冬に大根を育てるためによく使う大型のプランターがあるのですが、昨冬、大根栽培をした際に生理障害が出てしまったので連作障害を避けるため、今年はこのプランターでは大根栽培を避けて、にんにくを育てることにしました。
大根は連作を避けた方がよい野菜ですが、にんにくは連作障害をあまり気にしなくてよいので土の量が限られているプランターでも栽培しやすいです。
目次
にんにくの鱗片の薄皮を剥いて準備
にんにくの種球に使ったのはスーパーで買ってきた青森にんにく、冷涼な気候を好む種類なのでどこまで元気に育つかわかりませんが、球根を太らせるまでには至らなそうであれば、葉を食べることにすればよいので、割と手抜き栽培をすることに。
にんにくの鱗片はなるべく大きなものを選んで、傷つけないように薄皮を全てきれいに剥いて。
そのまますぐに土に植えても問題ないのですが、にんにくの植え付け時期としてはそろそろ遅めなので、鱗片をあらかじめ水につけて3日くらい置いて、発根が始まったものを土に植え付けました。
鱗片は水につけておくとすぐに発根して、発芽も始まります。
にんにくの鱗片を深さ5cmくらいに植える
株間10〜15cm程度でにんにくの鱗片を植えていきます。
せっかく発根した根を傷つけないように、そっと土の上に置いて、深さと位置が決まったら、上から土を被せます。
このプランターは何年も土を再利用しています。
数年前、土壌改良の一環で安いバーク堆肥を大量に入れたら、それがどうも水をしっかり吸水してくれず扱いにくくなってしまった時期があったのですが、バーク堆肥を投入してから3年目くらいからしっかり分解されてきたのか、いい感じにふかふかの土になり水分も全体に行き渡るようになってきました。
今回は夏に空芯菜を挿し芽栽培した後に、夏に作った生ごみ堆肥を投入して、しばらく放置していたところににんにくを植えました。
生ごみ堆肥はしっかり熟成すると腐葉土のようなとてもいい香りがします。
堆肥を作る時に米糠やえひめAIを入れているので、最初は甘い香りがして、それから時々土を混ぜて空気を入れながら発酵していくのをまっていると、今度は徐々に糠味噌のような乳酸発酵の香りがしたり。。。さらにその時期を過ぎると、次第に森の土、腐葉土の香りに変わっていきます。
街の中にいても湿った森の匂いを感じることができるのはちょっとした贅沢な体験です。
夏は気温が高いのであっという間に発酵が進んで、堆肥が出来上がるのでいいですね。
あとはにんにくの発芽を待つだけ
白丸で印をつけたところににんにくの鱗片が植っています。
二重線で印をつけたところにある小さな芽は、プランターを放置していたら秋になって勝手に発芽してきたトマト、多分ミニトマトの芽です。
栽培していたミニトマトの実生か、春先に種を巻いてみたけど発芽していなかった残りの種かもわかりませんが、夏は暑すぎてトマトをあまり収穫できなかったのでこのまま育ててみることに。
可能性があるのは、ホーム桃太郎、フルティカ、あとは栽培していたミニトマトの実生。
多分何かしら、2〜3個は収穫できるのではないかと思います。