は水やりをやめて2〜3日たって土が乾いた状態の時に行います。

土が湿っているとその後の保存状態に影響します。

収穫したにんにくは風通しのよい場所で2〜3日干して茎が乾燥してから根と茎を切って、軒下など直射日光の当たらない風通しのいい場所で、ネットに入れるか紐で縛って吊るして保存して、必要な分だけ使います。

とれたての新にんにくはとても美味しいので、乾燥して水分が抜ける前にホイル焼きにしたり、油で素揚げにして丸ごとホクホクのところを食べたり、スペイン料理で有名な冷たいスープ、ガスパチョを作ります。

にんにくの栽培用の種球の種類について

にんにくの種球はホームセンターなどで販売されています。

種用ですので食用としては利用しません。

逆にスーパーなどで売っている食用のにんにくは、芽が出ないように発芽抑制処理が施されていて、芽が出にくくなっています。

それでも冷蔵庫の中やキッチンで長く置いておくといつの間にか芽が出てきたりします。

こういった芽が出てきたにんにくは植えれば育てることができます。

ただ種用に作られたものではありませんので、立派な球根にまで育つ保証がありません。

芽が出てしまったキッチンのにんにくはプランターに植えて葉にんにくの利用を楽しむよといでしょう。

種用のにんにくでも食用のにんにくでも鱗片が大きければ大きいほど、大きく育ちます。

球根を収穫したい場合は特に、大きな鱗片の種球を使うことをお勧めします。

またにんにくには寒冷地向けの品種と、暖地向けの品種があります。

販売店などの場合はその土地で育ちやすいものを店頭に並べていると思いますが、ネットショップなどで入手する場合は、逆にいろんな選択肢の中から選ぶことができるので、自分の住んでいる地域に応じた品種を選んでください。

にんにくはあまり手間をかけずに栽培できますし、新にんにくは採れたての時期ならではの味です。

コンパニオンプランツとして他の植物にもよい影響がありますので、気軽に数株でも育ててみてはいかがでしょうか。