レモンの木につく虫の害虫駆除、虫除けは春にする!白い虫やレモンの葉っぱを食べる虫とその対策とは?

目次

レモンの木の白い虫対策⑤コナカイガラムシとコナジラミ、害虫駆除の対策時期は春

レモンの木につく白い虫、カイガラムシとコナジラミは春、幼虫が動き始める時期が一番駆除しやすいです。

浸透移行性の殺虫剤を4月に入ったら2〜3週間に1回〜3回程度散布しておくことで対策ができます。

何度か殺虫剤を散布することで1回目の時はまだ孵化していなかったカイガラムシやコナジラミを駆除することができます。

レモンの木に実がなる前にしっかり駆除しておけば、その後は薬剤をまかなくても大量に増えるようなことはありません。

レモンの木に吸収された成分もレモンの実が膨らみ始める頃には代謝されてしまうのであまり気にしなくてよいでしょう。

また、ダントツ水和剤のように収穫前日まで使える、と説明書に書かれている薬剤や、オーガニック栽培でもOKという植物由来の薬剤などいろいろありますから、そういったものを上手に取り入れると助けになると思います。

スポンサーリンク
 

レモンの木につく虫④アザミウマ

アザミウマはスリップスとも呼ばれる小さな害虫です。

ストロベリーミントの葉についていたアザミウマの写真を撮ってみました。

長さが1〜2mmで針のように細いので、見つけにくい黒っぽい虫です。

花や葉、果実から吸汁します。

レモンの木だけでなく、様々な植物をアザミウマは吸汁します。

被害を受けると、花や新芽が正常に育たなくなり、奇形になったり、開花せずに花が萎んでしまいます。

レモンの果実が被害に遭うと果皮に褐色のかさぶたのような傷ができます。

レモンの他、柑橘類によくみられるそうか病とも見た目は似ているでしょうか。

レモンの木の場合は成長も旺盛で花も次から次へとたくさん咲きますので、よほど大量発生しなければ致命的になることはないと思います。

それでももし、レモンの花の雌しべの間をチョロチョロしているのを見つけたら思いっきり息を吹きかけて吹き飛ばしたりするとよいかもしれません。

スポンサーリンク

レモンの木につく虫⑤ハダニ

ハダニはレモンの木以外にもさまざまな植物の葉裏につく厄介な害虫です。

レモンの木の葉裏について、ひどくなると葉の表面にも確認できるようになってきます。

ですのでレモンの木の葉裏にハダニを少しでも見つけたら早めに駆除する必要があります。

レモンの木にハダニを見つけたら、アーリーセーフやカダンセーフなどの食物由来成分でできた気門封鎖型の殺虫剤をたっぷりスプレーします。

最初のうちは間隔をあまり開けず2〜3日に1回、何度か繰り返してたっぷりスプレーして駆除します。

これは薬剤成分ではなく物理的にハダニの気門をふさいで呼吸できなくさせるものですので、薬剤抵抗性もなく、繰り返し支えて、農薬使用回数の制限もないので、比較的安心して使える殺虫剤です。

これでハダニを駆除できたら、そのあとはこまめに葉裏に水をスプレーして、再びハダニが繁殖しないように予防します。

散水ホースのミストを使うとかなり効果的です。

それでもまたハダニがついてしまった時には殺虫剤を使って駆除してから、葉水することを繰り返して、レモンの葉が傷まないように手入れすると、ハダニのダメージを受けにくく、レモンの木が元気に育ちます。

スポンサーリンク

レモンの木につく虫⑥冬の害虫対策

レモンの木は常緑で、冬の間も葉は落ちませんが気温が下がると成長は止まります。

冬の休眠期の間は、カイガラムシやコナジラミも活動が止まります。

レモンの木の枝についたカイガラムシやコナジラミは歯ブラシなどで丁寧にこすりとることもできますし、マシン油乳剤という薬剤で殻を被った成虫を駆除することもできます。

マシン油乳剤は機械油を散布することで殻を被ったカイガラムシの成虫を窒息させる薬剤で、冬の時期に限定して使います。

すでにカイガラムシがついてしまっているレモンの木は冬の間にしっかり成虫のカイガラムシの駆除をして、春先に浸透移行性の薬剤で、予防を兼ねてカイガラムシの幼虫の駆除をしておくとよいかもしれません。

スポンサーリンク

レモンの木の虫、対策はしっかりと

レモンの木、レモンの花

 

レモンの木の大敵の害虫、特に厄介な白い虫、コナカイガラムシとコナジラミについては薬剤を使って虫対策をすれば、アブラムシやアゲハチョウの幼虫も薬剤の効果で結果的に害虫駆除することができます。

人間も病気になればお医者さんにかかって薬を飲みます。

レモンの木は果実を口に入れるものだから有機栽培がいいとは思いますが、どうしてもの時はあまり無理をせず、必要な時には薬剤を使わないとせっかくのレモンの木を枯らしてしまったり、廃棄するしかない状態になってしまうこともあります。

新しいレモンの木の苗を買って育て直すのはそこからまた実がなるまで2〜3年必要になりますし、お金もかかりますよね。

ベニカシリーズで有機認定の殺虫剤があることを紹介しましたが、原料の除虫菊に含まれているピレスロイドは昆虫に効果はあっても動物には毒性がほとんどない安全で天然素材の殺虫成分です。

別の記事で除虫菊の育て方と手作りの除虫菊スプレーの作り方についても紹介していますので、こちらの記事の文末にもリンクを貼っておきます。

野菜と違ってレモンの木などの果樹は何年も大切に育てていくものですから、害虫の影響についてはしっかり考えていかなければよく年にも影響が出ます。

大切な植物に虫がついているのを見つけると本当に気持ちがトーンダウンしてしまいます(笑)

中でも特にカイガラムシは本当に植物の元気が無くなっていくのでしっかり駆除することをお勧めします。

春と秋にレモンの木につく虫の対策をして無事に乗り切ったら、いよいよ冬越しの時期です。

レモンは冬越しも重要なポイントですので以下の記事で、レモンの木の冬の手入れについて紹介しています。

また、レモンの木を育てているからこその楽しみ方についても記事をアップしました。

レモンの花のお茶、おすすめです!

レモンの木の冬越し、鉢植えレモンの冬越し手入れと育て方、室内栽培、春のレモンの剪定について
レモンの木の冬越し、鉢植えレモンの冬越し手入れと育て方、室内栽培や春のレモンの剪定について紹介します。 レモンの木は冬越しが大切なポイントです。 レモンの木は寒さに弱いので、冬越しを上手にできるとその後の樹勢もしっかりして育てやすいです。 ...
レモンの花の摘花と摘果、摘花後のレモンの花、摘果レモンを無駄にしないとっておきの楽しみ方
レモンの花の摘花と、摘み取った花を無駄にしないで楽しむ方法を紹介します。 レモンの木を育てていると、春に咲いたレモンの花が結実し他ものが晩秋から冬にかけてレモンの実となり収穫、楽しむことができます。 それ以外の時期にもレモンの花は1年の中で...
除虫菊(ピレスラム)の育て方、殺虫効果、除虫菊スプレー殺虫剤の作り方とは?
除虫菊、ピレスラムの育て方とその殺虫効果について、殺虫剤として使える除虫菊スプレーの作り方を紹介します。 除虫菊は別名ピレスラムと呼ばれるキク科の植物です。 キク科の植物は薬用の効果があるものが多いのですが、この除虫菊(ピレスラム)は名前の...
error: No Permission to Copy.
タイトルとURLをコピーしました