昨秋苗を購入したハイゴショウ。
ハイゴショウはタイではチャプルー、ベトナムではロロットと呼ばるハーブで葉にはコショウのような辛味があり、さまざまな料理にハーブとして使われます。
いい感じに育ってきたので、葉を収穫して食べてみました。
さてそのお味は?
目次
ハイゴショウはめちゃくちゃ育てやすい!
ハイゴショウを購入した時、半日陰で育てるらしい、という情報をみていたのですが、ここではもう場所がなく、室内の完全な日陰においていましたが、それでも全く問題なく育っています。
10月に苗を購入して以降、6号ポットに植え付けてほとんど日光が当たらない室内の窓辺においてほぼ放置。
時々水をやるだけしかしていませんでしたが、翌春、暖かくなり始めた頃からつやつやで綺麗な葉が出てきました。
日陰の方が葉が柔らかくて、生で食べるのには向いているかもしれないですね。
とにかくまったくと言っていいほど世話らしい世話をしていなくても育ってくれる上に、Balcofarmの日の当たる場所はすでに他の植物が所狭しと並んでいて隙間がないほどぎっしりなので、日陰でこれだけ元気に育ってくれる植物は大歓迎です。
ハイゴショウの葉を収穫
ほどよく育った葉を摘み取りました。
完全に展開して大きくなった葉の中でも比較的若め、柔らかめのものを選びました。
火を通す料理に使うのであればもっとしっかり成長し切った葉でもよさそうです。
コショウ科の植物は葉裏や茎にごく小さな水滴のようなものが見られるものがあります。
上の写真には透明な粒と黒い粒がびっしりついています。
この黒い粒は苗を購入した最初の頃、元気に育って欲しくて自家製の二価鉄液をスプレーしたからです。
通常であれば透明な粒のみがつきます。
このハイゴショウの株にもそれ以降二価鉄液はあげていないので、今は透明な粒が出ます。
ハイゴショウの葉を洗いました。
葉裏も水で洗うとつぶつぶはきれいに洗い流されます。
ハイゴショウは生でサラダやミアンカム(タイ料理のおやつみたいなもの)にして食べられたりするので、試しに1枚小さめの葉をそのまま食べてみました。
まず初めてかぐなんとも言えない香りがふわっと鼻に抜けていきます。
爽やかさと独特のスパイシーさがあり、何かの香りと似ている部分もありながら、それが何の香りなのかがわからず、ただ最初の爽やかな感じは個人的にハイゴショウはクセになりそうな予感です。
まだ数枚しか収穫していないので、まずはミアンカムもどきにして食べてみました。
ハイゴショウのミアンカムもどき
本場の方が見たら、違うよー、と怒られそうですが(汗)
ハイゴショウの葉にありあわせでカシューナッツ、マカデミアナッツ、レーズン、ドライクランベリーと生姜を刻んだものを乗せて、ほんの少しはちみつをたらして見ました。
ナッツのコクとハイゴショウの爽やかさ、ドライフルーツの甘さがいい感じにマッチしています。
本当のミアンカムは干しエビやココナッツ、ピーナツ、レモングラス、生姜、玉ねぎなどもっといろいろなものを甘辛いタレをかけて包むのだそうです。
ハイゴショウは加熱する料理にも使われます。
ひき肉にスパイスや薬味を混ぜ込んだものをハイゴショウの葉で一口サイズに包んで油で焼いたり、汁物、炒め物など様々な料理にハイゴショウが使われています。
また中国では生薬としてハイゴショウの葉や茎、根、果実の穂などを用いるようです。
葉っぱはキレイな緑色ですしなんだか健康にもよさそうです。
暖かい地域の植物ですので、モロヘイヤや空芯菜につぐ夏場の葉物野菜としての利用に期待が高まります。
スープや炒め物なども美味しそうなので、ハイゴショウがもう少し育ったら今度は加熱するメニューを試してみたいと思います。
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