大実ナツメ皇帝の栽培記録

2019年から育て始めた大実なつめ皇帝の栽培日記、記録です。

上の写真は接木2年生の苗が届いたときの状態です。

この記事は記録なので、文章よりも写真の情報が多くなります。

大実ナツメの育て方は別記事で書いていますので、文末にリンクを貼っておきます。

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目次

大実ナツメ皇帝 2019年、初めての結実

苗が届いて最初の年から結構実がなったのですが、落果も多くてこの年収穫できたのは3個くらいだったでしょうか。

初めて実った大実なつめの実はまだ小さくて、1つの節にそれぞれ1個だけの結実です。

 

大実ナツメ皇帝 2020年、2年目の結実

2年目になって実の数も多くなり、大きさも前年よりひとまわり以上大きな実がなりました。

味もより美味しくなっていました。

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大実ナツメ皇帝 2021年

年々大きくなるなつめの実。

その分可食部も多くなり、食べた時の満足感が増してきました。

見た目と持った感じの大きさに満足してしまって、重さを測らずに食べてしまいました。

 

大実ナツメ皇帝 2022年の開花、受粉対策もしっかり

この年、冬の間に植え替えをしました。

この大実なつめ、皇帝の木を育て始めてから初めての植え替えです。

ずっと8号スリット鉢で育てていて、植え替えは根鉢を崩して古い土と根を2/3位、思い切って落として鉢増しはせず、同じ鉢に土だけ新しい土を使って植え戻しました。

だいぶ根を削ったので今年は養生しようと思ったのですが、花がこれまでになくたくさん咲いたので受粉対策もバッチリしたら、9割がたの花に実がつきました。

ただし、この後6月に大風が吹いて、このタイミングで咲いた花についた実で、残ったのはたったの3個に。

とても残念。

 

ナツメの花は小さいです。

 

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大実ナツメ皇帝 2022年、一番花の収穫

わずかに残った3個の大実ナツメ。

写真を撮る前に1個食べてしまいました。

味見したらまだちょっと収穫には早かったです。

この年はこれで終わりと思っていましたが、この後二番花が一番花より大きく実りました。

以前小玉スイカを畑で育てていて、2個なっていたのをイタチかカラスに2つとも食べられてしまい、1つも収穫できなかった、と落胆したことがありました。

ガッカリしてつるを片付ける気力もなく、しばらくそのまま放置していたら、全くおんなじサイズ感のスイカが2個、またいつの間にかなっていて自然の力は偉大だなあ、と思ったことがありました。

なんとなく、いつの間にか二番花が咲いてしっかりと実がなっているのを見つけた時にその時のことを思い出ました。

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大実ナツメ皇帝 2022年、2度目の花の結実

最初の花がほとんど落ちてしまった後、2度目に咲いた花に6個ほど実がなりました。

2度目の花は全部摘花したつもりだったのですが、摘み残しがあったようです。

毎年、最初に花がわーっと咲いた後、しばらくしてからまたポツポツと2度目の花が咲きます。

最初の花ほどの数はないのですが、意外とその花にも実がなって10月ごろになってから熟します。

最初のナツメの実がほとんど落ちてしまったので、2度目の花の実をそのままならせておいたら、これまで育てている中で一番大きくて立派なナツメの実になりました。

今年5年生になった接木苗、徐々に木の力がついてきたのかもしれません。

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大実ナツメ皇帝 2022年、木の成長の比較

毎日見ているので、大して成長してないように思っていましたが、記事冒頭の写真と比べるとそれなりに成長して、しっかりしてきたのがわかります。

あまり木を大きくしたくなくて、ずっと8号鉢で育てていますが、2年後には10号鉢に鉢増ししようかと考えています。

鉢増ししないせいなのか、ナツメの木の成長はゆっくりでほとんんど枝を切ったことがありません。

もうちょっとたくましい新枝が出て欲しいところです。

数は少なくても毎年必ずナツメの実を収穫できていますし、年々実が大きくなってきたので水切れを起こさないためにも鉢増したほうがよさそうです。

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大実ナツメ皇帝 2022年、収穫までもう少しです

大実ナツメ、皇帝の実がだいぶ大きくなりました。

大きいものは、ピンポン球より大きくなっていて、明らかに一番花の時の実より大きいです。

この年のナツメの実はこれまでのような楕円というよりもピンポン玉のように丸っこい実がなっています。

うっすら黄色味を帯びてきているので、あと1〜2週間のうちに収穫になると思います。

わずかに赤褐色の部分が出てきたくらいで収穫してみようと思います。

 

大実ナツメ皇帝 2022年、色づいてきました

1つ前の写真から2週間後です。

大実ナツメ皇帝の実が色づいてきました。

ナツメの実が傷ついて褐変したような色に見えるのですが、毎年こんな感じに色づきます。

もう少し色づいた部分が増えてきたら収穫します。

今年は実が大きくてわかりやすいので、水分が抜け始める前のタイミングをよく観察してみようと思います。

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大実ナツメ皇帝 2022年、二番花の収穫

毎日触ってみて水分が抜けていないか確認していました。

写真は1つの実のへた側(左)と下側(右)です。

ナツメはこんなふうにまだらに色づいてきます。

1つ前の写真から4日後、わずかに下の色づいた部分の水分が抜け始めていたので収穫しました。

たて4cm、横4.7cm、重さ36g、おそらく今年の最大果です。

年々大きくなってきているので、鉢増しするのも楽しみです。

 

大実ナツメ皇帝 2022年、完熟の色

この年になった大実ナツメの実の最後の一個です。

シワシワになってもいいから完全に着色させようと樹上に残しています。

気温が下がっても水やりをしっかりしているせいでしょうか、この一個はまだ水分も抜けてないみたいです。

完熟させて冬に参鶏湯の干しナツメとして利用するか、やっぱり生食するか、迷います。

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大実ナツメ皇帝 2022年、完熟果のナツメの味

1つ上の写真から5日後、果皮の全面がしっかり色づいたので収穫しました。

やはりこれまでの比較のために生食でナツメの味を確かめました。

果肉に細かい空気の泡を感じるサクッと軽い食感になってきていますが、水分はまだちゃんとあり、そしてめちゃくちゃ甘い!

マダラに色づいた程度の時の果肉がしまったジューシーな感じも美味しいですが、このしっかり色づいた完熟ナツメ、とても美味しいです。

これは気温が下がっても完熟まではとにかくナツメの木にしっかり水やりすることで、果皮がピンとはって水分のある完熟ナツメを楽しめる、ということでしょうか。

今年はこのナツメの実が最後なので、来年はさらに色づき始めてからのナツメの実を注意深く観察してみます。

11月末、ナツメの葉が黄色くなり少しずつ落ち始め、水やりでたまった鉢皿の水もそのまま減らずに残るようになりました。

ナツメの木、2022年は休眠期に入ったようです。

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大実ナツメ皇帝 2023年、鉢増ししての結実

2022年を終えて休眠したナツメの木を8号鉢から10号鉢に植え替えました。

春先になかなか太い枝が伸びずナツメの木の成長がゆっくりなので、もう少し鉢を大きくして水切れがないように、実がしわしわに萎れることがないように、ということとナツメの木をもう少し充実させたいと思ってのことです。

鉢増し後はあまり丁寧に世話をすることができず、水やりと葉水だけは欠かさないようにするので手一杯だったのですが、だいたい例年と同じくらいの数のナツメの実がなっています。

8月の後半から実がどんどん太り始め、これまで見たこともないくらい一つひとつのナツメの実が大きくなってきています。

木が6年目になったことと、鉢増ししたことで、本来の力を発揮し始めているのかもしれません。

日本の従来種しか知らないと、もはやナツメとは思わないであろう巨大化になってきました。

育て始めたばかりの頃は50gくらいの実がなるなんて説明を見て、だいぶここでの実情と違うと思っていたのですが、年々少しずつ大きくなってきて、いよいよ2023年は本当にナツメの実が大きくなってきました。

2022年は秋になってもしっかり水をやっていたら1個だけ樹上に残した完熟ナツメもちゃんと水分がある状態で、しわしわになることなくとても美味しかったので、2023年は全部赤くなるまで完熟させてから収穫する予定です。

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大実ナツメ皇帝 2023年9月、大きなナツメの実が色づき始めました

この年は色づき始めがこれまでより1ヶ月以上早いです。

これまでは10月終わりか11月に色づく感じだったのですが、まだ9月の半ばにはっきりと色づき始めたのは初めてです。

もしかしたら最初の時期に咲いた花の結実だからかもしれません。

今年は色づき初めても水やりを続けて、水分を多く残した完熟果を楽しみたいと思います。

収穫したらサイズと重量、測ってみようと思います。

 

大実ナツメ皇帝 2023年9月末日の収穫

やっぱりこの年は完熟までが早かったです。

今年からは全部の実を全部赤くなってからの収穫です。

緑色の葉と赤い実のコントラストが綺麗です。

収穫したナツメの実。ミニチュアのりんごみたいに見えます。

6個なったうち5個を収穫しました。

残りの一個だけ、まだ色付いていないので収穫せずに樹上に置いています。

 

一番大きな実がピンポン玉よりずっと大きくなってました。

他の実がピンポン玉とほぼ同じくらいの感じでした。

これは全部生食でしゃりしゃり、あっという間に食べてしまいました。

干しナツメで参鶏湯を作るのは、残りの一個、まだ樹上に置いてある最後の1個で楽しめたらと思いますが、我慢できずに食べてしまうかもしれません。

鉢増しをしたおかげか、1本すぅっと上にまっすぐ伸びる枝が出てきたので、来年以降に実がなる枝として大切に育てます。

 

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